ロルフ・ドベリ
1 はじめに
1 よりよい人生を送るために必要な「思考の道具箱」
- よい人生を説明できる究極の定義など存在しない
- 複雑な世界を理解するには、色々な思考法のつまった「道具箱」が必要=私達の日々の暮らしにも思考法のつまった「道具箱」が必要
- 時代が変化しても、どれほど人間が進化しても、しっかりとした思考の道具や枠組みを持たないと、前には進めない
2 これがあれば、人生はきっと上向いていく
- よりよい人生を送るための様々な思考法=そういう枠組みを「人生のオペレーティングシステム」=「思考の道具箱」
- 「思考の道具箱」は、雑多な知識よりも、お金よりも、コネよりも、人生にとって大切
3 「思考の道具箱」を著者ロルフ・ドペリがまとめることにした→人生のコツ「52の思考法」
- 古代の伝統的な思考モデル
- 最新の心理学研究の結果
- ストア主義をはじめとする哲学
- バリュー投資家の思考
23 1考えるより、行動しよう 「思考の飽和点」に達する前に始める
23 文章がどんどん書けるようになるための秘訣
23 「文章を書くための秘訣」
- 何を書くかというアイデアは、「考えているとき」にではなく、「書いている最中」に浮かぶ
23 この法則は、人間が行うあらゆる領域の活動に当てはまる
- 行動しないとできない。
- なぜか→世界が不透明だから
- 行先きを完全に予測できる人はいない
24 「考える」だけではだめ、「行動」しなければならない
24 それ以上長く思い悩んでも1ミリも先にすすまない
24 MBA
25 「思考の飽和点」とは
- 思考が、これ以上長く思い悩んでも1ミリも先に進まないポイントに達している
- いくら考えても、もう新たなことに思いいたらないポイントのこと
25 時間とともに新たに得られる認識はどんどん小さくなり、すぐに思考は「飽和点」に達してしまう
- 行動を起こさなければ、新たな気づきは得られない
- 一旦、先を見通せる新しい場所にたどり着いてしまえば、懐中電灯を使った頭の中での熟考もまた力を発揮するようになる
26 考えるだけのほうがラク、行動するほうが難しい
26・・・ニュートンやアインシュタインやファインマンのように、思索だけで新しい発見ができた人たちはむしろ例外だ。・・・
26 ファインマン
27 世界を理解するステップ
- 見通しのきかない世界と実際にかかわる作業がつきもの。
27 直接、世界に身をさらすことが必要なのに、考えるだけで先に進めない。思考の飽和点をとっくに過ぎていても、つい考えすぎるのはなぜか
- 考える方が楽だから
27 率先して行動をおこすより、考えるだけの方が気楽なのはなぜ
- 実行するより思いを巡らしている方が心地いいから
- 考えているだけなら失敗するリスクはゼロだが、行動すれば失敗のリスクは確実にゼロより高くなるから
27 考えるだけの人は現実とかかわらないので、挫折する心配はない。一方、行動する人は挫折のリスクと無縁ではないが、その代わり経験を積むことができる
「望んでいたものを手にいれられなかった場合に、手にいれたれるものは経験である」
27 「何を描きたいかは、描きはじめないとわからない」 パブロ・ピカソ
- パブロ・ピカソは「新しいことに挑戦する勇気」がいかに大切かを理解していた
28 著者が一番つたえたいこと
- 人生において自分が何を求めているかを知るには、何かを始めてみるのが一番だ
28 心理学の「自己内観における錯覚」(第11章参照)という言葉
- 自分の思考をこころみるだけで、自分が実は何に向いているのか・何に最も幸せを感じるのか・自分の人生の目標・人生の意義までも徹底的に究明できるという「思い込み」を表す言葉
28 自分の思考を探って、最後にたどり着くものとは
- 気分の波・とりとめない感情・曖昧な思考だらけの混沌とした沼だけ→だから、重要な決断を迫られたときには、入念な検討はしてみても、考えるのは「思考の飽和点」までにしておこう(ビジネス・プライベート・キャリア・恋人との関係においてもこの法則は役立つ)
29 2なんでも柔軟に修正しよう 完璧な条件設定が存在しないわけ
29 飛行機が「予定ルート」を飛んでいる割合とは?