著者のオススメ本
- 3 週間続ければ一生が変わる―あなたを変える101の英知 ロビン シャーマ (著), Robin S. Sharma (原名), 北澤 和彦 (翻訳)
- 5 知性の磨きかた 林 望
- 9 荒巻の新世界史の見取り図 上 荒巻 豊志
- 23 世界一訪れたい日本のつくりかた デービッド・アトキンソン
- 27 仕事で必要な「本当のコミュニケーション能力」はどう身につければいいのか? 安達裕哉
- 35 ケンブリッジ式 経済学ユーザーズガイド: 経済学の95%はただの常識にすぎない ハジュン チャン (著), Ha‐Joon Chang (原名), 酒井 泰介 (翻訳)
- 41 危機の二十年――理想と現実 E.H.カー (著), 原 彬久 (翻訳)
- 42 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 新井 紀子
- 55 二〇世紀の歴史 木畑 洋一
- 57 LIFE SHIFT(ライフ・シフト) リンダ グラットン (著), アンドリュー スコット (著), 池村 千秋 (翻訳)
- 65 東大教養学部「考える力」の教室 宮澤 正憲
- 75 寝ながら学べる構造主義 内田 樹
- 93 自分を捨てる仕事術 石井 朋彦
- 95 日本につけるクスリ 竹中 平蔵 (著), 安部 敏樹 (著)
- 105 自分を知るための哲学入門 竹田 青嗣
- 123 伝え方が9割 佐々木 圭一
- 129 いつかリーダーになる君たちへ 安部 敏樹 (著), 坂口 菊恵 (監修)
- 133 なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。 家入 一真
- 137 ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか:質を高めるメカニズム 高松 平藏
- 151 脳の話 時実 利彦
- 159 落ちこぼれでもわかるミクロ経済学の本―初心者のための入門書の入門 木暮 太一
- 161 入門クラウドファンディング = GUIDE TO CROWDFUNDING 山本純子
- 185 臨床心理学 (New Liberal Arts Selection) 丹野 義彦 (著), 石垣 琢麿 (著), 毛利 伊吹 (著), 佐々木 淳 (著), 杉山 明子 (著)
- 203 日本の文化ナショナリズム 鈴木 貞美
- 211 過労自殺 第二版 川人 博
- 219 東大生が書いた 議論する力を鍛えるディスカッションノート: 「2ステージ、6ポジション」でつかむ「話し合い」の新発想! 吉田 雅裕 (著), 東大ケーススタディ研究会 (編集)
- 225 地域再生の失敗学 飯田 泰之 (著), 木下 斉 (著), 川崎 一泰 (著), 入山 章栄 (著), 林 直樹 (著), 熊谷 俊人 (著)
- 239 地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 増田 寛也
- 245 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ 苅谷 剛彦
- 250 一九八四年〔新訳版〕 ジョージ オーウェル (著), トマス ピンチョン (その他), 高橋 和久 (翻訳)
- 257 EDトーク 世界最高のプレゼン術 ジェレミー・ドノバン (著), 中西 真雄美 (翻訳)
204 ・・・東大生同士で盛り上がった話は「『源氏物語』で一番素晴らしいヒロインは誰か」という議論でした(ちなみに結論は「花散里(はなちるさと)」でした)。・・・
220 「松下幸之助の最強参謀が明かす成功法則」という本の内容以外の帯コメント
220 著者がいいなと思った帯コメント「必要なのはテクニックではなく人間力」
- 正統派リーダーの教科書 江口 克彦
著者がいいなと思った帯コメント「言語にとって愛とは何か?」
- 街場の文体論 内田樹
この大革命の時代に、未来をデザインするためにはどうすればいいか?
- 革命のファンファーレ 現代のお金と広告 西野亮廣
日本は成熟国家ではなく、まだ発展の余地にあふれている
- 新・所得倍増論 デービッド・アトキンソン
ベストセラー
- 241 新・観光立国論 デービッド アトキンソン
247 著者の友人からの選書で選んだ本
- マネー資本主義―暴走から崩壊への真相 NHKスペシャル取材班
251 古典作品で何が言われていたのかおさえておけば、そこを基礎にしてどんな本でも読み進められる。アップデートすれば今の時代でも十分通用する。
- 「マネージメント」 ドラッカー
- 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネージメント」を読んだら」 岩崎夏美 P・F・ドラッカー
- 「堕落論」 坂口安吾
- マックス・ウェーバー(経済学・社会学)
- フィリップ・アリエス(教育学)
259 著者が、1テーマ10冊で、「伝え方」をテーマにしてよんでいた本
- 「「読ませる」ための文章センスが身につく本」 奥野敬之
読まず嫌いチェックで、著者が選書した本(外国人著者×保守的)
- 「20歳のときに知っておきたかったこと」 ティナ・シーリグ
全くかぶらない「運命の1冊」
西岡壱誠(にしおかいっせい)
1 はじめに 偏差値35だった僕を変えてくれた「東大読書」
1 「自頭力」は「本の読み方」を変えるだけで鍛えられる
1 「自頭力」
- 「素の頭の良さ」
- 「自分で考える力」
2 「自頭」
- 本の読み方を変えるだけで鍛えられる
4 『知識を増やす』勉強ではなく、『考える力』を身につける必要。
4 受け身の読書から「能動的な読書」へ
4 著者は、「教科書や参考書の読み方」を変えた。
- 「本と徹底的に議論する」
- 能動的に、自分の頭で考えながら、「どうしてこういう風になるのだろうか?」「これは本当にそうなんだろうか?」と、本と会話する読書。
- 得た知識を使う力、つまり「自頭」も同時に鍛えられる。
5 東大生はみんな「能動的な読書」をしていた
7 本と、とことん議論する
7 「知識を自分のものにして、同時に自頭も身につける」具体的
- 「能動的」に・・・「なぜ?」「本当?」「この意見に対しどういう反論をするのか?」「自分ならどういう結論を出すのか?」など。
- とことん「対話・議論」する読み方。
9 本書で鍛えられる5つの力
- 「読書力」
- 「論理的思考力」
- 「要約力」
- 「客観的思考力」
- 「応用力」
PART1 自頭が良くなる「東大読書」の5ステップ
20 STEP1 仮説作り「読み込み力」が劇的に上がる 東大生は「読み始める前」に考える
20 1「読み始める前の準備」で、読書力は劇的に上がる!
20 本を読む前に、やることがある
- 読む前に一手間加えることで、読書の効果が何倍にもなる。
21 読めない原因の9割は「準備不足」
22 (例文)フェイシャル・エクスプレション
- facial expression
- 意味 表情
23 「準備」をすれば、いっきに簡単に読めるようになる。
- 「タイトルを呼んでいるかどうか」
- 「本のカバーや帯の言葉をきちんと読んでいるかどうか」
24 東大生は「読解力」があるわけではない
23 東大生は、「読解力」ではなく「ヒントを探す力」がある
- 長文の内容を問う問題が並んでいるので、まず問題文を読む
- 問題文より長文のないようが、おおよそ把握できるから
- 文章を読む前に、文章のリード文や文章のタイトルをチェックする
- 「文章の外のヒントを得る力」が理解度とスピードを左右する
26 「読書力」と「ヒント探し」の力を試す実験
- ミリしら読書実験
- 表紙もタイトルも見ないで、1冊本を選ぶ
- 本の真ん中あたりのページを適当に開く
- 開いたページの内容が理解できるかチェック
- 3で理解できなかったら、カバーや帯に書いてある文を読んだ上で、再度読んで内容が理解できるかチェックする
- 「その本を読むためのヒントが適切に得られるかどうか」という「4」の段階が重要
28 たった2つの「準備」で、難解な本も読めるようになる
28 本(森)を読むための情報の得方
- 「装丁読み」(ライト)・・・「装丁(カバーや帯)からヒントを得る」
- 「仮説作り」(地図)・・・自分が本から何を学ぶのかを目的をはっきりさせる
31 2装丁読みで「少ない情報から中身を推測」する
31 「装丁読み」とは何か?
- 多くの場合、「一を聞いて十を知る」は難しい
- 本のカバーや帯の載っている文言やタイトルのほとんどは、「一を聞いて十を知る」が可能
普通にやっているのでは
35 「装丁読み」の手順
- タイトルから、どういう情報が引き出せるか考える
- 引き出した情報を、付箋に1枚ずつ書いてみる・・・目標は3つ
- 帯の両面を読み、得られる情報を付箋1枚に書きだす
- 著者のプロフィールを読み、どういうバックグラウンドの人なのかを確認して、得られる情報を付箋に1枚書きだす
- 著者の別の出版本もチェックする
- 「1~4」で集めた情報は、読み進める途中で頻繁に見直す
- 情報は多いほどいい
- 情報が正しいかどうか疑問に思ったら、「?」と書いておく→本を読み進め正しければ「?」を消し、間違っていれば付箋を取り除く。
- 思いついたらすぐに付箋に書く
40 たった3つのコツで、表紙から超たくさんのヒントが得られる
- 「分ける」
- 「つなげる」
- 「深読みする」
40 1「分ける」
- タイトルを「分ける」・・・「新観光立国論」→「新」「観光」「立国」「論」
41 2「つなげる」
- タイトルとサブタイトルの言葉をつなげて、新しい情報を引き出す・・・「AI vs. 教科書が読めない子供たち」→「AI は教科書が読めるようになっているのに、最近の子供たちは教科書が読めないのではないか」
42 3「深読みする」
- 文言をネット検索して調べる
- 著者の活動をネット検索して調べる
- 目次を見る
44 付箋で書き残しておくことには、さまざまなメリットが!
- 付箋で残しておくと、頭に入りやすく、記憶に定着する
- 付箋で残しておくと、後から見直すことができる
- 一覧にしておく
47 3仮設作りで「本全体像」と「自分の現在地」を明確にする
47 「仮説作り」とは何か?
- 「装丁読み」が「部分的なヒント」を得る
- 「仮説作り」は「全体としての読解ヒント」=「文章全体の大きな流れ」を理解するのに役立つ
47 「仮説作り」は、完璧じゃなくても問題ない
- 「カバーや帯、目次を見た時点での、大雑把な地図」を作る
- 仮設が間違っていたら、「仮説を修正すれば対応できる」
- 進んでいる中で修正していけばいい
48 読者によって必要な「地図」は違う
- 同じほんでも読者により、「地図」の内容は違う
- 読者ひとりひとりの「スタート地点」も「ゴール地点」も違うから
- 「完璧でなくていいから、自分にあった自分だけの地図」を作る
50 4ステップで誰でも簡単に「仮説作り」ができる
- 具体的な「仮説作り」
50 付箋1「なぜ自分が本を読むのか」という「目標」を付箋に書く
- 書店でその本を選んだ理由
- どういう知識を得たかったから購入したのか
- これが、地図でいうところの「ゴール」になる。
50 表紙に書いてある「?」で終わる文言は「目的」にしやすい
51 付箋2目次を見ながら、1で設定した「目標」をどうやってその本で実現するのかという「道筋」を考え、目標の下にまとめる
51 付箋3自分が現在どの立場にいるのかという「現状」を考え、道筋を下にまとめる
- 「本を読む前の自分がどういう位置にいるのか」を書く・・・「全く知らない」とか、「関連本を読んだことがある」など
- これが、「スタート地点」になる。
52 付箋1~3
- 「ゴール地点」「目標までの筋道」「スタート地点」を仮説として設定する
- 一区切りごとに見直すと、「自分はこの目標のために、ここを読んでいる」という意識ができる
52 付箋4実際に読み進めてみて、仮説と違うところが出たらその都度修正せる
- 「目標」→「道筋」→「現状」で設定していく
- 仮説は読みながらどんどん修正していく。
54 「目標」設定から始めることで、遠くまで行ける!
- 目標から逆算する
- 目標を遠くに設定するため
55 本は「遠くに行くためのツール」だ
- その分野に詳しい著者が、読めば自分の近くまで来れると言っている
56 仮説作りで得たれるのは、マクロな視点
- 「装丁読み」→「ミクロな視点」・・・部分的読解
- 「仮説作り」→「マクロな視点」・・・本は全体として理解しないといけない
61 STEP2取材読みで「論理の流れ」がクリアに見える 東大生は「読者」ではなく「記者」になる
61 1「記者」になったつもりで読むと「記憶」も「理解」も深まる
61 ただ読むのではなく、「取材」しよう!
62 「本は読むな」とはどういうこと?
- 本の読解力を付けるため、「読者」ではなく「記者」になり取材する
63 「読める人」は「記者になったつもり」で読む
- 相槌
- 質問を考える
- メモをとる
これは、すでに実行している
64 多くの著者が用意している「ツッコミポイント」を利用する
- 文中の「え、それ本当?」とツッコミを入れられるようなことを書いている場所
- 本書の「本を読まないでほしい」というような一文など
65 まずは「記者の姿勢」になろう!
- 「読者」から「記者」の姿勢になるにはどうしたらいいか
66 東大生はみんな「姿勢」がいい
67 「記者の姿勢」とは?
- 寝てよむな
69 記者になることの「2つの効果」
- 感情という「色」がつく→理解しやすい
- 文章の流れが追いやすい→論理展開がおいやすくなる
74 2質問読みで「情報」を「知識」に変える
74 「質問読み」とは何か?
- 情報を鵜呑みにしない
- 自分の中で質問を考えて読解する
76 「情報」と「知識」は違う
- 自分が抱いた質問に対しての回答を出すというプリセスが必要
- その情報がどういう意味で、どういうデータに立脚した情報で、何の意味があるのか
- 「質問しよう」と思えば、「情報」ではなく「知識」が得られる
79 「質問読み」の方法
- 読み進めていく中で、「質問」になる部分を探してみる
- 「質問」が見つかったら、そのページに付箋をつける
- 「質問」の回答が出てきたら、さらにそこに付箋をはる
- 「これは重要だ」と思う質問をノートに写しておく
- 付箋の色を統一する・・・質問は「赤」、回答は「青」
- 質問、回答にアンダーライン
- 質問、回答の付箋に同じ番号をふる
81 「重要な質問」を考える3つの視点
- 著者が、最初に提示しているもの(最初の主張)
- 質問への回答が、複数ありそうな質問
- 議論が分かれていそうなものに対する質問→「良い悪い」の価値判断、強い主張、未来に関する主張は、「議論が分かれる主張」です
84 「質問読み」の効果とは?
- 1~3の質問は、「著者にとって」良い質問。
85 良い質問とは何か?
- 「突っ込んでほしい主張の穴をわざと作っておく」
- その場で疑問や質問に回答せず、わざと後に答える、引き込みテクニック。
- 著者の主張に、「良い質問」ができる読者こそ、「よい読者」
86 良い読者になると、論理展開を追いやすい
87 「良い質問」にこだわりすぎる必要はない
89 3追求読みで「自分で考える力」を鍛える
89 本の中には「疑わしいこと」がたくさんある
- 「質問読み」をより深く、鋭くした「上級者向けの質問読み」が、「追求読み」
- 「自分で考える力」を徹底的に鍛え上げる。
- 「疑わしいこと」に疑問を持ち、自分で調べるのが、「追求読み」
91 「質問」だけでなく「疑問」を持つ
- 「疑問」は本の中に答えはない
- 「質問」は明確に答えのある問いで、本の中に答えがある。(8割以上ある。)
92 自分で考える力を養うために必要なのは、「疑問」
95 「追求読み」の方法
- 1回読んだ本や章を選ぶ
- その本を、「本当にそうか?」と常に疑問を抱きつつよんでいく
- 読み進めていく中で、抱いた疑問が解消されるか、残り続けるかを身極める
- 本や章を読み終わるまで残り続けた疑問ノートを写し、調べてみる
PC→ノート→調べる
99 「追求読み」は、結局「深い知識」につながる
- 「質問読み」→得られる情報は多い
- 「追求読み」→考える力・意見を深める力は「追求読み」の方が鍛えられる
102 STEP3 整理読みで難しいことも「一言」で説明できる 東大生は立ち止まりながら読む
102 1整理読みとは何か?
102 本を読む上で、一番気を付けるべきこと
- 「わかった気になってしまうこと」
103 一言で言い表せなければ、わかってないのと同じ
- 「その本で著者が何を伝えたかったのか」を一言で言い表すことができなければ、「わかった気になっている」のと同じ=「要約できるかどうか」
- 「マクロなモノの見方」ができていない状態→「要するに何なのか」が理解できていない状態
- 「部分」ではだめ。
105 ・・・「一言で言い表すことができるかどうか」。これが、文章をわかっているかわかっていないかの分水嶺なんです。・・・
105 分水嶺
105 「短くまとめられる=ちゃんと理解している」ととらえる
- 普通→100文字
- 東大生→60文字
要約をノートにつけようか・・・
106 ・・・たとえば「ラティフンディアとは何かこたえなさい」というような・・・
106 ラティフンディア
107 わかった気になるのはなぜ?
- 「単純に本が長いから」
107 人間は、長く語られたほうが話を聞いた気分になる
- 「情報がたくさんある」→多くのことを知った気のなる=「わかった気」になる
108 整理できていない情報→知識ではさない
108 「整理読み」→「わかった気になっている」状態を脱して、情報を整理して一言で言い表せる状態にする読み方
109 本は「魚」である
- 読書を「森」として説明した(STEP1で)・・・読書は「真っ暗な森に入っていくようなもの」
- 本を書く側にとり、本とは「魚」
112 「本は魚」とはどういうことか?
- 図表5
- 骨・・・「主張」 スタート→ゴールまで
- 「主張」に様々な身がついている・・・「例や根拠説明」
112 あくまでも、著者が伝えたいのは「骨」であって、「身」ではない。
- 「身」の方が多くて美味しい文なので美味しく食べてると、「骨」を見失ってしまう
112 「骨」を発見しやすのが「頭」と「尻尾」
- 文章の最初と最後に、著者は「骨」をみせてくれる
115 整理読みとは何か?
115 整理する=骨と身の分離
- 例示や論書を整理して「身」を食べ、著者が本当に言いたいことである「骨」を綺麗に残す
115 「ちゃんと骨が残っているかどうか?」を確認するために必要なのが「要約」
- 「要するに何?」を短文で示せるか
- 著者が「本当に言いたいこと」が現れているのはどの分か?
116 整理テクニック1「要約読み」↑
- 以上のことをチェックしながら読むこと
116 整理テクニック「推測読み」
- 「次に何が来るか」も「推測」できるようになる
116 「自分の意見」は、「骨」と「身」を分離してから
- 「骨」をしっかり理解できるようになってはじめて、「自分の意見」をもてる=「著者の主旨」を理解して初めて自分の意見が作れる
118 2要約用身で「一言でシンプルに表現できる」ようになる
118 「要約」「推測」は訓練すれば誰にでもできる!
120 「要約読み」のやり方
- 文節・1章分を読み、その中から「要約的な一文」を探す
- その一文を踏まえて、ノートに30字以内で1節・1章「まとめ」を書いてみる
- 「まとめ」を踏まえて、章全体・本全体のまとめを140字以内で作ってみる
- 慣れたら、1節分は作らずに1章分だけで訓練をすすめ、1冊分のまとめをつくる
- 要約は、その本を読んだことのない人でも理解できるようにまとめるのがポイント
122 140字要約例文 佐々木圭一著『伝え方が9割』
122 佐々木圭一
124 「要約的な一文」の探し方
- 最初と最後の近くの文
- 「しかし」「でも」など否定の接続詞のの後の文(「実は」「本当は」の意外性を示す言葉の後にも)
- 「~なのではないでしょうか?」の文
- 「装丁読み」(STEP1のカバーや帯)で見つけた内容が書かれた文
小学受験でも、同じこと言われるよ・・・
128 「要約読み」の効果とは?
- 「情報の優先順位をつける」「情報を圧縮する」ために、そぎおとし個所を悩むのが「予約読み」の効能
- これからのネット社会で必要になるのは、「情報を取捨選択することができる」能力。「要約読み」で実践じた「要約力」で、自分の意見もまとめられるようになる=「話がわかりやすく伝えられる」
130 3推測読みで「次の展開」を予測できるようになる
130 実はみんな「推測読み」をやっている
132 推測読みのやり方
- 新しい節・章のを読む前に、今までの「要約読み」でまとめた要約文を見直す
- 次の節・章のタイトルを確認し、「次の節・章には何が書いているのか」を考えてノートにまとめてみる(文字数は気にしなくていい)(「装丁読み」で書いた付箋も参考にする)
- その章でも「要約読み」を行い、「推測読み」がどれくらいただしかたっか確認する
135 「推測」の4パターン
- 例示・・・前の節・章で抽象的なことを言った後で、例を示していくパターン
- 比較・・・1つの考え方・物事を紹介した後に、それと比較対象になる何かを提示する。「比較」が行われる場合、9割は「片方が著者が言いたいこと」。
- 追加・・・一番多いパターン。今まで紹介していなかった新しい考え方を読者に提示して、その後の文の流れを導くパターン。
- 抽象化・一般化・・・例をいくつかあげておいて、「実はこれらの例は・・・」と、抽象化・一般化した後の概念が、著者の一番いいたいこと。
140 4パターンで「著者がいいたいこと」を外さなくなる
- 「要約読み」・・・「要約して今まで読んだ文章をまとめる」
- 「推測読み」・・・「4パターンに当てはめつつ、次の文章を推測する」
- ↑上の2つを同時並行すれば、常に「整理」しながら読むことになる。
142 STEP4 検証読みで「多面的なモノの見方」を身につける 東大生は鞄に「2冊の本」を入れている
142 1本は「2冊同時」に読むことで効果が何倍にもなる
142 1冊ずつ読んではいけない
143 「検証読み」・・・1冊の本から多くのインプットが得られるのは、「同時並行で複数の本を読む」読み方。
143 「検証読み」の効能
- 「意見の偏り」を避けられる
- 「受け身の読書」を避けられる
146 実は無意識でやっている検証読み
- 辞書で調べるのも「検証読み」
- 「簡単な本を同時に読んでわかった」も「検証読み」
148 「検証読み」は、1つのことを多面的にとらえたり、その内容の理解を深めたりすることにつながる。
149 「検証読み」の効果は「科学的」にも理にかなっている
- 「1冊読んでから次の本」ではほとんどを忘れてしまう
- 「長期記憶」を作るには「検証読み」が最適・・・定期的に復習すれば忘れにくくなる
- ただ復習するより、別の角度や別の視点・別の文章で出てきた、「未知の情報」の中に「何度も見ている情報」があった方が、海馬は「重要な情報だ」と判断しやすい
150 「ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線」
- 人間は20分後には42%忘却
- 1時間後には54%
- 1日後には74%
- 1週間後には79%
150 ヘルマン・エビングハウス
154 「検証読み」は、考える力も同時に鍛えられる
154 「考える力が身に着く」とは
- 「客観的思考力」が必要・・・「本当にそうなのかな?」「別の視点はないのかな?」など、文章を「1つの視点」だけでなく「複数の視点」で見る
- ひいては、どんな情報を目の前にした時でも、自分なりに思考をめぐらすことができるようになる。
155 「検証読み」は本以外にも応用できる
158 2パラレル読みで「別の切り口から考える力」を身に着ける
158 「パラレル読み」とは
- 「パラレル読み」を実践すれば、本の「共通点」と「相違点」を見つける楽しさを味わえる
- 読んでいる本の内容を他の本と比べ、「検証」しながら読むことで、客観的で多面的な思考力も身に着く。
160 「パラレル読み」の手順
- 関係性のある2冊の本を選ぶ(同分野の本や切り口が似ている本)
- 選んだ2冊を、なるべく同じスピードで読み進めていく
- 2冊にはどんな共通点があって、どんな違いがあるのか考えてみる
- 思いついた共通点と相違点を、付箋に書いてはっていく。(付箋の色を共通点と相違点で分ける)・・・ポイント「相違点は必ずペアでかくこと」(同じ数字を振っておくといい)
- 読み終わった後に相違点の付箋を見直して、「どうして両者の主張が食い違っているのだろう?」「なんで意見が分かれているんだろう?」と一つ一つ「検証」していく。・・・自分の中で結論を出そうと考えてみる行為、それ自体に意味がある。→1つのことを多面的・客観的にとらえる力につながる。
164 どうやって「2冊」を選ぶのか
- 共通する部分が多い「似ている」2冊を選ぶ。(同じ分野の本)
- 「主張が似ている本」を選んではいけない・・・相違点を見つけにくいから。
167 「似ているんだけどちょっと違う本」の探し方
- ポジティブな目線で見る本とネガティブな目線で見る本・・・「賛成か反対か」「ポジティブかネガティブか」で違う2冊
- 「目線」が違う本・・・社会的な見方、経済的な見方、歴史的な見方、政治的な見方、科学的な見方など
- 人物・地域・出来事など、「着地点」が違う本・・・触れている内容は被っているが、「見ているもの」が違う本を選ぶ
- ミクロな視点から見る本とマクロな視点から見る本
- 読者ターゲットが違う本
- 著者の「立場」が違う本
- 図表8
171 同じ分野の本なのに、全然違う意見がある?
- 1つの情報、データでも「解釈」が異なる
- 「解釈違い」の原因を探るのがパラレル読みの醍醐味。
175 3クロス読みで「思考力」と「幅広い視点」を身に着ける
175 「クロス読み」とは
- 「意見と意見が交錯するポイント」を見つける読み方・・・「2つの意見がどう異なっているのか」「議論が分かれる点はどこなのか」を考え、理解するテクニック。
177 「クロス読み」の手順
- 複数の本を読んでいく中で、議論が分かれる点、「交錯ポイント」を探す
- 見つけた「交錯ポイント」を、別の本と参照して検証してみる・・・読んでいる途中でも「交錯ポイント」を見つけたらすぐ確認する
- 「交錯ポイント」をノートに書き、その交錯ポイントに対するさまざまな意見をまとめておく(箇条書きでよい)
- 図表9
179 「クロス読み」の劇的な効果
- 「意見が分かれるポイント」が理解できるうえに、「多面的な思考力」を鍛えることにつながる
- 「自分で交錯ポイントを探す」という課程が重要
181 「交錯ポイント」を探すコツは、なるべく狭い「点」を探すこと
- 「広い問題になることをなるべく避ける」・・・論点がずれる
183 まずは言葉の定義を「クロス」させよう
- 「言葉の定義が違う」から意見が対立していることが多い
- 「そもそもこの人はこの言葉をどうとらえているのか?」を「交錯ポイント」に設定して検証し、「一番根本的なところに立ち戻って考える」
186 「クロス読み」で、思考の幅をどんどんひろげよう
186「どんな本」「どんな文章」でも「クロス読み」と同じように「交錯ポイント」を探して設定する。
- 「どんな本」「どんな文章」・・・小説・漫画・ネット記事・他人のTwitterの発言など全部(映画・日常生活でも)
187 「自分と距離が近い」ほうが学びが多い・・・小説や漫画
188 「自分と距離が近い」ほうが「応用の機会」が多い
192 STEP5 議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける 東大生は「アウトプット」を重視する
192 1「読みっぱなし」は公か半減
192 本とは、「会話」しよう
193 本と「talk」しよう
- 「speak」・・・「一歩的な伝達」
- 「talk」・・・「相互の会話」
194 「talk」で情報を知識に変える
196 「アウトプット」ですべてが変わる
198 アウトプットとは何か
- 「インプット」・・・誰かからの意見や情報を受け取る
- 「アウトプット(返答)」・・・自らの意見をまとめる・考えを外に出す→「外に向かって何かを発信すること」
199 暗記
- 「インプット3割、アウトプット7割」・・・一番覚えられる
199 読書力の向上し、知識を自分のものにする
- 「インプット」・・・著者から情報を受け取る
- 「アウトプット」・・・こちらから著者に何かを投げる
- STEP1~4で紹介された「本の読み方」→「アウトプット」の仕方
200 「議論読み」とは?
- 「本を読んだ後の感想」を言葉にすることも「議論」
- 感想を言えば、理解が深まる
201 感想とは何か?
- 読んだ内容、鑑賞した内容を嚙み砕いて理解し、それに対して自分の感じたことを表明するというプロセスで、「感想」は生まれる。
- 作品という「インプット」嚙み砕いて→「アウトプット」感想
- 「インプット」→「アウトプット」という課程の中で、理解は深まる。
205 読み終わった後のアウトプット、「議論読み」のテクニックは3つ
- STEP1で作った仮説が本当に外れてなかったのかを確かめる「答え合わせ」
- STEP3よりももっとコンパクトな要約を行う「アウトプット要約」
- 今までのすべての読解を踏まえて自分の感想・意見をアウトプットする「自分なりの結論」
206 2 3種類の議論読みで「いつでも重い出せる」ようになる
206 自分の仮説の「答え合わせ」をしよう
207 「答え合わせ」とは何か?
- 「STEP1」の「仮説作り」(本を読む際に「スタート地点」「目標までの道筋」「ゴール地点」を設定する)・・・その「仮説」が正しかったかどうかを確認する
207 「答え合わせ」のやり方
- STEP1で作った「仮説」の中で、「道筋」が合っていたのかを確かめる
- 次に、「目標」が達成できたかを確かめる・・・加筆して「目標」と「筋道」を修正する。目標が達成されていない場合、「どこまでできたのか」を確認しておく。
- 「目標」が達成されてないから、次に何の本を読めば達成できるかを考える
- 「目標」が達成されていたら、次の「目標」を考える
211 同じ本を何度も読むときの注意点
- 一度目と二度目、二度目と三度目を「同じ目標で」読むのは意味がない
- 新しい目標を持って読んだ方が、得られるものが多いし、目標が違うからこそ見えてくるものがある(「新しい仮説」)→「新しい本を読む」感覚で読む
- 自分が気になる「目標」を建てて読む
213 次の本を読むときの注意点
- 「次はこの目標にしよう」「この目標が今の自分に合っている」というものを決定してから、それに合致する1冊を選んでみましょう
- 「答え合わせ」で次の目標を立ててから、次の本を選ぶ
215 「アウトプット要約」で1冊の内容をまとめよう
215 「アウトプット要約」とは「帯のコメント」
- 一言ないし1行でその本のことを言い表す言葉
- 「帯のコメント」を考えよう
- ピッタリとハマる「帯のコメント」をアウトプットするのは、きちんとその本のことを理解していないとできないから。
216 帯コメント作りが深い理解につながる2つの理由
- 帯コメントは読者との「初対面」だから・・・「誰が見てもわかることを心掛けた要約」
- 「ぎゅっとまとめなければいけないから」・・・一言で「これだ」といえるものが見つかった時、あなたの読書が完成する
- 中学生でもわかるように、ぎゅっとまとめてエッセンスだけを抜き出す、それが「アウトプット要約」=「帯のコメント作り」
218 「アウトプット要約」のやり方
- STEP1「仮説作り」やSTEP3「要約読み」を踏まえながら、「著者が本当に言いたかったこと」を考えてみる
- 1を踏まえて、その内容、全く本のことを知らない人に向けたメッセージとして30字以内で、1行ないしは一言のまとめを作る
222 「自分なりの結論」を出そう
- 「著者と議論する」読み方
223 「著者と議論する」とは
- 「感想」←「自分が著者の考えに同意できたのかどうか」という結論
224 議論は「自覚的」にしよう
- 意識的に「議論」することで「情報」を「知識」にできる
- STEP1で「仮説」を作り→STEP2で「質問」を考え→STEP3で相手の話を「整理」→STEP4で相手の話を「検証」→「議論」自分なりの結論
226「自分なりの結論」の出し方
- STEP4「クロス読み」で交錯ポイントをまとめる
- すべてのSTEPを踏まえて、その本の意見が正しいかどうかを判断する
231 PART2 東大流「読むべき本」の探し方
232 METHOD0「得るものが多い本」をどう探すのか
234 「今、自分に合った本」を選ぶのがベスト
235 METHOD1 売れている本・ベストセラーを選ぼう
236 1なぜ「ベストセラー」なのか
- 論点を理解する上で「何が主流な意見か」を知っておくことは大切
- 正しいかどうかではなく、多くの人達がどちらが正しいそうだと考えているかを知る
238 2ベストセラーは「毒」か「薬」のどちらだ
- ベストセラーとは、往々にして「議論を呼ぶ」本
240 3ベストセラーは「次の本」への道しるべ
- 「疑問」・・・「なぜ今、その本が売れているのか?」
- 「論点」を整理・・・他の本を読み
- 「検証」・・・自分なりの結論をだす
243 METHOD2 信頼できる人のコメンデーション
243 コメンデーション
244 1他の人に考えてもらう、とは?
- 選書を他人にまかせる
245 2知り合い以外に教えてもらう方法
- ネット・SNS
- 本の中で紹介されている本
249 METHOD3 時代を超えて読み継がれている古典
250 1時代を超えた価値がある
251 2「今の考え方」のベースになっている
- 古典作品で何が言われていたのかをおさえていけば、そこを基礎にしてどんな本でも読み進められる
- アップデートすれば今の時代でも十分通用する内容
253 「時代を超えて多くの人の支持を受けている作品」=「多くの人がいいと言う理由」
255 METHOD4 今年のマイテーマを決める
256 1「今年のテーマ」
- わかりやすく、具体的な方向性・指針になるような「テーマ」であれば何でもいい
258 210冊読める期間で区切ろう
- 10冊読んだら次のテーマ
261 METHOD5 「読まず嫌い」を避ける
- 「読まず嫌い」だと読書が偏る=知識が偏る
261 1知識は深い方がいい?広いほうがいい?
- 両方
- 「METHOD4の今年のマイテーマを決める」は知識を深くする読み方
- 「忌避(きひ)していた本を読んでみる」(読まず嫌い)→「広い知識」を得られる
264 2「読まず嫌いチェック表」の作り方
- 図表10
- 縦軸・横軸に「対立する本のテーマ」を書く
- その軸を参考にしながら、最近読んだ本がどこに入るかを考え、書き加えていく