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*本と映像の切れない関係
グリーンブック
関係者 ヴィゴ・モーテンセン (出演), マハーシャラ・アリ (出演), ピーター・ファレリー (監督)
1962年アメリカ
イタリア人系アメリカ人
ジム・クロウ法(ジム・クロウほう、英語: Jim Crow laws)
グリーンブック
- 黒人ドライバーのためのグリーン・ブック(こくじんドライバーのためのグリーン・ブック、The Negro Motorist Green Book または The Negro Traveler's Green Book)
- アメリカ合衆国が人種隔離政策時代の1930年代から1960年代に、自動車で旅行するアフリカ系アメリカ人を対象として発行されていた旅行ガイドブックである。書名は創刊者であるヴィクター・H・グリーンに由来し、「グリーンによる黒人ドライバーのためのガイドブック」というほどの意味になる。通常は単に Green Book と呼ばれた (以下本項では便宜的に『グリーン・ブック』とする)。
黒人ドライバーのためのグリーン・ブック The Negro Motorist Green Book |
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1940年版の表紙
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ヴィルトゥオーソ(virtuoso)
- 音楽演奏において格別な技巧や能力によって名人、達人の域に達した人物を指すイタリア語。イタリアでは哲学や建築等の、学術、技術に優れた者に対しても用いられた表現だが、16世紀頃から主に芸術分野で用いられるようになる。17世紀に音楽劇が発足して以降は優れた歌手の形容詞として用いられ、その後ヴァイオリン等の弦楽器の発達により、器楽の演奏者にも適用されるようになり、当時音楽文化の中心であったイタリアから諸外国にも広まった。英語ではイタリア語がそのまま用いられ、フランス語ではヴィルトゥオーゾ(virtuose)、ドイツ・オーストリア諸国では、ヴィルトゥース(virtuos)というラテン語由来の単語が定着していたため、演奏の名人に対してもそのまま使用された。ただしドイツ語の場合は演奏の名人はVirtuosと表記する、またフランス趣味のドイツの宮廷ではフランス語が使用されたため、ヴィルトゥオーゾ(Virtuose)がそのまま用いられ、その後両方が定着した。現代ドイツ語ではフランス語由来のvirtuose及びその変化形は、技術偏重を表現する反語的な言葉として用いられることも多い。その後、華やかな超絶技巧に結びつきやすい楽器(ピアノ、弦楽器、ドラム)を用いるクラシック音楽以外のジャンルでもなんらかの技能的能力を伴う「芸」に対する達人を上品に表現する用語として用いられるようになってきた。日本語ではほぼクラシック音楽の楽器演奏者に限定されて用いられる。
リトルリチャード
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リチャード・ウェイン・ペニマン(英語: Richard Wayne Penniman、1932年12月5日 - 2020年5月9日)
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リトル・リチャード(英語: Little Richard)の名で知られるアメリカ合衆国のミュージシャン、シンガーソングライター。ロックンロールの創始者の一人。
チャック・ベリーやファッツ・ドミノらと共に、ロックンロールの草分け的なミュージシャンとして知られている。リトル・リチャードに影響を受けたとされるミュージシャンには、ポール・マッカートニー、プリンスらがいる。ちなみにポール・マッカートニーはヴォーカル・スタイルにおいて強い影響を受けている。またリトル・リチャードのスタイルに多大な影響を与えたミュージシャンにエスケリータが居る。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第12位。
チャビー・チェッカー(Chubby Checker、1941年10月3日 - )
- アメリカ合衆国の歌手。1960年9月と1962年1月に1位を記録した『ザ・ツイスト(ツイスト No.1)』の大ヒットによる世界的なツイストブームの立役者として知られる。1960年代前半を中心に活躍し、全米TOP40に21曲がランクインした。1961年の『レッツ・ツイスト・アゲイン』でグラミー賞ベスト・ロックンロール・レコーディング受賞。
- アレサ・ルイーズ・フランクリン(英語: Aretha Louise Franklin、1942年3月25日 - 2018年8月16日)
- アメリカ合衆国出身の女性シンガーソングライター、ピアニスト。
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ソウル・ミュージック歌手の中でも、サム・クックと共に一際ゴスペル・フィーリングの強い歌唱を持ち味としており、その圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”あるいは“レディ・ソウル”の異名を持つ。
1960年代後半の作品群が特に有名で、オーティス・レディングと共にサザン・ソウルの隆盛に寄与した。
1987年、女性アーティストとして初めて『ロックの殿堂』入りを果たした。
1999年、タイム誌の「20世紀を代表する100人」に選ばれている。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第1位に選ばれている。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第9位に選ばれている。
「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第2位。
ケンタッキー・フライド・チキン
ドン・シャーリー
- ドン・シャーリーとのステージネームで知られたドナルド・ウォルブリッジ・シャーリー(英: Donald Walbridge Shirley、1927年1月29日 - 2013年4月6日)
- アメリカ合衆国のクラシック音楽・ジャズピアニスト、また作曲家である。「ドクター・シャーリー」との名でも知られた。彼は1950年代から1960年代にかけてケイデンス・レコードで多くのアルバムを収録したが、その内容はクラシック音楽の影響を受けた実験的なジャズであった。また作曲家としても活動し、オルガン交響曲、ピアノ協奏曲、チェロ協奏曲1曲、3曲の弦楽四重奏、一幕のオペラ1作、その他オルガン・ピアノ・ヴァイオリン曲などを作曲した。またジェイムズ・ジョイスの小説『フィネガンズ・ウェイク』を基にした交響詩、『地獄のオルフェ』を土台とした一連の「変奏曲」"Variations" も作曲している。
- シャーリーはフロリダ州ペンサコーラで生まれ、小さい頃にはクラシック・ピアノの有望株と謳われた。伝統的なクラシック音楽を弾いていた初期のキャリアはあまり注目されていなかったが、後に様々な時代の音楽を混ぜ合わせることで成功を手にした。1960年代の間、シャーリーは熱心にコンサートツアーを行ったが、行き先にはディープサウスも含まれていた。この時、シャーリーはニューヨーク在住だった用心棒 (nightclub bouncer) トニー・"リップ"・ヴァレロンガを雇って随行させた。このふたりの旅路は、2018年に『グリーンブック』として映画化された。作品は第91回アカデミー賞でアカデミー作品賞を獲得したほか、シャーリー役のマハーシャラ・アリへアカデミー助演男優賞が贈られた。スタインウェイでしか演奏しないというポリシーをもっていた。
トニー・リップ
- フランク・アンソニー・ヴァレロンガ・Sr(Frank Anthony Vallelonga Sr., 1930年7月30日 - 2013年1月4日)は、トニー・リップ(Tony Lip)という通称で知られていたアメリカ合衆国の俳優、作家である。
- HBOのテレビドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』で犯罪王カーマイン・ルパータッチを演じたことで知られる。この他にも映画『フェイク』ではボナンノ一家のフィリップ・ギアコン、『グッドフェローズ』ではルッケーゼ一家のフランチェスコ・マンゾなど実在の犯罪者を演じている。リップは勤め先のニューヨークのナイトクラブのコパカバーナでフランシス・フォード・コッポラとルイス・ディジャイモと出会い、『ゴッドファーザー』での映画デビューに繋がった。また『Shut Up and Eat!』(2005年)という本を共同執筆している。
- 1960年代初頭にはアフリカ系アメリカ人のクラシックピアニストのドン・シャーリーの運転手兼ボディガードを務めており、その物語は2018年に『グリーンブック』で映画化された。
- ペンシルベニア州ビーバーフォールズでイタリア系の両親のもとに生まれる。幼少期に一家でニューヨーク市ブロンクス区の215丁目に移住し、ジョン・ゴッティの近所で暮らした。子供の頃から口が達者だった彼は「リップ」という渾名をつけられた。