7ー38
8-2
7 アルフレッド・テニソンの詩「・・・春となれば溌剌たるアイリスが艶麗(えんれい)たる小鳩の上にきらめく・・・」
- 「ロックスレイ・ホール」
13 「・・・わが王国の半分だって譲るよ。・・・・」
37 ・・・ぼくはシャーロック・ホームズでもなんでもないが・・・
- 『シャーロック・ホーム』 コナン・ドイル
38 ・・・ビンセンテ・ブラスコ、だったかな、名前は。陽気なスペイン貴族が闘牛にご出陣、ってわけだ。」・・・
41 ・・・「監獄の影、伸びゆく少年の上に迫りて。」・・・
- 「霊魂不滅の頌(しょう)」 ワーズワース
47 ・・・「私の財布を奪っても奪われるのは塵芥(ちりあくた)でしかない。私のものであり、彼のものであり、千の主人に仕えてきた奴隷なのだ。しかし私の名誉を汚す者は、自らも富むことなく、私を貧困にする。・・・
- 『オセロ』3幕3場のイアーゴの科白(かはく) シェイクスピア
62 ・・・「雲なき夜の星空の美のごとく彼(か)の女の姿に、そしてそのまざなしにやどるのだ・・・
78 ・・・彼女は僕にラスキンを読んできかせてくれるのだ。
- ラスキン 19世紀英国の評論家・社会思想家・美術史家
86 ・・・彼(か)の人、来(きた)らず・・・
- 「マリアナ」 テニソン
- 乙女が来ぬ人を待ち焦がれる詠嘆
116 ・・・理性の饗宴、交歓のひととき を邪魔して悪いんだが・・・
147 セント・ジェームス・ストリートに関係する文化
- Old Possum's Book of Practical Cats (1939) オールド・ポッサムの実用猫の本 T・S・エリオット←1981年のミュージカル『キャッツ』の原作
- 2017年の映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』で、キングスマン・シークレット・サービスの架空の本部の新しい場所
173 ・・・スマイルズの『自助論』の中の話のように聞こえた。
- 『自助論』 スマイルズ
- 19世紀英国の著述家
176 ・・・クロードとユースタスは目と目を見交わした。詩に出てくる男たちみたうに、盛んな憶測で。
- 「初めてチャップマン訳ホーマーをのぞきみて」 キーツ
244 ・・・「われ海に出でし折には、砂洲(さす)に嘆きの声あらざんことを・・・
- テニソン最晩年の詩
- 「砂洲を超えて」 テニソン
250 ・・・ポトマック河一帯は二十四時間異常なしだった。
297 あとがきにて
300 1980年創土出版
- スミスにおまかせ (1982年) - P.G.ウッドハウス (著), 古賀 正義 (翻訳)
- ゴルきちの心情 (1983年)
- 裁かれる裁判所 (1970年) - ジェローム・フランク (著), 古賀 正義 (翻訳)
5 1ジーブス、小脳を稼働させる
5 朝
5 僕 バーティー(バートラム)・ウースター
5 ジーブス
- 執事
- 家の家事全般をまかせている 優秀
6 「バルカンで少々軋轢がございますが・・・
- 新聞記事
バルカン戦争前?
6 ビンゴ(リチャード)・リトル
- 僕の学生時代(オックスフォード)からの友人
- 老モティマー・リトル(脚すっきりしなやかリトルの湿布薬)の甥
- 伯父から潤沢な小遣いをもらってロンドンで暮らしている
- 僕をバーティーと呼ぶ
7 潑剌(ハツラツ)
7 潑
7 「・・・春となれば溌剌たるアイリスが艶麗(えんれい)たる小鳩の上にきらめく・・・
- テニソンの詩 「ロックスレイ・ホール」参照
7 艶麗(えんれい)
7 テニソン
8 ハイドパーク
8 4月終わりから5月のはじめ
8 ・・・サーペンタイン池の脇の椅子に並んで座った。
サーペンタイン池
9 メイベル・バージェス
9 ・・・リッツの50メートルほど東に、ロンドン中どこにでもあるようなしみったれた紅茶とパンの店・・・
リッツ
12 キャンバーウェルの会費制ダンス
キャンバーウェルの場所 ?
キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツならみつけた
12 忘我の境地
忘我(ぼうが)
14 老モティマー・リトル
14 ジェーン・ワトソン嬢
- ジーブスの彼女
- 老モティマー・リトルのコックをしている
- 婚約者
17 ロージー・M・バンクス
- ロージー・M・バンクスのモデルのロマンス作家
- リチャード・アスボーンにあてた手紙
19 2ビンゴが為にウエディングベルは鳴らず
19 3日後
19 一瀉千里 いっしゃせんり
19 【🍴】ビンゴはこれらを皆、シェリー酒で泡立てた卵を食べながらしゃがれた声で僕に話して聞かせた。・・・
19 【🍴】・・・奴の話によると、老リトルのコックの手にかかる晩餐は、食べていない人にはわからないくらい素晴らしいものだという。クリア・スープについて語るとき、この男の目には涙すら浮かんでいた。
23 アガサ・グレッソン伯母さん
- バーティー・ウースターの伯母さん
25 ・・・1917年の冬に、・・・あの頃は何度か空襲がありました・・・
- 1917年 はじめての具体的な年数
28 老ビンゴのジェーン・ワトソン嬢への求婚
- 今朝求婚を受け入れられた
29 キャンバーウェルの会費制ダンスで強くひかれた若い娘
- ジーブスの新しい恋人
- 若いリトルが見初めたのと同じ女性=メイベル
31 3アガサ伯母、胸のうちを語る
31 シーロス
- 店
32 アガサ・グレッソン伯母さんは今パリ
- ローヴィル・シュル・メールで合流しろという手紙
- ローヴィルってどこだろう
ヴィル・シュル・メール
34 ローヴィル フランス
ホテル スプランディド
35 アライン・ヘミングウェイ嬢
37 ブレンキンソップ参事会員
37 紫のカマーバンド
38 ビンセンテ・ブラスコ
41 4真珠の涙
41 ワーズワースの詩「霊魂不滅の頌(しょう)」
頌
44 マスグレーヴ大佐
47 ・・・「私の財布を奪っても奪われるのは塵芥(ちりあくた)でしかない。私のものであり、彼のものであり、千の主人に仕えてきた奴隷なのだ。しかし私の名誉を汚す者は、自らも富むことなく、私を貧困にする。・・・
- 『オセロ』3幕3場のイアーゴの科白(かはく) シェイクスピア
科白(かはく)
48 フレデリック・ラネラフ卿
48 ソーピー・シド
52 ・・・お黙り!黙りなさい!」特務曹長やサンズ・オブ・ディーで放送中の家畜を呼び戻す人たちが使うような声で伯母は叫んだ。
サンズ・オブ・ディー
- The Sands of Deeのことか?サイレント映画なので違うかもしれない。
特務曹長?
58 5ウースター一族の誇り傷つく
60 ハンプシャー ディタレッジ
- ビンゴが田舎暮らししている場所
- ビンゴは田舎嫌い
- グロソップ家の子供の家庭教師をしている
- ビンゴはオノリア・グロソップに恋してる
60 グロソップ家
- バーティー(バートラム)・ウースターの知人
61 オノリア・グロソップ
- グロソップ家の女の子
- ケンブリッジのガートン・コレッジにいった
- バーディーにとって、毒薬の壺みたいな女の子
- きわめて大柄、頭のいい、精力的でダイナミックな、近頃の娘にありがちなタイプ
- スポーツ万能 ボクシング
- サー・ロデリック・グロソップの娘
- アガサ・グレッソン伯母がのちにバーディーに結婚相手としてすすめる
- バーディーをディタレッジ・ホールに招待してくれている
61 ガートン・コレッジ
61 フレッド・トンプソン
61 マクガーリー
62 オズワルド・グロソップ
- グロソップ家の子供
- ビンゴが家庭教師している
64 「あの娘はお前の人格を陶冶(とうや)してくれるよ」
66 ディタレッジへ
66 オノリア・グロソップの母親
- オノリア・グロソップは近所のブレイスウエイトという家の泊りに行っている
- 明日、ブレイスウエイト家の娘を連れて帰ってくる
- オズワルドの母親
70 6英雄の報酬
70 橋頭堡 きょうとうほ
71 ブレイスウエイト家の娘
- 背が高く青い目をした金髪の娘
- バーディーは気に入った オノリア・グロソップとは正反対だから
- ダフネ・ブレイウエスト
- ビンゴが次に一目惚れした娘
78 ・・・彼女は僕にラスキンを読んできかせてくれるのだ。
- ラスキン 19世紀英国の評論家・社会思想家・美術史家
79 7クロードとユースタス登場
79 スペンサー
- アガサ・グレッソン伯母さんの執事
79 オノリア・グロソップと婚約して2週間
81 サー・ロデリック・グロソップ
- オノリア・グロソップの父親
- 娘とバーディーの婚約に反対・・・オズワルドを湖に落とした件で精神を病んでいると思われている
- 聞こえがいいので神経の専門家と呼ばれているが、実は精神病院の玄関番みたいなもの
- 西ロンドン反ギャンブル連盟の会長
- 消化器系が悪いのでシンプルな食事
- 猫嫌い
83 ヘンリー伯父さん
- バーディーの亡くなった伯父さん
- ウースター一族の汚点
- ある種のホームで、兎たちに囲まれて終えた
- サー・ロデリック・グロソップはこのことを調べさせて知った
83 クロードとユースタス
- 双子
- 僕(バーディー)が卒業する夏学期から同じ大学(オックスフォード)に通っていた
- 「シーカーズ(探究者)」という大学の権威のあるクラブのメンバーの選出されたと手紙がエミリーのところに届いた(そんなクラブがあったか、バーディーは思い出せない)
- エミリー叔母さんの子、バーディーの従兄弟
85 レインズビー卿
- クロードとユースタスの友人
- ピンク色の顔、金髪
- 二人にドッグ・フェイスと呼ばれている
88 8サー・ロデリック昼食に招待される
88 バーディーのの住所
- ロンドンのバークレー街、クリックトン・マンション6A号室のフラットに住んでいる
90 プラクティカル・ジョーク
practical joke
99 婚約解消
101 9招待状
101 アメリカについて3週間ほど
- ニューヨーク
101 シリル・バジントン=バジントン
- アガサ・グレッソン伯母さんの紹介状を持ってきている男
- やせて背が高く、薄茶色の毛がたくさんとぎょろぎょろした薄い青い目
- しばらくニューヨークに滞在してワシントンへ、外務省に入る前に向こうのお偉方に挨拶しにきたので、ニューヨーク滞在中の面倒をみろという紹介状
- 実は役者志望
104 ・・・グッドウッドまでにイギリスに帰れるぞ。
グッドウッド
- ウェストサセックス州チチェスターにある競馬場。毎年7月いレースがある。
105 ラムズ・クラブ
105 ジョージ・キャフィン
- ニューヨークにきてからバーディが友達になった男
- 戯曲をかいている
- ミュージカル・コメディ「パパにお願い」
105 紫の靴下
106 刑務所
115 10お洒落なエレベーター・ボーイ
115 ・・・若さ溢れるジョア・ド・ヴィーヴルの膝の辺りをいくらかよろめかせるのは、こんな時なのではある。
ジョア・ド・ヴィーヴル
- joie de vivre フランス語「ラ・ジョイ・ド・ヴィーヴル」 生きる喜びの意味
116 ・・・もう一人は少年でノーフォーク・スーツを着ている。
ノーフォーク・スーツ
115 憂鬱そうな顔の下僕の男性とノーフォーク・スーツを着ている少年
121 ブルーメンフィールド
- 郊外のシェクタデイのマネージャー
- 大きな眼鏡をかけたぴかぴかに禿げ上がった頭したまん丸に肥った男
131 11同志ビンゴ
131 ロンドン ハイドパーク
133 ビトルシャム卿
- 結婚後、老モティマー・リトルが国王陛下に叙勲された
- ビンゴ・リトルのおじさん
- オーシャン・ブリーズ号の馬主(厩舎ももっている)・・・リッチモンド公領グッドウッド・カップに出すつもり←バーディもこの馬にかけている
- ビンゴの本名は、おじさんがいうにはリチャード
136 7月
136 シャルロット・コルデ・ロウボサム
- ビンゴ・リトルの新しい恋の相手
- バスのてっぺんで出会う
- 父親が革命礼賛家で、抑圧者を入浴中に刺殺したシャルロット・コルデ(フランス革命時の愛国者。マラーを殺害)の名前をつけられた
ボルシェビスト
139 ブッド
- 彼女の父親に気に入ってもらうために、ビンゴ・リトルが入った赤き黎明の同志
- チビの縮こまった男、肺病のタラに似ている
- ビンゴ・リトルの恋のライバル
- 今のところ、シャルロット・コルデ・ロウボサムはブッドと半分婚約しているみたいなもの
141 青天の霹靂
147 12ビンゴ、グッドウッドでしくじる
147 セント・ジェームズ街のデヴォジャー・クラブ
セント・ジェームズ街
148 パウンスピー・ガーデンズあたり
- モーディマ伯父さんの家のあたるあたり
159 13説教大ハンデ
159 8月 ロンドン
160 トウィング・ホール
- 田舎にひっこんだビンゴが家庭教師をしている場所
- 老ロード・ウィカマーズレイの所有
- バーディの父親が生きていたころの親友だったので、バーディはいつでも訪ねることができる
- 従兄弟のクロードとユースタスも来ている
161 ヘッペンスタール牧師
- 教区司祭
- 読書会に従兄弟のクロードとユースタス来ている
- 彼が、バーディの大学卒業一次試験に合格させた凄腕
- 読書会に今年は全部で9人いる
162 説教ハンデ出走者
162 ジョセフ・タッカー牧師
162 レオナルド・スターキー牧師
162 アレクサンダー・ジョーンズ牧師
162 W・ディックス牧師
162 フランシス・ヘッペンスタール牧師
163 カスバート・ディッブル牧師
163 オーロ・ホウ牧師
163 J・J・ロバート牧師
163 G・ヘイワード牧師
163 ジェームズ・ベイツ牧師
164 シンシア
- 老ウィッカマーズレイ卿の末娘
- とてつもなく可愛らしくて元気のいい、魅力的な娘
- 友人ビンゴは、彼女に恋をしている
- ビンゴは、彼女の弟の家庭教師をしている
- かつてはバーディもプロポーズしたことがある
164 ウィリス大佐
- トウィング・ホールのディナー客
164 スペンサー夫人
- トウィング・ホールのディナー客
164 ヘイワード牧師
- トウィング・ホールのディナー客
- ロウアー・ビングレイから来た
164 ベイツ牧師
- トウィング・ホールのディナー客
- ヘッペンスタール牧師の甥ごさん
- イートン校の副校長
- ギャンドル・バイ・ザ・ヒルの教区司祭のスペッティーグさんの代理牧師を務めている
- オックスフォード大学時代、バーディが1年の時、4年生だった。血気盛んな人で青あざがたえなかった。
167 ウィッカマーズレイ夫人
171 ステッグルス
- クロードとユースタスの読書会の仲間
- 牧師の説教が長い人の賭けを思いついた
173 ・・・スマイルズの『自助論』の中の話のように聞こえた。
自助論
174 ・・・伯父貴はスノッブだからな。俺が伯爵の令嬢と結婚するなんて聞いたら・・・
176 ・・・クロードとユースタスは目と目を見交わした。詩に出てくる男たちみたうに、盛んな憶測で。
- 「初めてチャップマン訳ホーマーをのぞきみて」 キーツ
https://core.ac.uk/download/pdf/229190637.pdf
holmesandpoirotinlondon.blogspot.com
180 ・・・僕が知っているとすれば、G・ヘイワードは大変なステイヤーだというユースタスの言葉だけで、双子たちが彼の説教を聞いた結婚式での走りは多分実力以上だったのかもしれない。
183 ・・・「それはテクニカル・タームだと存じますが」ジーブスが言った。
184 ブルックフィールド
- フランシス・ヘッペンスタール牧師の執事
- ジーブスの昔からの友人
186 14スポーツマン精神
187 一週間、年に一度の村の学校のお楽しみ会
189 ・・・「お母さんサックレースでどっさり儲けさせてやれると思うんだ」
サックレース
190 ペンワージ夫人
- トウィングの年に一度の村の学校のお楽しみ会も競技「お母さんサックレース」の一押し
- タバコ屋のかみさん
- ウスターシャーのレースで三度優勝したことがある(本人談)、こっちに引っ越ししてきたばかりで、まだそのことをみんな知らない
191 サラ・ミズル
- トウィングの年に一度の村の学校のお楽しみ会も競技「お母さんサックレース」の昨年度の覇者
191 ウィリー・チェンバース
- 少年合唱団100メートルハンデ競争で、昨年15メートルのハンデで優勝した
191 給仕のハロルド
- 少年合唱団100メートルハンデ競争の覇者になると、ジーブスが予想した少年
- 30メートルスタートの強み
- そこらじゅうでお辞儀をして回っている給仕服を着たずんぐりしたチビの少年
- じつは俊足
193 ・・・「彼を買収して第二馬丁のやぶにらみに・・・
やぶにらみ
193 チャールズ
- やぶにらみの第二馬丁
195 ジミー・グード
- 10メートルスタートで掛け率7対2
- 世論高
195 アレクサンダー・バーレッド
- 6メートルスタートで掛け率11対4
- 世論高
195 ウィリー・チェンバース
- ハンデなし2対1
- 買うものがいなかった
199 エグバート
- ウィッカマーズレイ卿の息子
203 プルーデンス・バクスターちゃん
- 庭師頭の娘
- スプーン競争
207 ルパート・ステッグル
- 自己中心的な若者で仲間を喜ばせるために何かするような人物ではない印象(ウィッカマーズレイ卿談)
- 30分間で2度もタバコ屋の奥方のペンワージ夫人をエスコートして飲み物テントに入る姿ををみた
211 15都会的タッチ
211 ・・・僕がトウィング・ホールから戻って一月ほどたった11月のある晩
212 メアリー・バージェス
- ビンゴがトウィングで2か月ぶりに恋に落ちた相手
- ヘッペンスタール牧師の姪
- トウィングの牧師館に滞在中
- 申し分のない御令嬢
- ハンツのウェザリー・コートの故マシュー・バージェスの一人娘・メアリー・バージェス嬢
212 ブルックフィールド
- ヘッペンスタール牧師の執事
- この夏、トウィング・ホールに逗留中にジーブスはヘッペンスタール牧師の執事と親密な友情を築いたので、トウィングの情報を知っている
- 彼は地元のニュースを送ってくれる
214 ・・・翌日ビンゴはトウィング駅で僕らを出迎え・・・
- 再びトウィングへ
214 メアリー・ロイド
- 英国のミュージックホール歌手
214 聖セシリア
215 ビンゴの好きになった好みの全く違う娘たち
- ウェイトレスのメイベル
- オノリア・グロソップ
- あの恐るべきシャルロット・コルデ・ロウボサム
215 ・・・ハリー・ローダーの歌で、女の子を待っているところで「彼女だーああ。いやちがったウサギだーああ」というのがあったが、・・・
ハリー・ローダー
- スコットランドのバラッド歌手
- Harry Lauder
文章のなかの曲ではないけれど、歌っている動画を見つけたので
216 ウィンガム牧師
- メアリー・バージェスと二人で散歩をしていた
- ヘッペンスタール牧師の新しい副牧師
- メアリー・バージェスも気に入っている様子
- 夕食後にデュエットを二人で歌っている
- スターリッジ伯爵閣下の三男・ヒューバート・ウィンガム牧師閣下
218 ・・・弟は二人の紐帯となりずっと強い絆だった。
紐帯 ちゅうたい
218 ウィルフレッド
- メアリー・バージェスの弟
218 2週間してビンゴに呼び出される
- ジーブスだけ、一晩トウィングへ
219 ステッグルスがビンゴの恋を賭けの対象にしようとしている様子
- 自分はビンゴがふられる方にかけている
- 仕組んでビンゴがふられるように仕向けている
220 ヘッペンスタール様
- ヘッペンスタール牧師の次男
- 先ごろはしかが治られたばかりでラグビー校からちょうど戻ってきた
221 ・・・マキャベリだって奴の通信教育課程で勉強したのかもしれない。
221 ウィンガム
- トウィング村の<牛馬亭>で7対1でも買い手がつかなかった
- 村の連中も隣接の村々も賭けに参加している
222 クリスマスも近いある晩
- ビンゴがバーディのベッドで眠っていた
228 トウィング村 12月23日木曜日
- リチャード・リドル(ビンゴ)の『おおい、ホー、トウィング!』講演日
236 ・・・彼女はいつも俺のことを心無いプラクティカル・ジョーカーじゃないかと疑っていたんだが、その通りだってわかったって言うんだ。・・・
プラクティカル・ジョーカー
- practical joke
- (口だけでない、実際的な)悪ふざけ、いたずら
237 それから1週間もしないうちに
- モーニング・ポスト紙の婚約・結婚のお知らせのコラム
- スターリッジ伯爵閣下の三男・ヒューバート・ウィンガム牧師閣下とハンツのウェザリー・コートの故マシュー・バージェスの一人娘・メアリー・バージェス嬢の婚約が整い、結婚式が遠からず行われるとの短い記事
239 16クロードとユースタスの遅ればせの退場
239 ・・・原始時代の沼地で咆哮を交わすマストドンみたいに、・・・
239 いとこのメイベル
- いとこのメイベルの風変りな行動に関するジェームズ伯父さんの手紙が一族じゅうに回覧された
- 僕ことバーディを無視する傾向
240 クロードとユースタスの始末がやっとついた
- 金曜日に南アフリカに向けて出航
- かわいそうなエミリー(ふたごの母親・バーディの叔母さん)の友達のヴァン・アルスティンの、ヨハネスバーグにある彼の会社に適当な勤め口を見つけてくれたから
- クロードとユースタスは2週間前に、オックスフォードを放校になった・・・コレッジの副寮長にレモネードを浴びせたから
- 双子は、この2週間は、ウースターシャーのクライヴ伯父さんのところに厄介になっている
- 明日の晩、双子の面倒をバーディにみろとアガサ・グレッソン伯母さんの命令
240 ヴァン・アルスティン
- かわいそうなエミリー(ふたごの母親・バーディの叔母さん)の友達
- クロードとユースタスに、ヨハネスバーグにある彼の会社に適当な勤め口を見つけてくれた
ヨハネスバーグ
242 スパッツ
- イートン校色(明るい青)のスパッツ
- Eton Blue
244 ・・・「われ海に出でし折には、砂洲(さす)に嘆きの声あらざんことを・・・
- テニソン最晩年の詩
- 「砂洲を超えて」 テニソン
砂洲 さす
244 双子のいうには、副寮長ではなく、主事長にソード・ウォーターをかけたのが真実
- <水鉄砲のことかな?
246 昨夜のオールのあと、クロードは南アフリカに立たずに居残っていた
- ウォータールー駅でユースタスをまいて、クロードだけ戻ってきた
- 知り合ったマリオン・ワードールが気になるから
246 マリオン・ワードール
- 昨夜シーロスで、バーディがクロードに紹介した女の子
- アポロのショーにでている
- 双子が恋に落ちた相手
246 昨夜のオールのあと、ユースタスは南アフリカに立たずに居残っていた
- ウォータールー駅でクロードをまいて、ユースタスだけ戻ってきた
- 知り合ったマリオン・ワードールが気になるから
250 ・・・ポトマック河一帯は二十四時間異常なしだった。
- アメリカの川
252 蓋然的 がいせんてき
252 ジョージ伯父さん
- ご機嫌な老人とつるんでは、いつもクラブからクラブへと渡りあるいている
- 通常では見えないものがみえる・・・超能力があるかもとアガサ・グレッソン伯母の話題
- デヴォンシャー・クラブからブードルに向かう途中で、突然ユースタスの亡霊に会ったんだと、アガサ・グレッソン伯母に話したから
256 ・・・クロードは頬ひげをつけてハースト・パークに向かい、・・・
ハースト・パーク どこ?
256 ハロゲート湯治
- 神経システムのバランスを回復させるためジョージ伯父さんをバーディに付き添っていけととアガサ・グレッソン伯母さんに頼まれる
- 強盗の被害にあったとジョージ伯父さんが言ってショックを受けている→おかしな頬ひげと変な鼻の知らない男が、留守中にジャーミン街の部屋に侵入して盗みを働いたと言っている。帰ってきたら居間にいた。(高価なシガレット・ケース・・・盗んだのはクロード)
ハロゲート
264 ・・・「その可能性については考慮済みでございます。わたくしの提案で、ワードール様はマデイラまで陸路で行って、向こうで合流なさるとお伝えになられました」
マデイラ
265 スティーブンス
- ジョージ伯父さんの執事
267 17ビンゴと細君
267 クロードとユースタスが出発してから一週間ほどしたころ
- シニア・リベラル・クラブの喫茶室でビンゴとばったりあった
267 年に一度、ドローンズ委員会は古いクラブにも自浄努力ができると決議
- バーディとビンゴを追い出して、数週間別施設に送り付けた
- シニア・リベラル・クラブで厄介になっている
- 誰かの注意をこっちにむけようと思ったら、パンを一切れ投げつけるようなクラブ
- 最少年会員が87歳
- イベリア半島戦争(1808~1814年 イギリスがイベリア半島でナポレオン軍と戦った戦争)の戦友でなければ、誰かに話しかけるのは無作法
イベリア半島戦争
- ウエイターでなくウエイトレスを置いている
- 料理はロンドン一らしい
269 【🍴】バーディがビンゴにおごることになった、ロンドン一というシニア・リベラル・クラブの昼食の料理
269 本名不明
- シニア・リベラル・クラブのウエイトレス
- 背の高い娘
- よく澄んだ深い感情をたたえた茶色い目
- 顔立ちも美しい
- なかなかきれいな手
- ビンゴが一目惚れした娘
- だいたい53回目くらいの恋
- 実はロージー・M・バンクス
- ビンゴと結婚する
274 『何もの顧みない女』
- ロージー・M・バンクスの新刊
275 老ビトルシャム氏との会食
279 18大団円
279 ・・・「結婚しただって!」「ああ、今朝、ホルボーンの登録所でな。・・・
ホルボーン
280 ・・・「それはよかった。信頼できる話だ。だがお前は伯父さんが何て言うか考えたのか?僕がこの前会ったときには、とてもコンフェッティを撒いてくれるようなムードじゃなかったぞ」
コンフェッティ
280 ・・・奴は卒倒から目覚めたリリアン・ギッシュ(米国の映画・舞台女優)
リリアン・ギッシュ(米国の映画・舞台女優)
287 ・・・「妻は今執筆中の『クラブマン、マーヴィン・キーン』って本の材料集めにあそこで働いていたんだ」
289 ピット・ウェーレイ
290 ノーフォークへ
297 訳者あとがき
297 ジョージ・オーウェルがウッドハウスについて書いた文章
- イギリス人貴族階級を批判的に笑いものにする反英国的作家として崇拝するというインド人がでてくる
297 訳者が好きなイギリスの美形俳優
- 『モーリス』
- 『幻の城』
- 『フォー・ウェディング』
- 『ノッテングヒルの恋人』
- 「ウッドハウスを知っていたら」もっと楽しめる
298 『モンティ・パイソン』
- 「ウッドハウスを知っていたら」もっと楽しめる
298 サラ・コードウェルのテイマー教授もののミステリー
- 「ウッドハウスを知っていたら」もっと楽しめる
298 セイヤーズのピーター卿とバンダーの関係を面白がるなら
- 教養としてバーディとジーブスの関係を踏まえた方がいい
298 シャーロット・マクラウドのコージー・ミステリーを愛好する人ならば、そこに登場する伯父さんやら伯母さんやら従兄弟やらの世界を
- バーディの周囲と重ねるだろう
298 グラディス・ミチェルの『ソルマーシュの殺人』
- 不愛想な探偵役と老女がウッドハウスを引用する語り手が、「ウッドハウスを読んでいる。・・・当代最高の作家を読んでいるばかりか、臨機応変にその一節を引用することまでできる女性が、ただの変人奇人であるはずがない」と彼女を見直す箇所がある。
298 パブリック・スクールで学んだが経済的事情のためオックスフォード大学進学を断念したウッドハウス
- 1939年にオックスフォードから名誉文学博士号を贈られている
299 バーディが豊富に引用する
299 吉田健一
- ウッドハウスの本を4,50冊持っている
- 全著作の四分の一か三分の一は未読だと述べている
299 イヴィリン・ウォー
- 父親兄弟揃って、幼少のみぎりよりウッドハウスの熱烈な愛読家
299 ウッドハウスの愛読者
300 1980年創土社出版
300 集英社『世界文学全集37』 1966 収録の「ジーブス乗りだす」
- 訳者とのであい
300 白水社Uブックス 『笑いの遊歩道』 1990 収録の「ちょっとした芸術」
- 訳者の2冊目
301 ペンギン・ブック Life with Jeeves
301 この訳は The Inimitable Jeeves 1923
- 最初に入手したペンギン版
- 『ペンザンスの海賊』
- 『陪審裁判』
301 ウッドハウスのおいたち
- ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス
- 1881年10月15日 サレー州のギルフォード 生まれる
- 父親は香港に裁判官として赴任していたので、少年時代のウッドハウスは伯母たちの厄介になることが多かった
- ダルウィッチ校で学び、オックスフォード大学に進むところを、父親が退官したため経済的事情から進学を断念
- その後、香港上海銀行のロンドン支店に勤務
- かたわらで文筆に励む
- 1902年、処女小説『賞金ハンター』
- 1975年に93歳で没するまで現役で執筆をつづける
- 作家生活は60年以上
- 生前発表の長編小説69冊、短編集19冊、本書のような本来短編小説として書かれたものに編集、加筆して長編小説の体裁にしたものが2冊。ほかに児童書、自伝が何冊かと共著の著書もある。戯曲が共作もあわせて19本。
- ウッドハウス死後出版の本
- 未完のまま絶筆となった『ブランディングス城の日暮れ』→死後、加筆され刊行された
- 学校生活もので小説家としてキャリアを開始したウッドハウス
- 『スミスにおまかせ』のスミス氏もの
- バクスターとエムズワース伯爵の登場するブランディングス城もの
- 有名なのは、やはりジーブスとバーディー・ウースター。
302 ウッドハウスの汚点
- 第二次大戦中フランスの別荘にいたウッドハウスはドイツ軍の捕虜になった
- 1年ほどの抑留生活
- ナチスドイツの求めで海外向けのラジオ番組に出演し、捕虜生活の不平などを面白おかしく話した。捕虜生活中に出会ったドイツ人将校のことを好意的に語ったりしたものを、ナチスは録音して繰り返し流した。
- 政治的意味もわからずしたことだが、非難にさらされた
- BBCはウをッドハウスの作品の放送を中止
- 国会では国家反逆罪で訴追するべきだと要求された
302 イヴィリン・ウォーもウッドハウスの誕生80周年を祝った文章で、
- 「我々はかれに謝らなければなららい」と大戦中のこの一件に対する英国民の対応をすまながっている
302 ウッドハウスは大戦後、イギリスにはもどらなかった
303 1975年2月14日 ヴァレンタインデー
- 彼は93歳の生涯を閉じた
- その数週間前に、英国女王は彼にサーの称号を与えた
303 ジーブスのテレビ化
- イギリスBBC放送 ドラマ化
- ビデオも販売されている
304 ジーブスの職業名
- 訳者は「執事」をチョイス
- しかしジーブスは、butler ではなく、gentleman's personal gentleman を名乗っており、すなわち邸宅にあって家事一切を取り仕切る執事とは区別される
- 「紳士の身の回りの世話をする紳士」
- ジーブスを指して、valet という語が使われており、これに「家僕」「従僕」をあてる訳があるが、いかにも軽々しい。と訳者
- valetは、「貴人の身の回りの世話をする男性の」近侍、従者、召使
- ジーブスはゆわゆる英国執事として想起される典型の人物
304 短編をまとめて、加筆編集し長編としたもの
- 加筆編集に矛盾や齟齬なし
- 唯一、第2章の衝撃の結末について本書中でその後の消息を知らされることがない点(私は気にならなかった)
- ジーブスのペライベート・ライフは職業人としての彼の経歴と比べて明らかにされるのが少ない
- メイベル嬢のその後は?
304 岩波文庫 『20世紀イギリス短編選(上)』 小野寺健訳
- 英国独特の、社会構造に由来する感覚を前提としたウッドハウスの笑いは国境を越えにくく、「ほんとうの翻訳はまず不可能である」
304 本書13章「説教大ハンデ」
- 59の言語に翻訳されている
- 全6巻の『ウッドハウスの翻訳集』1982 ハイネマンから出版されている
- 日本語はその中に含まない