本の紹介
秋の牢獄 * 恒川光太郎
- 作者: 恒川光太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/09/25
- メディア: 文庫
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ストーリー紹介
十一月七日水曜日。女子大生の藍は秋のその一日を何度も繰り返している。何をしても、どこに行っても、朝になれば全てがリセットされ、再び十一月七日が始まる。悪夢のような日々の中、藍は自分と同じ「リプレイヤー」の隆一に出会うが…。世界は確実に変質した。この繰り返しに終わりは来るのか。表題作他二編を収録。名作『夜市』の著者が新たに紡ぐ、圧倒的に美しく切なく恐ろしい物語。
*memo*
恒川 光太郎
秋の牢獄
11月7日の水曜日の物語
藍(私)
- 東京の四年制大学の二年生
由利江
- 私の親友
- 遅れてリプレイヤーになる
隆一
- 11月7日を50回繰り返している青年
- 藍はこの時25回目
犬飼
- リプレイヤー
- 50回を超えたあたりから数えるのをやめたが100回は超えている
消失2人目
長老
- リプレイヤー
- 500回を超えている
北風伯爵
- 白い異形
- 別名ホワイトマン
- リプレイヤーのメンバーが消えるのは北風伯爵のせいではないかと仮説をたてている
- 足元は宙に20㎝浮いている
- 顔に目鼻が無い
消失1人目
笹塚
- リプレイヤー
- 主婦
消失3人目
久美ちゃん
- リプレイヤー
- 中学二年生
杉田
- リプレイヤー
- 42歳男性
- 藍の苦手なタイプ
佐々木
- 29歳男性
コクラ
- リプレイヤー
- 38歳男性
- 市役所勤め
リプレイヤー
- 同じ日を繰り返す人のこと
- 仲間がいる 15人くらい
時間反復現象
神家没落
ぼく
民家の人
「翁」の仮面を被った人
- 曲がった背中で老齢そう
- 家守
- センジ
幻は夜に成長する
リオ(私)
- 監禁されている
客たち
鬼の面の男
祖母
- 思い出
- 霊狐の力
碁のおじさん
- 思い出
- 腰が悪くて、祖母が霊狐の力で和らげている。その代わりに祖母と囲碁の相手をしている
眉毛のおじさん
- 丁寧な物腰のスーツ姿
- 時折、リオにプレゼントを持ってくる
- リオのことをお姫様と呼ぶ
- 祖母は嫌っている
- クーピーというぬいぐるみをくれる
教団
例の器
ミズナ
- 町の小学生の女の子
シモジョウ
- 町の小学生の女の子
須藤 啓一
- 美大の学生
北村 薫 「ターン」
佐々木 淳子 「霧ではじまる日」
- 「ブレーメン5」4巻に収録されている短編
佐野 洋子 「100万回生きたねこ」
読みたくなった本
リプレイ * ケン・グリムウッド
夜市 * 恒川光太郎
ターン * 北村薫