Café Puss in Boots
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16世紀のシスリーおばさんに教えてもらったマジパン
時の旅人 (岩波少年文庫) 単行本 – 2000/11/17 アリソン・アトリー Alison Uttley (原著) 松野 正子 (翻訳)
・・・私はシスリーおばさんに教えてもらって、バビントン家の人たちのためにお菓子を作りました。アーモンドをひいて粉にして、蜂蜜を混ぜて練って、それで色々な形を作り、ずらりと並んだ瓶から緑や茶色やピンクの着色剤を出して色をつけました。小さな果物や木の葉やドングリを作って、お皿に並べてかわかしました。・・・
本文だけ読むとなぞなぞみたいです。
砂糖とアーモンドを挽いて練りあわせた洋菓子といえば、
きっと、マジパン(英: Marzipan)でしょう。
バビントン奥方の居間へ、
このお菓子とカナリー・ワインの入った銀の水差しをペネロピーは渡しにいきます。
*カナリー・ワインは、カナリア諸島の甘口の弱いワイン。
思えば、物語の1580年のイギリスには紅茶も存在しないし、ましてコーヒーも存在しません。だから甘口ワインでお菓子を楽しんでいるんでしょうね。