(河出文庫 え 7-1) 文庫
2014/11/6
伊藤 計劃 (著)
円城 塔 (著)
７ ジョン・H・ワトソンから
- 【本】『シャーロック・ホームズ』シリーズ アーサー・コナン・ドイル
１３ エイブラハム・ヴァン・ヘルシングが登場
- 【本】『吸血鬼ドラキュラ』 ブラム・スターカー
３９ フィリアス・フォッグから
７ プロローグ
２ Ⅰ
７ ジョン・H・ワトソン
- わたし
７ 【本】『シャーロック・ホームズ』シリーズ アーサー・コナン・ドイル
- わたしの友人
９ ・・・教授は昔ながらの黄燐(おうりん)マッチ(ルーシフア)を取り出し・・・
９ 【🔎】黄燐(おうりん)マッチ(ルーシフア)
９ ジャック・セワード教授
- ロンドン大学医学部の教授
１０ 【🔎】「タイムズ」
１０ 【🔎】「デイリー・テレグラフ」
１０ 骸泥棒(ボディ・スナッチャー)
１１ ロンドン市長(ロンドン・メイヤー)曰く、昨今のブリテンの死者は安寧とはほど遠い状態にある
１１ ロンドン警視庁(ヤード)の統計によると、骸泥棒(ボディ・スナッチャー)で逮捕された盗賊の数は、すでに去年の1,6倍に達した
１１ 霊素(スペクター)なら科学の領域
１３ 霊素(スペクター)の説明
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１３ 疑似霊素書込機(スペクターインストーラー)とそれを動かすルクランシェ電池に繋がっている
１３ エイブラハム・ヴァン・ヘルシング
- アムステルダム大学から来たジャック・セワード教授の恩師
- 恰幅のいい紳士
- ６０歳あたり
- にこやかな笑みを浮かべてはいるが、目だけは異様にぎらついて全く笑っていない。ステッキをつきながらトップハットを被ったまま。
- 吸血鬼の専門家：吸血鬼に伝承に関する論文は余芸のようなもの
- 専門は、精神医学で、霊素に関するものもその領域に含まれる
１３ 【🔎】エイブラハム・ヴァン・ヘルシング
１３ 【本】『吸血鬼ドラキュラ』 ブラム・スターカー
１５ フランケンシュタイン氏
１６ 生命が生命たらしめる根幹が霊素であることを発見したのは誰か
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１７ 動物磁気の否定された時期
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１８ インストーラーのカードリーダーに一連のパンチングカードをセット
１８ ルクランシェ電池
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１９ 生き返る死者
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２０L3
２０ １００年前と今の常識
２０L4
２０L9
２０ 骨相学
２０L11
２０L15
２１ フランケンウォーク
２１ セワード教授が、コペンハーゲンの同僚から聞いた話
２１ グローバル・エントレインメント
２１ 【🔎】『不気味の谷』
２３ Ⅱ
２３ 死人の御者の様子
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２４ 医学部在住中のジョン・ワトスン
２４L1
２４L5
２５L1
２５L4
【🔎】リージェント・パーク
２５ 「ユニヴァーサル貿易」
- 表向きは商社
２７ M
- ４０代前半のやや痩せ気味の紳士
- 女王陛下の諜報。形式的には外務省の一内局だが、首相直属で動いている。
２９ ＜Mはマイクロフト
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３０ 〈ウォルシンガム機関〉
- サー・フランシス・ウォルシンガムに因んで付けられた名前。
- 女王陛下の諜報。形式的には外務省の一内局だが、首相直属で動いている。その名前を知る者は政府部内でも少ない。
３０L3 勿論・・・
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３０ 【🔎】サー・フランシス・ウォルシンガム
３１ ロシア帝国の動向
３３ 第一部
３５ Ⅰ
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３５ 【🔎】ラジャバイ時計塔
３５ ジョン・H・ワトソン ボンペイ １８７８年９月１５日
【🔎】ムンバイ
３５ 【🔎】ボンベイ城
３５ フライデー
- 歳若さを永遠に固定された青年型のクリーチャ
- ウォルシンガム登録名称(ユニークネス)、Noble_Savage_007'
- 個体識別名(コードネーム)：フライデー
３５ 【🔎】クリーチャ
３６ フライデーの説明文
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３７ ユニヴァーサル貿易の一室で運命の輪が急転を始めて３か月ジョン・H・ワトソン
- フライデーの調整整備の３か月後、今はボンベイにいる
３８ 一つ目のマークを銀糸で縫いとった旗
３８ アメリカ人を狙うテロ組織
３８ 現在ぼボンベイ
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３９ 【🔎】フィリアス・フォッグ
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４０ ジョン・H・ワトソンの今の不名誉な肩書
４０ ロバート・ブルワー・リットンの説明
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４０ 【🔎】ロバート・ブルワー・リットン
２０ 陸軍フランケンシュタイン(レッド・コーブス)は赤衣を着用している
４１ ロバート・ブルワー・リットン
- 痩身で、顔の半分を髭で埋め尽くされている男。指環ぼ並ぶ右手。
- インド副王(バイスロイ)
４１ ピンカートン
- 新興アメリカ合衆国のPMC(プライベート・ミニタリー・カンパニー)のひとつ
- 黒地に一つ目の旗
- 南北戦争終結の結果をもてあました私兵や屍兵たちを社員や備品として採用し急速に勢力をのばしつつあり、いまでは各国の雇われ軍隊として世界中に進出している。
- 一つ目のトレードマークと「わたしたちは眠らない」の標語を掲げる。
４１ ユリシーズ・グラント
- 第１８代アメリカ合衆国大統領
- 大統領職から追いやられてのち、休暇と称して世界一周の旅に出ている。実態はピンカートンの売り込み行脚。
- 南北戦争の英雄
４１ 【🔎】ユリシーズ・グラント
４２ フランケンシュタインを利用した自爆テロ
- 当地で用いいられているのは新型だから、屍爆弾(クリーチャ・ボム)を使用
４２ 屍爆弾(クリーチャ・ボム)
- 荷物として爆弾を運ぶわけではなく、自分自身が爆弾のフランケンシュタイン
- 診察以外での判別は難しい
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４３ 【🔎】アルフレッド・ノーベル
４５ ジョン・H・ワトソンのアフガニスタンについての知識
４５L14
４６L9
４６ 露土戦争時、ブルガリアのプレブナ要塞でロシア軍が２万を超える損害を出した理由
４６L14
４７L４
４７ グレート・ゲーム
４７ 正教(オーソドクス)の本拠地、コンスタンティノープルを目の前にしてロシアが軍を引いた理由
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４８ "クリミアの亡霊(スペクター)"とは
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５０ 重い扉の向こうは、ボンベイ城の心臓部
５１ Ⅱ
５３ ボンベイ城地下整備場
- 陸軍フランケンシュタインの大規模整備のために構築された設備。
- ２０００体からの屍兵を収容、整備可能。
- 更新(アップデート)され続ける
- 連動制御は、軍用フランケンシュタインの運用に欠くことのできない最重要課題。個別の戦闘能力は高くとも、集団としての運用ができなければ軍事利用は不可能だから。
５４集団としての運用
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５４L9
５４ クリーチャの戦闘運用の難しさ
５４L12
５５L７
５５ 融通のないクリーチャの運用の難しさ例
５５ 昨年の日本の内乱時(サツマ・ロペリオン)時には、明治政府の屍兵団が、政府軍に偽装した叛乱(はんらん)軍の田原坂通過をまんまと許すという事態が起こった。
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５５ 屍兵は兵員ではなくただの兵器で、運用は生存者の器量に依存する。
- 敵の手に落ちれば、そのまま兵器として転用される。
- 一定期間指令がなければ自爆するといった物騒な機能をインストールする部隊もある。
- 単なる武器なので輸出もされる。ピンカートンに代表されるPMC(プライベート・ミニタリー・カンパニー)は、相手を変えて同じ屍兵が認識機構の書き換えをして戦う。
５６ 連動制御は、開発中のネクロウェアの説明
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- １００体まとめて整備ができ、うち８０体程度の挙動の信頼をおけるノウハウが必用
- 誰も全貌を理解していないのが問題：屍者技術は圧倒的に足りていない。この施設は半自動化を終えており、一度に数千のクリーチャの生産、整備が可能だが、整備員の中に原理や理屈を理解している者など三人もいない。
６０ 「讃美歌」
６０ 女性のクリーチャ
６２ 【🔎】囲繞(いんよう・いじょう)
６５ ヴァン・ヘルシング教授たちの滅ぼしそこなった屍者制御技術。少なくとも滅ぼしそこなった屍者制御技術をウォルシンガムは秘匿している。
６６ 誰が本当の敵なのか見極める必要がある
６７ Ⅲ
６７ 3年前、1875年
６７ フレデリック・ギュスターヴ・バーナビー大尉
- 大英帝国陸軍所属
- 休暇の使い道に、冬季のロシア縦横断を思いついた
- 諜報など性にあわないのに、噂ばかりが先行するロシア帝国の実態を見てやろうと思った
- 身の丈６フィート半、体重220ポンドを誇る筋肉製の大男
- 隠蔽もせず、堂々と名乗りをあげ単身ロシアに乗り込んだので、ロシア帝国も扱いかねた。持て余し続けるうちに橇で、それまで英国人には鎖(とざ)されていた中央アジアの探索に成功。
- ロンドン→ペテルスグルク→モスクワ→黒海→アフガニスタン→アフガニスタン北方と国境を接するヒヴァ汗国で休暇はつきた
- 帰国後その経緯を記した『ヒヴァ騎行(ア・ライド・トウ・ヒヴァ)』を刊行：ロシア帝国に兵なしという内容
- ジョン・H・ワトソンとフライデーと行動を共にする
【🔎】ヒヴァ汗国
- ジョン・H・ワトソンとフライデーは、ウォルシンガムの手配したこの厄介な相棒と船上にあった
