Corona Borealis

*読書*

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はじめまして。

ようこそいらっしゃいました。

本棚 海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲 (講談社タイガ シ-G 04) 文庫 – 2024/5/15 白川 紺子 (著) 2/2

 

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I found a book that I want to read.

 

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本と作家のリスト
 

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映像リスト

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memo

74 士陽(しよう)

  • すらりとした様子のいい30前の男
  • 沙門の君の弟

75 木犀(もくせい)の木陰で嫂(あによめ)の嬰(えい)と密会する士陽(しよう)

  • 璋(しょう)は嬰(えい)に注意したが、嬰(えい)と士陽(しよう)の『たわいない戯れ』を屋敷内のそこここで繰り広げた。
  • 噂は広まったが、夫は気にしていなかった。危惧して苦言を呈する璋(しょう)を煩わしがり、嬰(えい)は別の侍女をそばび置くようになった。

76 嬰(えい)の別にそばに置くようになった侍女

  • 年若い、濁りのない目をした侍女で、嬰(えい)のわがままもよく聞いた。

76 <嬰(えい)の燃えるような目でときおり璋(しょう)を見つめている理由とは?

80 穀(こく)

  • 沙文の君
  • 沙来からの使者(沙来領主に赤子が生まれた知らせにきた)を、拝礼のしかたがなっていないと斬った

85 展は左軍の佐で戦にでる

90 従者が鶚(みさご)を矢で射た

  • 嬰(えい)は士陽(しよう)に手をひかれ、お金でやとった従者2人をつれて、沙文から船で逃げた

92 領主一族はことごとく死んだ。

92 穀(こく)は落電死

92 璋(しょう)の父も落電死

  • 亡骸は傷らしい傷もなく、表情もやすらかだった

92 展(てん)は無事に帰って来た

92 朝廷の主だった卿(けい)がほとんど落電や火にまかれて死んでいて、復興の舵取りは困難を極めた

93 新しい領主は

  • まだ赤子、乳母として若い女が残った

95 海棠(かいどう)の花の下

展(てん)目線

97 展(てん)

97 璋(しょう)

98 嬰(えい)

  • 沙文の『海神の娘』

99 穀(こく)

  • 沙文の君
  • 歴代の領主に輪をかけて、好戦的な男
  • 血の気が多く、臣下への好悪の感情が激しい
  • 令尹(れいい)(宰相)は、穀(こく)にとって『気に入らぬ者』であるが、父の代からの臣下なので一目おいていた。

104 令尹(れいい)の奥方

  • 璋(しょう)の母親

104 展は、令尹の奥方から、美しい玉壁(ぎょくへき)を送られた。碧(みどり)の玉に鳥の姿を掘り込んだ逸品。

  • 遺言に、もしものことがあれば、展に渡すよう言付けられていたと、令尹(れいい)の奥方

104 【🔎】壁(へき)

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104 戦争が終わってからまでのことは、展はほとんど覚えていない

  • 沙文の復興の日々を費やす
  • 宣託によって突然現れた領主はまだ幼く、判断は展がやらねばならなかった。
  • 生き残った士大夫のなかで、展が最も高位で、もともと令尹の後継ぎだったから

104 由(ゆう)

  • 幼い領主
  • 福をもたらす子供
  • 通常よりはるかに早く緑は芽吹き、大漁がつづいて民は飢えることもなく、天候にも恵まれた。

105 になり、そこここに花が咲き乱れるころ、展は璋を娶った。

106 海棠(かいどう)の思い出

  • 良鴇(りょうほう)家の海棠の花の下で、展が璋を見初めた

106 【🔎】海棠(かいどう)

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106 累(るい)

  • 幼い領主由(ゆう)の世話をしている媼(おうな):実際には若い

106 由(ゆう)の世話をする侍女の手配を乞われ、璋が引き受けた

  • 1っか月ほどたって、璋は由(ゆう)は累(るい)の本当の子供ではと気づき、展(てん)に打ち明けると、展は累と海神(わたつみ)との子だという仮説をたてるが、腑に落ちない璋だった。

110 凌霄花(のうぜんかずら)の橙(だいだい)花が咲いている。

  • 季節は夏から秋
  • 由(ゆう)と展の出会い
  • かくれんぼう中の由(ゆう)が池に落ちる。女の声が「浅浅(せんせん)」と呼ぶと、同時に池の中から鯰(なまず)のような大魚が飛び出し跳ねた。由(ゆう)の下にもぐり体を押し上げて助けた。

110 【🔎】凌霄花(のうぜんかずら)

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111 浅浅(せんせん)

  • 累(るい)の鳥
  • 茶褐色の小鳥
  • 鷦鷯(みそさざい)
  • 鯰のような大漁

116 由(ゆう)は沙来の君の遺児ではと気づく展と璋

  • 思いつめて夜眠れなくなる展

126 沙来からの移民問題

  • 朝議を繰り返し、沙来の希望者を鉱山で働かせる
  • 悶着(もんちゃく)がおこる

132 慶成(けいせい)

  • 通婚案を出した青年
  • 親が士大夫(したいふ)の子息
  • 花陀(かだ)で商売を学んだ変わり者
  • 1人目になろうと手を挙げた

133 夙弓(しゅくきゅう)

  • 沙来の取りまとめ役
  • 40過ぎの男で娘が2人いる。
  • 長女は相手が決まっているが、下の娘なら融和政策のために通婚させてもいいといってくれたが、墓の人が反対している。
  • 思慮深い、聡明な人だった

134 央(おう)

  • 夙弓(しゅくきゅう)の下の娘
  • 16歳
  • 芯のしっかりした物怖じしない娘

144 通婚は成立し、夙央(しゅくおう)慶成(けいせい)のもとへ嫁いだ。

146 鈍色(にびいろ)に輝く

149 慶成(けいせい)

  • 腕の文身(いれずみ)は、鱗(うろこ)のような文様。上腕部から手の甲にかけて丁寧に入れられた文身(いれずみ)は、月光を浴びると鈍色に輝いた。
  • 沙文の民だが、花陀(かだ)で育ち、商売を学んだ。
  • 声を荒げることもなく、物腰はやわらかく、穏やかだが、にこやかではなく、表情は読みにくい。どこか薄気味悪い男と思って、夙央(しゅくおう)は警戒心がとけなかった。

149 【🔎】鈍色(にびいろ)

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149 夙央(しゅくおう)

  • 慶成(けいせい)の妻
  • 寝所ではじめて慶成(けいせい)の文身(いれずみ)を見て美しいと思った。
  • 央の叔母(父の妹)が文身(いれずみ)を入れる針師
  • 央の手には、牙の文様の文身(いれずみ):魚の牙を模した三角を連ねた文様が入っているが、痛さに耐えきれず途中で途切れている。
  • 文身(いれずみ)を入れたのは12歳のとき

153 甯(ねい)

  • 侍女
  • 花陀(かだ)出身の35、6歳の女性
  • 慶成(けいせい)の従者をしている男と夫婦で、夫も花陀(かだ)出身
  • あっけらかんとした気のいい女
  • 慶成(けいせい)のことを『坊ちゃん』と呼ぶ。外では『旦那様』。

154 慶成(けいせい)が花陀(かだ)で育った理由

  • 両親が亡くなり、花陀(かだ)の親戚に引き取られた
  • 母方の伯父さんの家で、そこに甯(ねい)も務めていた。

154 慶成(けいせい)を引き取った花陀の伯父さん

  • 引き取った伯父さんは、ごうつくばり。根っからの悪い人ではなかったが、けちだから、坊ちゃんがかわいそうだったと甯(ねい)。苦労した。
  • お金はあった、裕福な海商だったから
  • 後継ぎがいなかったから、慶成(けいせい)を後継ぎに据えて、一から商いを仕込んだ
  • あるとき海に出たっきり帰らなくて、奥様が慶成(けいせい)には後を継がせず、自分の弟に継がせると言い出したので、慶成(けいせい)は沙文にもどった。

156 厨房のふくよかな女

  • 50くらい
  • 料理人
  • 粥に虫、食事がさめている
  • 沙文の人

164 嫁いでから半年

  • 従弟の庚(こう)が、沙来の集落に住む顔見知りの男が、買い物つでに連れて来た。

164 庚(こう)

  • 夙央(しゅくおう)の従弟
  • 針師の叔母の息子
  • 今年で8歳
  • わんぱくで口達者な少年

 169 竃(そう)じいちゃん

  • 夙央(しゅくおう)と庚(こう)の沙来の見知った老爺
  • 痩せ細り、腰も曲がっているが、野菜を育てるのがうまい

177 牙儈(がかい)

  • 仲介役の商人
  • 店と作り手をつなぐ役目
  • 沙文にもいるが、沙来の者を仲介してくれる牙儈がいない

184 牙儈(がかい)に興味をもった夙央(しゅくおう)が学べるように、慶成(けいせい)が市の成果商の組合長に預けられ学んだ

【💕】186L9~16

189 柳緑花紅(りゅうりょくかこう)

189 【🔎】柳緑花紅(りゅうりょくかこう)

dictionary.goo.ne.jp

www.kaho-fukuoka.co.jp

191 海若(かいじゃく)

191 霊子(れいし)

191 新たな花嫁に加護を

  • 海若(かいじゃく)が滅ぼした沙来の生き残りの少女が、沙文の領主へ嫁ぐ
  • いくつもの乳白色の玉:海上に漂う朝靄(あさもや)を集めて、閉じ込めたような玉。海若(かいじゃく)の力が籠った玉。
  • 媼(おうな)に頼んで、耳飾りにでもしてもらおう
  • これが嫁ぐ『海神(わたつみ)の娘』を守ってくれる

192 由(ゆう)

  • 母親を知らない
  • どこで生まれて、両親が誰であるかもわからない。噂では海神(わたつみ)の息子だと言われる
  • 養育してくれたのは累(るい)

192 傳役(もりやく、ふやく)

192 傳(ふ)

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www.netdenjd.com

193 鴇牙展(ほうがてん)

  • 沙文の令尹(れいい)(宰相)
  • 由(ゆう)にとっては、傳役(もりやく、ふやく)より怖い存在で、苦手だが、真面目で沙文のことを誰よりもよく考えているとわかっている
  • 由(ゆう)が正論で諭すので、誤るほかがなくなるタイプ

193 良鴇璋(しょうほうしょう)

  • 鴇牙展(ほうがてん)の嫁
  • 展に諌(いさ)められたあとは、必ず由(ゆう)を慰めてくれるやさしい人
  • 屋敷を主に取り仕切っている侍女

193 浅浅(せんせん)

  • 累の相棒
  • 鷦鷯(みそさざい)
  • 美しくさえずる鳥

193 累(るい)

  • 由(ゆう)を養育してくれた
  • 由(ゆう)は累(るい)の美しい声が誰よりも好きだった
  • 由(ゆう)が16のときに死んだ

195 明くる年、『海神(わたつみ)の娘』嫁入りの宣託が伝えられた

  • 由(ゆう)17歳。早い嫁取り

198 英(えい)

  • 由(ゆう)の『海神(わたつみ)の花嫁』
  • 17歳
  • 白く小さな顔で、小作りな彫りの深い顔立ち、黒目が大きく濡れたようにきらめいている。睫毛が濃く、くるりと上を向いて、まばたきするとまぶたに影が落ちた。薄い耳朶(じだ)に玉を連ねた耳飾りをつけている。
  • 出身地は沙来、ふた親とも、小さい時に死んだので、名前の「英」の意味を知らない
  • 慎重に言葉を選ぶタイプ
  • まばたきをする癖

201 英(えい)の耳飾り

  • 巫女王がくれたもの
  • 『海神(わたつみ)の花嫁』では、英(えい)が初めてで、海神(わたつみ)に作らせたもの

208 絃(げん)

  • 英(えい)の侍女
  • 沙来出身
  • 沙来のことは、ほとんど覚えていない少女
  • 陽気で軽薄

209 石竹(せきちく)

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209 紫蘭(しらん)

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213 英(えい)の巫女王の島での生活

  • 物心ついた時は、媼(おうな)に育てられていた
  • 巫女王の島で『海神(わたつみ)の娘』たちに囲まれ日々を過ごしていた
  • 男といえば水手の役目を担うだ蛇古(だこ)族ぐらいで、彼らも島に住んでいるわけでない
  • 島に住む女たちは、麻を績(う)み、衣を織り、藍で染めた
  • 年齢がばらばらで、英が最年少だったころから、もの静かな、手のかからぬ子供だったと媼(おうな)が言って居

215 【🔎】瑕疵(かし)

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215 寒(かん)氏

  • ひと月ほど前、60歳で死んだ沙文の豪農
  • 彼にはひとり娘がいて、婿をとって稼業を任せていた。その婿は、沙来の出身だった。

216 寒会(かんかい)

  • 無くなった豪農寒(かん)氏の弟
  • 別の土地で農家を営んでいる
  • 寒氏の死後、娘とその婿の譲り受けた土地の所有を主張しはじめた。

216 寒会(かんかい)が、寒氏の死後、娘とその婿の譲り受けた土地の所有を主張しはじめた理由

  • 娘はその婿のもとに嫁入ったのだから、別家の人間になっている。寒氏の土地は寒一族所有に帰すべきだという主張

216 寒会(かんかい)の件が朝議で取りざたされている理由

  • 本来なら朝議で話す内容ではない
  • 卿のひとりと寒会が姻戚関係にあり、ほかの何人かの卿とも知己であったため。
  • さらに無関係の卿までも寒会を支持する事態になっているのは、娘婿が沙来の出身だから。

221 州最(しゅうさい)

  • 朝議でたった一人の沙来の出身の卿

222 秋海棠(しゅうかいどう)、秋明菊(しゅうめいぎく)、鵯花(ひよどりばな)、杜鵑草(ほととぎす)、由(ゆう)と英(えい)の秋の庭

222 【🔎】秋海棠(しゅうかいどう)

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222 【🔎】秋明菊(しゅうめいぎく)

www.shuminoengei.jp

222 【🔎】鵯花(ひよどりばな)

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222 【🔎】杜鵑草(ほととぎす)

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223 由の好きな季節の庭と花

  • 春の庭
  • 木瓜(ぼけ、もっか)の赤い花は好き

223 【🔎】

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224 滔滔(とうとう)

  • 冴えた青い翼を持つ、大瑠璃(おおるり)
  • 英(えい)の鳥
  • 海神(わたつみ)の使い

224 滔滔(とうとう)の向こうに海神(わたつみ)がいて、つぶさに観察されているとおもうと、由(ゆう)は滔滔(とうとう)が怖かった

230 逢(ほう)繁(はん)

  • 侍女
  • 2人とも、英(えい)や絃(げん)同じ年ごろ

231 【🔎】木瓜の実

delishkitchen.tvよ

233 申胥(しんしょ)

  • 絃(げん)の嫂(あによめ)の兄
  • 沙文の寒(かん)氏の娘と結婚した。寒氏が亡くなってから、叔父に土地を寄越せと責められた件
  • わが君が正しい判断をしてくれたので、英が木瓜の実に興味をもったので、木瓜酒を届けてくれた

236 寒会(かんかい)が申胥(しんしょ)に殺された

  • 領主の判断がおりたものの、寒氏は不服として、役人や卿に陳述していたが、覆ることがないので、雇ったごろつきを率いて姪(めい)とその婿・申胥(しんしょ)を襲った。寒会(かんかい)は姪を略奪して申胥(しんしょ)を殺すつもりだったが、逆上した申胥(しんしょ)に返り討ちに遭い、刺し殺された。
  • 申胥(しんしょ)は捕縛されている

239 夙(しゅく)氏

  • 沙来の長
  • 沙来の者たちからの人望が厚く、沙文の者たちからも一目置かれている
  • 慶成(けいせい)の妻は、夙(しゅく)氏の下の娘

239 申胥(しんしょ)の処罰

  • 人を殺めた者は、死罪と決まっていると、由(ゆう)から聞いて、安堵する展(てん)

256 剣を持って、由(ゆう)を殺そうとした卿が、雷雲もないのに、落雷にうたれてしぬ。神罰

257 一羽の鳥が由(ゆう)を先導している

  • 浅浅(せんせん)
  • 累(るい)の鳥
  • 累が死ぬとともにどこかに消えてしまった
  • 海神(わたつみ)の使い部
  • 鷦鷯(みそさざい)の鳴き声がきこえる
  • 由(ゆう)の肩に暖かいぬくもり

262 庚(こう)

  • 慶成(けいせい)の妻、夙央(しゅくおう)の従弟
  • 夙弓(しゅくきゅう)は伯父になる

263 夙弓(しゅくきゅう)は、下の娘の夙央(しゅくおう)と慶成(けいせい)との最初の通婚をときふせるために、赤ちゃんの由(ゆう)を抱いた累(るい)と出会っている

  • 浅浅(せんせん)のことも知っている

273 絃(げん)が逃げて、申胥(しんしょ)を逃そうと、城内の牢屋に忍び込もうとしたが、捕らわれ、笄(こうがい)で喉をついて死んでしまった

280 彷徨う英を浅浅(せんせん)と滔滔(とうとう)が導いて由(ゆう)を英(えい)のそばまでつれてきてくれた

280 霊子(れいし)の手が干からびたように痩せ細り、白く乾いてひび割れた鱗に覆われていた。

280 海若(かいじゃく)の鱗に戻っていた娘の魂を、むりやり引き剥がしてよびもどした霊子(れいし)

  • 霊子(れいし)の行動が理解できない海若(かいじゃく)
  • 霊子(れいし)は、累の魂を呼び戻し、浅浅(せんせん)に乗せて沙文まで、沙文の領主と『海神(わたつみ)の娘』のために送り届けたので、霊子(れいし)の体が朽ちるところだった

282 海若(かいじゃく)の力をわけ、霊子(れいし)の体をなおす

  • 心では拒否する霊子(れいし)だがとうにあきらめている
  • 海若(かいじゃく)の力を分け与えられるとび、人ではなくなっていく。人の記憶も、感情も、おぼろげに、遠くなる。
  • 領ではなく、大事な人々ではなく、海若(かいじゃく)を選んだときに霊子(れいし)の運命は決まっていた。海若が霊子を見出したのだとしても、選んだのは霊子。
  • ひとでなしの道を受け入れなければいけない

282 木瓜の花が咲いている

283 この春、庚(こう)が卿のひとりになった。