267 後宮の意外に手強い抵抗に困惑の大将幻影逹(イリューダ)
- 副将彿兼(ふっけん)は長期戦になるが、宮女のことだから五日勝十日だと、となだめる
- 琴皇太后は後宮が攻撃された時点で、毒を煽った。
- 真野を見つけて斬ってきた渾沌(こんとん)が戻ったので、幻影逹(イリューダ)は待っていたように後宮をどうやって落とすかと尋ねた。渾沌(こんとん)は、王斉美(おうさいび)の敵討ちも済んだから、このへんでお開きにしようと言った。
- 幻影逹(イリューダ)は、素乾の皇帝の座が目の前にあるのにと言い出したが、渾沌(こんとん)は、そのへんの銭を集めて、沚水(しすい)へ遊びに行こうとさそっている。
259 厄駘(やくたい)という男は、太古の生命力の渾沌(こんとん)のように自由。渾沌(こんとん)の衝動的で気まぐれな精神に引っ張られたおかげで幻影逹(イリューダ)はここまできている。