Corona Borealis

*読書*

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はじめまして。

ようこそいらっしゃいました。

本棚 ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈4〉総撃編 単行本 – 2011/6/1 柳内 たくみ (著), Daisuke Izuka (イラスト)

 

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I found a book that I want to read.

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ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈4〉総撃編

単行本 – 2011/6/1

柳内 たくみ (著)

Daisuke Izuka (イラスト)

 

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本と作家のリスト
 

f:id:coronaborealis:20170710085409g:plain ポル・ポト派とは? (岩波ブックレット) 単行本 – 1993/1/20 小倉 貞男   (著)

f:id:coronaborealis:20170710085409g:plainポル・ポト伝 単行本 – 1994/11/1 デービット.P. チャンドラー (著), David P Chandler (原著), 山田 寛 (翻訳)

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映像リスト

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memo

 20XX年

富田 章(とみた あきら)

  • 富田(とみた)二等陸曹
  • 第三偵察隊所属

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ヘリコプター・チヌーク

最新モデルのCH-47F

最新モデルのCH-47F

古村埼(こむらざき) 男

  • マスコミ

栗林志乃(くりばやししの) 女

  • 栗林(くりばやし)二等陸曹 
  • 24歳

ゾルザル・エル・カエサル 男

  • 皇帝モルトの長子
  • 皇女ピニャの兄
  • あくまでも戦争継続を主張し、政権を掌握するや講和に賛成する勢力の弾圧を図る(ゾルザル派)

ハーグ条約

ジュネーブ条約

  • ジュネーヴ条約ジュネーヴじょうやく、Convention de GenèveGenfer KonventionGeneva Convention)とは、戦時国際法としての傷病者及び捕虜の待遇改善のための国際条約である。戦地軍隊における傷病者の状態の改善に関する条約、または赤十字条約とも呼ぶ。

    広義には、同条約を含めた、戦争犠牲者保護に関する4条約(ジュネーヴ諸条約)のことをいう。

ファルマル伯爵家

クーシ

  • 猫の亜人少女
  • 巨大獣化する

黒妖犬(こくようけん)

  • 特地乙種害獣
  • 犀(さい)に似ている

戸津(とづ)

東(あずま)

仁科(にしな)

  • 一等陸曹

ジャイアント・オーガ

オーガ

  • オーガogre)、あるいはオグルogre)、オーグルとは、伝承神話に登場する人型の怪物種族である。女性はオーグリスogress)またはオグレスogresse)と呼ばれる。

    北ヨーロッパでは凶暴で残忍な性格であり、人の生肉を食べるとされる。一方で、引っ込み思案で臆病という面もある。知性や賢さといったものはほとんどなく、人間が彼らを倒すことは難しくない。また、自由に動物や物に姿を変えることができると言われている。住処は大きな宮殿や城、または地下である。

    絵画などでは豊かな髪の毛とぼうぼうのあごひげをはやした大きな頭とふくらんだ腹と強靭な肉体をもつ大男として描かれている。

    児童文学にはオーガに誘拐されたお姫様を救出する勇敢な騎士の話がたくさんある。また、ファンタジーゲームや映画の中にもよく登場する。

    スカンジナビア半島の国々ではオーガはトロールと関連付けられている。彼らは山の中に建てられた城の主人であり、莫大な財宝をもっていると考えられている。

    元々は人食い怪物のことで明確な名前があったわけではなかったが、オーガ(オグル)という名前がシャルル・ペローの小説『長靴をはいた猫』で初めて与えられた。

    日本では「」と訳されることが多い。

全共闘ゲバ世代

全共闘

  • 全学共闘会議(ぜんがくきょうとうかいぎ)は、1968年(昭和43年)から1969年(昭和44年)にかけて日本の各大学で学生運動バリケードストライキ等、武力闘争として行われた際に、ブントや三派全学連などが学部やセクトを超えた運動として組織した大学内の連合体。略して全共闘(ぜんきょうとう)。

    全共闘は各大学等で結成されたため、その時期・目的・組織・運動方針などはそれぞれである。中でも日本大学の日大全共闘東京大学の東大全共闘が有名で、後に全国全共闘も結成された。東大全共闘では「大学解体」「自己否定」といった主張を掲げたとマスコミが伝え、広く流布した。「実力闘争」を前面に出し、デモでの機動隊との衝突では投石や「ゲバ棒」(ゲバルト棒)も使われた。特定の党派が自己の思想や方針を掲げる組織運動というよりは、大衆運動との側面があったともされる。

    全共闘と最も対立したのは民青系全学連で、東大紛争でも全共闘が乱入する中、七学部代表団を主導して大学当局と確認書を作り終結させた他、入試中止で文部省が動いた際にはストライキ解除の実力行使を行い、これに全共闘も応戦したことで機動隊導入のきっかけとなった。また日大で全共闘と対立したのは、体育会系・民族派系であった。

テュワル

トロル

コボルト

ゴブリン

ヘルム将軍

  • 帝国軍総指揮

福島

  • カメラマン

筋トーヌス

  • 筋緊張(きんきんちょう、英:muscle tonus,myotone,myotonia)は、筋の伸張に対する受動的抵抗、または筋に備わっている張力である。 筋緊張は生体の姿勢保持機構や体温調節機構に関与しており、特に姿勢保持機構は、運動あるいは姿勢保持の際に活動する骨格筋の準備状態に重要な意味を持つとされる。トーヌスともいう。

 フォルマル伯爵家

  • 城館
  • 日本政府と密な関係

ペルシア

マミーナ

  • ヴォーリアバニー
  • フォルマル家メイド

アウレア

  • メデュサ種
  • フォルマル家メイド
  • 桃色の髪が動く
  • 吸精鬼

モーム

  • フォルマル家メイド

年老いたメイド長

モルト皇帝

マルクス伯爵

菅原(すがわら)

デリラ

  • 日本人殺害をくわだてた事件は未遂に終わったが、伯爵家を旧知に陥れた

ノッラ

ジヴォージョニー

  • コヨーテを祖にもつと言われる種族で、体毛が濃く衣服に対する関心が薄い。深い森の中で暮らすことから樹神ワレハルンの信者が多い。作中では「彼女たち」と表現され、ヴォーリアバニー同様に女系ないし女しか産まれない。人の皮を被って変装する能力があり、亜人よりは怪異に近い扱いとなっている。

柳田 明(やなぎだ あきら)

  • 特地方面派遣部隊幕僚。二等陸尉一等陸尉
  • 防衛大学校を優秀な成績で卒業し、日頃の言動にエリート意識が漂い鼻につく。ただ東大を落ちており、学歴キャリア・実務能力・兵士としての力量全てにおいて上である狭間には妬みを抱きつつも頭が上がらない。伊丹に対しては嫌味を言いつつも、彼の尻拭いに奔走する苦労人の実務家。真面目一徹でキャリアを重ねてきたストレスから、怠け者なのに評価される伊丹に嫉妬を爆発させる一幕もある。とはいえ伊丹も柳田もお互いのことを口では「嫌いだ」と言いつつもなんだかんだと仲が良く、互いを認め合う仲である。狭間と共にピニャ、ボーゼスと対面した際はニヤニヤしながらボーゼスが伊丹を暴行したことを繰り返し問い詰め、ピニャから「蛇みたいで嫌な男」という印象を抱かれた。他にも、特地の資源確保のためにヤオを伊丹にけしかけたり、デュランに対して脅迫じみた要求をしたため「食えない奴」と悪態を吐かれた。が、伊丹が炎龍退治に赴いた後、狭間を初め、佐官級の幹部に囲まれて問い詰められた際は緊張のあまり全身から脂汗を垂らしつつも最後まで口を割らずに約束を守り通すなど、義理を通す面もある。事務畑であるため決して戦闘能力は高くはないが、デリラに狙われた紀子を救おうとして高度な体術を持つデリラに命懸けで食い下がり、相討ちに持ち込む。その際に大怪我を負うが、デリラの介護のもと回復。その後は人生の全てを柳田に捧げると誓ったデリラとコンビを組み、イタリカにおいて諜報指揮官として活躍する。閉門騒動時、皇帝の勅命を負ったシェリーを日本側へ脱出させるため、閉門寸前の「門」へ、デリラや他の自衛官とヘリで突入し、命からがら日本側への脱出を成功させる。4年後も変わらず自衛官を続けているが、古田の小料理店の常連となっており、元第3偵察隊メンバーとの付き合いも続いている。

キケロ

  • キケロ・ラー・マルトゥス
  • 帝国の名門貴族。元老院の重鎮でありもともと主戦派だったが「理性的で話が通じるタイプ」と、ピニャから菅原に紹介された。出兵した身内(甥)が日本に拘留されていることを知らされ、園遊会を兼ねた会合では自衛隊の持つ武器の威力も眼にし、戦争を続けても勝ち目がないと悟り、講和派へ鞍替え。他の議員と共に講和のために動くようになる。ちなみに、菅原との会話の経験で、日本人の「謙遜から入る交渉術」には一目置いている様子。ゾルザルのクーデター後は粛清の対象になるが自衛隊に救出される。彼の妻は日本人にも馴染んでおり、栗林などとはかなり親しげな会話をするようになっている(救出された際にも「日本に連れて行ってもらえるのか」と聞いていた)。監獄から救出された後、フォルマル家での亜人たちの優秀な働き振りを目の当たりにし、今までの考えを改めなければならないと感じる。イタリカに帝国正統政府が建った後は、国を取り戻してからいかに日本と関係を作っていくべきかを考えている。

シェリー嬢

  • シェリー・テュエリ(→子爵夫人→伯爵夫人)
  • カーゼル候の類縁・テュエリ家の令嬢。12歳だが、とても12歳の少女とは思えぬ程に知略に富み、精神面も非常に大人びている。外交パーティの席で真珠のネックレスをプレゼントされ、日本語や地球側の礼儀作法を教えられて以来、菅原に対して好意を抱き婚約を迫る。実際は没落したテュエリ家を興隆するための打算的アプローチだったが、オプリーチニキに追い詰められて絶体絶命のところをカーゼルとともに菅原に救われて以降、菅原に対して本物の恋愛感情を抱く。救出された後、イタリカに拠点を移したモルトの元で外交を学び、和平交渉の帝国側代表として来日。その際にテュエリ家の爵位を正式に継承している。交渉では自らの年齢と外見を巧みに利用した交渉術で日本側を困惑させ、帝国にとって申し分のない条件を引き出す事に成功する。閉門騒動時に日本政府に対する皇帝よりの密命を受け日本側に脱出し、特地に残った菅原と離れ離れになる。閉門より4年後は駐日帝国大使に就任、菅原の実家には「嫁」として世話になっている。

カーゼル侯爵

  • カーゼル・エル・ティベリウス
  • 帝国の名門貴族。侯爵。元老院の重鎮であり、開戦早々に帝国軍が大敗したことから講和のために動く。老獪な政治家でもあり、ゾルザルが自衛官(栗林)に暴行を受けたことを外交カードとして利用しようとしたが、ゾルザルが見栄を張って暴行を受けた事実を認めなかったため、不成立に終わった。ゾルザルのクーデター後は粛清の対象になるが類縁のテュエリ家に匿われ、自衛隊に救出される。この際、シェリーの両親が自分たちを逃がすために亡くなったため、シェリーの後見人を引き受けることとなる。キケロと共に多くの亜人が働くイタリカを見て、これからは亜人たちとも手を取り合い生きて行かなくてはならないと感じる。比較的早い段階で日本側が帝国にどのような役割を期待しているかという事を察していた。

『掃除夫(そうじふ)』

  • 帝権擁護委員(オブリーチニキ)
  • 所属機関を帝権擁護委員部(オブリーチニナ)
  • 政敵を粛清する

アルヌス

伊丹(いたみ)

  • 伊丹 耀司(いたみ ようじ)33歳→34歳
  • 陸上自衛隊二等陸尉
  • 第3偵察隊隊長 → 特地資源状況調査担当。
  • 特務部隊訓練経験者、通称「レンジャー」資格保有者(後述)。モットーは「喰う寝る遊ぶ、その合間にほんのちょっと人生」。中学校以来の年季の入ったオタクで、漫画やweb小説を読むことに情熱を注ぐ。過去に梨紗と結婚していたが、銀座事件後に離婚している。銀座事件での功績で二等陸尉に昇進、特地では第3偵察隊の隊長に任ぜられ、探索の課程でテュカ・レレイ・ロゥリィと出会う。その後、誰も成し遂げられなかった炎龍討伐という凄まじい武勲を挙げるが、その際本来の任務を放棄したため、第3偵察隊隊長の任を解かれる。減俸1ヶ月と停職2週間の懲罰を受けて職務復帰した後は、新設された共同資源探索班の班長に着任している。炎龍討伐の際にロゥリィと眷属の契約を交わしたことで、ある程度の負傷はロゥリィに肩代わりしてもらえるようになる。この能力を応用し、自分の体に文字状の傷を刻むことで、どんなに離れた場所でもロゥリィと意思の疎通を図ることもできる。勤務態度は誠実とは言い難く、常に危険を避け、何となく任務を果たしてお茶を濁している。評価は「不可にならない程度に可」で、本人も「趣味と仕事、どちらかを取れと言われれば迷わず趣味を取る」とうそぶいている。しかし実際は直感的な状況観察能力と咄嗟の状況判断力に優れ、危機察知能力と危機回避能力、逃走能力が非常に高い。自衛隊という枠に収まらない柔軟な思考の持ち主で、仲間のためにルールを破ることを厭わない義侠心を持つ一方、理想と現実をすり合わせてシビアな判断を下すこともできる。銀座事件において多数の一般人を救った功績により「二重橋の英雄」と称えられたことを皮切りに、特地でドラゴンを退治して特地の住民を救う、特地に拉致されていた日本人を救出する、特地の避難民を自活させ、かつ企業経営まで発展させるプログラムを発案した人物とされ、日本人の中で特地における最重要人物となっていく。蟲獣の世界に繋がってしまった「門」を破壊するために特地に残留。「門」再開通後、特地での内戦で片方の勢力に加担したことに対する処分として統合幕僚長から直々に一等陸尉への昇進を通達された。伊丹自身は辞表を提出したが、伊丹自身が特地と日本を繋ぐ最重要人物であることから却下され、江田島からの進言もあって「責任ある立場につけて仕事を大量に押し付けられる」という結果となった。現地の同僚や幹部の間での評価は高く、公にはできないような難儀な相談はとりあえず伊丹に持ちかけたらどうだという風潮が特地住民・自衛隊双方にある。web版では工作員とディアボの起こした爆発事故に巻き込まれ、体内に喰い込んだ破片等を摘出する処置を行うため日本へ帰還。帰還後は「門」再開通予定地の銀座駐屯地に勤務している。

目的地はクナックヌイ

  • イタリカから北西に1000㎞離れた辺境の地
  • 帝国のある地域から北北西にある辺境域で、アポクリフと呼ばれる黒い霧が広まりつつある。特地側における「門」による悪影響の一つであり、アポクリフに覆われた一帯では草木や微生物などあらゆる生命が完全に死に絶えている。養鳴教授はこの現象を、接近したり離れたりするお互いの世界の時間軸の波が離れようとしている時に「門」で時空間が接続されてしまったが故に離れることができず、お互いの時空間に無理な負荷がかかり、空間に歪(ひずみ)が生じているのではないかと推測している。

桑原(くわばら)曹長

  • 桑原 惣一郎(くわばら そういちろう)
  • 第3偵察隊所属。50歳。陸曹長
  • 伊丹や他の隊員からは「おやっさん」と呼ばれる偵察隊の副長であり、伊丹不在時には代理を務め、伊丹が第3偵察隊隊長の任を解かれてからは隊長を引き継いでいる。任官歴が長く経験豊富で、訓練教官の経験もあり、生徒であった倉田から「鬼軍曹」とも呼ばれているが、説明を求めるレレイに相貌を崩したり、炎龍と遭遇した際に「怪獣と戦うのは自衛隊の伝統」と発言するなど、まるっきりの堅物ではない。ただ、「ドラゴン」という単語を聞くとブルース・リーを連想する世代であり、炎龍を発見した際は「首一本のキングギドラ」と言って倉田から「古い」と突っ込まれた。さらに、外見は子供であるロゥリィが酒をあおっているのを見とがめた際に、齢961歳の彼女から散々「坊や」扱いされてへこんだこともある。閉門騒動では日本に帰還。4年後は定年退職し、孫の相手をしつつ警備会社に務めている。

倉田(くらた)

  • 倉田 武雄(くらた たけお)
  • 第3偵察隊所属。21歳→22歳
  • 三等陸曹
  • 高機動車ドライバーで高い技術を持つ。北海道名寄駐屯地から招集された。伊丹同様のオタクでケモナー(ケモノ娘萌え)であり、伊丹とはおたく話で盛り上がる仲。また、銀座事件の日に同人誌即売会の会場にいたが、自衛官として何もできなかったことを気に病んでおり、伊丹のことは自衛官としても非常に尊敬している。帝都に開店したPXの支店で、出入りの商人を通じた情報収集を行うが、漫画版ではこの際、商人自身やその妻ではなく、子供たちへの贈り物を用意して相手の気を引いていた。また、皇族(ゾルザル)のお忍びパーティーの噂を聞きつけ、パーティーの厨房に古田を送り込むよう話を付けるなど、機転が利く。薔薇騎士団によってイタリカに連れ戻された伊丹を奪還する際に、フォルマル家の猫耳亜人メイドのペルシアと出会い一目惚れ。その後はイタリカでの任務を率先して引き受けながら交際を重ねていく。特地自衛隊に全面撤退命令が出された際、ペルシアを助けるために一人戦地へ飛び出そうとして仲間に力づくで制止されるが、伊丹が届けた新たな命令書によって待機命令は撤回。イタリカへの救援部隊に参加し、ペルシアの危機を救う。閉門後は特地に残留し、恋仲となったペルシアとは熱々の状態。ただしケモナーは相変わらずであり、彼女以外の亜人女性に目移りして制裁を加えられることもある。web版ではペルシアと共に日本に帰還したが、モデルとして世界的なスターになった彼女に若干気後れしている。

勝本(かつもと)

  • 勝本 航(かつもと わたる)
  • 第3偵察隊所属。三等陸曹。
  • 少し軽薄で軽い性格だが、その気さくさで街の子供たちに慕われている。漫画版では関西弁で喋っている。110mm個人携帯対戦車弾(LAM)で炎龍の左腕を破壊したが、その際にLAMの形状が逸物に似ていたことから「鉄の逸物」として、さらに彼の発した発射時の安全点呼の言葉「後方の安全確認」が、炎龍を退けた魔法の呪文「コホウノ、アゼカクニ」として旧コダ村住民によって特地に広がることになる。Web版「商売繁盛編」では捕虜となったミューティの取り調べの際に何度か通訳を務めており、彼女が釈放された後、行き場の無かったミューティの引き取りをロゥリィに依頼して好意を抱かれた。ゾルザルの放ったダーに襲われた際、テュワルを守って手榴弾で自爆しようとしたが、ロゥリィに救われた。閉門騒動では日本に帰還。4年後、教育隊の助教をしている。栗林菜々美にアタックしたがフられたことを、柳田にバラされていた。

笹川(ささがわ)

  • 笹川 隼人(ささがわ はやと)
  • 第3偵察隊所属。陸士長。
  • 写真撮影が趣味で、倉田と一緒になって撮った亜人や特地生物の写真を「ある雑誌」に投稿したかったようだが、許可が下りなかったと漫画版番外編で語られている。ただし防衛省からは、参考人招致以降、特地の人々(主に女性)に対する関心が高まり、テレビ局、新聞社などの要求、圧力を躱すための材料として重宝されており、笹川の撮った写真が「特地の女の子特集」として週刊誌などで紹介されている。閉門騒動では日本に帰還。陸自を退官し、4年後では金沢で職人である父親の仕事(Web版では加賀友禅の絵付け師)を手伝っている。

黒川(くろかわ)

  • 黒川 茉莉(くろかわ まり)
  • 第3偵察隊所属。23歳。女性。
  • 二等陸曹。
  • 190cm超の長身で、栗林とは40cm以上の身長差があるということになるが、アニメ、コミックともそこまでの長身には表現されていない(それでも第3偵察隊では一番の長身)。自衛隊中央病院から召集され看護資格を持っており、救出活動における主幹人員である。趣味は注射。銀座事件の際は大量に発生した怪我人の治療に忙殺されていた経験を持つ。伊丹や栗林からは「クロ」「クロちゃん」と呼ばれることもある。真面目で気配りができるが、目の前で困っている人を助けたい衝動はあってもその先の展望がないため、理想が先行しがちな(悪く言うと無責任な)提案をしては伊丹に却下されている。当初は反対される理由を理解できずに伊丹に反発していたが、自身の提案した内容が実際に行われてテュカの自我が崩壊した様を見てからは慎重になった。その後、つまらない冗談のせいで病院に強制収容された伊丹の監視役として異動となり、第3偵察隊メンバーとしては最初に日本に帰還する。当初はお淑やかな口調に多少毒が混じる感じであったが、伊丹と行動を共にすることで何かを吹っ切って悟ってしまい、お淑やかな口調は変わらないが毒気がさらに増した。閉門後も変わらず自衛隊中央病院に勤務し、4年後には看護師長を任されている。Web連載版では、以前は一般の病院に勤めていたが、ストーカーの研修医から逃れるために自衛隊に入隊したという設定がある。また、閉門後には役者を志して夜勤専門の看護師をしながら活動している。

ロゥリィ

レレイ

テュカ

ヤオ

ピニャ・コ・ラーダ

  • 皇太女になった

地震、星の配列の異常

冥王ハーディのお告げ

冥王ハーディ

  • ハーディ冥府の神。冥府とは一種の死後世界であり、大部分の死者はそこへ赴くとされている(とはいえ、唯一の死後世界というわけではない。例えば戦死者はエムロイの元へ赴く)。また、冥府は地下にあるとされており、転じて地下を司る神という権能も持っている。それ故、鉱物などの地下資源もハーディの恩寵とされている。特殊な性嗜好を持っていてロゥリィに求愛している。銀座と特地を結ぶ「門」を作り出した。使徒はジゼル。非常に気さくではあるが、「神とは世の調和を守る存在ゆえに俗人の自分勝手な願い事をかなえる存在ではない」と言い切る神ゆえの俗人から見ればある意味非情な倫理観を持っている。例えば自身の信者であるダークエルフたちが、自身の放った炎龍によって殺されたことを糾弾された際にも「弱肉強食は世の習い」「死後の幸福は自分が約束するから、生き物の生殺与奪は自分の自由」と発言しており、俗人から見ればかなり自分勝手な性格。自分の意に適った魂をコレクションしており、コレクションされた魂は幸福な死後を送れるようだが、ロゥリィは麻薬で幸福を感じるようなものであると批判しているほか、この行いによって強い魂を持つ者が転生しないため、現世の魂のレベルが低下しているとのこと。伊丹と言葉の会話を行うためにレレイに勝手に憑依し、久方ぶりに食事などの肉体の感覚を堪能させてもらったお礼として、レレイに「門」を作り出すアイテム を与えるが、これが原因でレレイは帝国のみならず各方面から狙われる存在となってしまう。精神体としての容姿はヒト種の美しい女性。正神の見た目上の姿は自由自在であるため、伊丹に「整形美人ではないか?」と疑われた際にはロゥリィを通じて涙目になってネイティブであると主張していた。ヒト種が特地にまだいない頃からの正神であり、非常に謎の多い神である。前述の通り、その信仰や死に方により例外はあるが、多くの魂は死後ハーディの元へと自動で運ばれるため、特地においては反魂による蘇生は確実に不可能となっている。なお、魂と対になる「魄」というものもあり、こちらは肉体と共に土に還るという。特地におけるアンデッドとは、何らかの異常現象で魄が肉体に残ったままとなって発生するらしく、肉体を完全に抹消しなければ救われないとのこと。web版では、自身を憑依させても無事だったレレイに使徒にならないかと勧誘している。

リサ様

  • 葵 梨紗(あおい りさ)
  • 伊丹の元妻で同人作家。29歳。
  • 伊丹の中学・高校の後輩であり、ビスクドールのコレクターでもある。栗林からは「伊丹と同類」と言われる筋金入りの腐女子。幼い頃からよく知っており、安定収入がある伊丹に酔った勢いで「養って下さい。代わりに結婚してあげます」と結婚を申し込み夫婦となったが、銀座事件を切っ掛けに互いの意識のズレを感じ、「仕切りなおしたい」と彼女の方から離婚を申し出た。伊丹とはそれ以降も友人以上の関係で付き合いを続けており、本人曰く「夫婦だった頃より上手くいっている」。離婚後は趣味に散財しては電気・ガス・水道・日々の食事もままならないほど生活に困窮しており、伊丹から借金をして凌いでいる。部屋に陳列されたビスクドールを見たロゥリィに、ハーディの回し者と勘違いさせて震え上がらせたり、伊丹たち一行を安全に特地へ帰還させるために、ネットで「大きなお友達」を大動員するように情報操作を仕掛けて米国CIAコマンドを翻弄したり、現実逃避をして「特殊な芸術」の道を極めるために逃げてきたピニャを住み込みのアシスタントにするなど、かなりの大物っぷりを見せる。漫画版13巻ではアルヌス傭兵団々旗のデザイン監修として名前が出ている

女性騎士ハミルトン

  • ハミルトン・ウノ・ロー
  • 17歳。侍従武官・准騎士。
  • 仲が良好な婚約者がおり、性的には騎士団の中で一番進んでいた(逸物が何なのかを知っていた)が、騎士団側近はみんな相手がおり、ピニャ本人が例外。外伝漫画『ゲート 帝国の薔薇騎士団 ピニャ・コ・ラーダ14歳』では騎士団設立以前からよくピニャに同行しており、騎士団学校時代はどちらかというと「鈍くさい方」だった。イタリカにおいて自衛隊との交渉をまとめた手腕(実際はハミルトンの手腕は関係なく、自衛隊の要求が特地の感覚からすると異常なまでに軽微なものだった)をピニャに評価され、ピニャの秘書として働くようになる。ピニャに対する忠誠はボーゼスに負けず劣らずで、ゾルザルのクーデターによりピニャが幽閉されて主戦派元老院議員の槍玉に挙げられた際も、1人で元老院を相手に舌戦を行った。優秀な秘書ではあるが、いささか思い込みが過ぎるきらいがあり、また物事を実行する際にも度を越した根回しで暴走するところがある。ピニャと伊丹をくっつけようとして酒樽の中に激烈に効く媚薬を混ぜるが、出所不明なその薬を自分の両親で試して家族を一人増やしてみたり、それでも効能を信用できずに自分の婚約者に薬を飲ませ、自分の腰が抜けるほどの体験をして艶を出してみたりと、優秀なのか抜けているのかわからないところがある。なお、この媚薬が混ぜられた酒樽が、後にピニャとケミィたちを巻き込んで起きたちょっとした騒動の原因になった。

狭間(はざま)陸将

  • 狭間 浩一郎(はざま こういちろう)
  • 特地方面派遣部隊指揮官陸将
  • 東京大学の哲学科を卒業後、自衛官候補生として入隊。一般兵である二等陸士から昇進を重ねた自衛官座右の銘は「叩き上げ」。帝国内に日本人が連れ去られ奴隷化されていたことが判明すると元老院への爆撃を命じたり、独断で炎龍退治に向かった伊丹を援護するために部隊を派遣するなど大胆な行動をとる。自分たちの規律や常識では出来ないことでも義侠心で平然とやってのけ、特地のキーパーソンに好意を持たれている伊丹を「絶対に死なせてはならないバカ」と位置づけ、日本人の中で特地における最重要人物であると認識している。そのため、日本政府が「門」の開閉をレレイを通して自由に行う事を要望した際、レレイたちが自衛隊に条件提示してきたその中の項目の一つ「伊丹耀司のアルヌス協同生活組合への引渡し」という普通なら到底容認できない条件に対しても、レレイたちの意図を見抜いた上で、苦笑しながらも悩むことなく要求を飲むことを予定に入れてしまう。閉門騒動時には「撤退する時は一番最後」という己の信念に従い、最高責任者として特地に残る。 「門」再開通後は日本で経過した4年で定年に達していたため、労をねぎらう意味で幕僚長への昇進を打診されたが、断って退官した。これには閉門から再開通までの間に独断で行ったこと に対する責任を取った一面もあった。

漆原(うるしばた)教授

白位(しらい)博士

  • 白位博士(しらい -)国立天文台に勤める天文学者。初めて観測する特地の星空にかなり興奮していた。

養鳴(ようめい)教授

  • 養鳴 賢九郎教授(ようめい けんくろう -)
  • 物理学者。
  • 東大出身で、職歴もすべて東大というエリート。東大出身を鼻にかける東大至上主義的なところもあるが、基本的に気の良い優秀な学者である。ハーディより伝えられた特地での異変を調査すべく派遣され、クナップヌイで空間の歪みを観測したことで、「門」が世界に与える影響にいち早く気づいた。レレイの明晰な頭脳を大変気に入り、東大の自分の研究室に来るように強く薦めている。漆畑・白位・養鳴の3人揃って個性的な上にノリが良く、クナップヌイでの最初のアポクリフ調査終了後、帰りに松居を救出した特戦群を回収すると伊丹から聞いた時には民間人でありながら参加する気満々で、負傷者の収容を手伝っていた。閉門より4年後は、特地に関する名物学者として知られている。漆畑は東大名誉教授、白位も教授となったが、出演したwebテレビ番組で乱闘騒ぎを起こすなど、ノリの良さとはっちゃけぶりは相変わらず。だが、視聴者からは好意的に受け取られている。「Season2」では、レレイの協力を得て魔法の実証実験をしているが、魔法が使えるレレイがいないと実験が進まない状況。地球人でも素養さえあれば魔法の修得が可能なことは判明しているが、特地とは逆の理由で「まだ早い」と判断している。

栗林菜々美(くりばやしななみ)

  • 栗林 菜々美(くりばやし ななみ)
  • ジャーナリスト。
  • 古村崎の後輩であり、栗林志乃の妹。姉に劣らぬ巨乳の持ち主だが、要領が悪くて同期からは出遅れており、何とか挽回しようとしているが、夏場の取材で露出過多な服を着たりしてかえって先輩に睨まれるなど、努力が空回りしている。銀座で起こったある騒動で姉の志乃と遭遇し、志乃との会話からタナボタで特ダネ報道を行なってしまうが、完全なイレギュラーだったためしばらく干されていた。その後、特地に直接赴く仕事に志願した結果、世界の行く末を左右する重大な特ダネを掴むが、局の圧力により握り潰されてしまう。後に古村崎との会話や現在のマスコミ界への反発から、公平な報道のあり方について模索するようになり、閉門後は局を退職し「何も足さず、何も引かずにありのままを視聴者に伝える」を信条にネットテレビニュースのメインキャスターを務め、その報道姿勢から人気を得ている。

砂川(すながわ)

  • 砂川カメラマン。古村崎に対抗しようとする菜々美に対し「君も彼に対する反感から偏向している」と諭す。閉門後は局を退職し、菜々美と同じネットテレビ局のカメラマンをしている。アニメ版では菜々美と行動するスタッフは全員女性となっている。

ベルナーゴ神殿

  • ベルナーゴ神殿ハーディを祀る神殿。教団の本部であり、神殿を中心とした都市となっている。特地でも特に古い歴史を持つ街であり、ハーディが死後の世界を支配していることから、信仰する主神には関係なく一生に一度は巡礼に訪れる聖地となっており、巡礼者向けの案内書も出版されている。

グレイ

  • グレイ・コ・アルド
  • 侍従武官・騎士補。元筆頭百人隊長(兵卒の最上位)。
  • スキンヘッドな男性(アニメ版ではロマンスグレーの短髪)。実戦でたたき上げた歴戦の騎士で、頭の回転が早く的確な助言でピニャを補佐する。騎士団の中では数少ない男性であり、一兵卒出ながら騎士補という地位にある。イタリカで盗賊と戦った際にも、ピニャに「無事なのは解りきっている」と言われるほどに信頼されている実力者で、実際に手傷を負ったり返り血を浴びることなく最初の戦闘を終えている。学都ロンデルにて伊丹たちと一緒に行動した時にも的確な助言を行うなど、ベテランの風格を見せる頼れる存在である。web版ではピニャの命によりレレイを害そうとするが、レレイの爆轟魔法による致命傷が原因で死亡。外伝+収録のエピソードでは、作中の7年ほど前に「騎士団設立」を決意したピニャに指導教官として引き抜かれた。当時は髪が生えていたが、ピニャの無茶ぶりから来る心労で禿げてしまった。

ロンデル

  • 学都ロンデル学問が盛んな都。学問の神エルランとラーに作られた。ロマリア山地を挟んで帝国中央とは隔てられているため、日本との戦争や内乱に巻き込まれることなく安定している。魔導師たちの研究街区では魔法の暴発や実験の失敗が頻繁に起こり、危険なので一般街区からは「隔離」されている学術都市であるが図書館が存在せず、学徒が集まる理由は高名な老師の収集した所蔵本目当てという物もある。後述の魔法学学派の一派・リンドン派のリンドンとは「ロンデル発祥」という意味。

ロンデルの西方、距離にして約50㎞にある銅山の廃鉱

アルペジオ

  • アルペジオ・エル・レレーナ
  • レレイの義姉(継父の連れ子)。24歳。
  • レレイが呼ぶ呼称は「アルフェ」。感情の起伏が大きく物事を早とちりしやすいなどレレイとは正反対の性格であり、体型もレレイとは対照的なナイスバディ。研究と生活に追われる日々で「鉄のアルフェ」の二つ名でよばれている。レレイとはよくケンカになるが、血のつながりのない姉妹で言いたいことも言えないならそれは他人と同じと感じ、姉妹であることを確認するコミュニケーションの一環。感情表現の乏しいレレイの感情を出させようとするのはカトーと同じで、彼女の場合は擽る等の直接的行為を行ったりもした。元来情に厚い性格で、再婚したレレイの母が死んだ際にも「病気してばかりで結婚したのは損だった」と言い放つ実父に三行半を突きつけ、アルハンプラ・ルルドの首領マルキの世話になる。ロンデルで魔法の研究に勤しんでるが、研究に多大な資金を要する鉱物魔法を専攻しているため常に金欠に苦しんでおり、資金稼ぎの内職として書籍の写本をしている。レレイが導師号の試験をうけると聞いて喜びはしたものの、自分よりも財力・知識・交友関係等のあらゆる面で勝るレレイに嫉妬して姉妹喧嘩を起こした(審判のロゥリィによると13回目の姉妹喧嘩)。暗殺者の出現で姉妹対決はうやむやのうちに終わったものの、汚してしまったレレイの導師服の代わりに自分が着る予定で準備していた導師服の丈を徹夜で詰める等、根は妹思いの優しい姉。後述のエルフ・フラットとはプロポーズを断ったりしているが、悪くない仲。外伝四ではレレイからの依頼でアルヌスに向かう途中、イタリカで猫拝観料不払い等で拘束、所有物没収でも弁納できない為裁判になり投獄。保釈金は1億円相当で、しかも裁判終了までイタリカから出られない為、レレイは保釈金は出さなかったが、弁護士は優秀なものを雇った。牢で投獄されたミュイを励まし、イタリカ奪還までフォルマル家の雇用賢者となる。メイドたちに指示して、脱獄とイタリカ脱出、アルヌスへと逃避行を行う。

ベルナーゴ神殿から伊丹への招待状

  • ハーディからのもの

シャンディー・ガフ・マレア

  • シャンディー・ガフ・マレア 17歳。
  • ミーハーな性格。伊丹を籠絡する任務を受け、当初は乗り気では無かったが、炎龍を退治して英雄になった伊丹に好意を持つ。後に笛吹男に操られレレイを暗殺しようとしたが、事前の策によって暗殺は失敗。パナシュと姉妹縁を結んでおり、白薔薇隊隊長の後任に選ばれたが断ってアルヌスへの語学研修に参加した。伊丹たちが炎龍討伐に出発するまでの経緯をピニャに報告したが、報告書は過剰に演出・脚色された文面で、テュカを男性に書き換えられており、内容は読んだピニャに「英雄物語の序章かと思った」と評された。漫画版ではテューレにも「あれ、報告書だったんだ」と言われていた。ゾルザル軍との最終決戦ではモルトの居室の守備を担当。ハリョ族の猛攻からモルトを最後まで死守し、戦死する。

土浦

  • チヌークのパイロット・機長
  • 一等陸尉

亜人ジゼル猊下

  • ジゼル
  • 深き縹色の肌にトライバルのタトゥー
  • 冥府の王ハーディに仕える亜神。龍人族出身。敬称は「猊下」(げいか)。
  • 大鎌が武器。見た目は20代だが実年齢は400歳を超えている美女。ボロボロの白いゴスロリを着崩しているためが隠せていない。文庫版挿絵では元々サイズが合っていないのか、前の部分を紐で括っているだけで、漫画版では下着も丸見え。普段の口調は荒く、敬語を使おうとすると舌を噛みそうになってしまう。性格も男性的で、血が上ると周りが見えなくなる傾向がある。一方で非常に律儀な性格でまめなところもあり、物分りもよく真面目。ロゥリィのことは「お姉様」と呼んでおり、彼女に対しては一対一では敵わないこともあって頭が上がらない。彼女本人は未経験ながらあくまでも異性愛者であり「主上さん」と呼ぶハーディの特殊な性的嗜好も、自分なりに理解しようとはしている。ハーディにロゥリィ捕縛を命じられた際、休眠期で眠っていた炎龍を起こし、水龍とつがいにして生まれた新生龍2匹を手懐けてロゥリィに挑むも、F-4による牽制射撃、75式自走155mmりゅう弾砲による砲撃と、AH-1のミサイル攻撃によって新生龍が一瞬にして倒されたのを目撃し、勝機なしと判断し逃走。これを伊丹の「力」であると勝手に誤解し、それ以降伊丹に対し一目置くようになる。その後クナップヌイで異常事態を見張っていた際、空腹で飢えていたところ、伊丹に自衛隊レーションカレーライス)を好きなだけ食べさせてもらい、その旨さに感動し、伊丹に少しだけ好意を抱くようになる。龍を失った後はハーディの意思をロゥリィたちに伝えるメッセンジャーとして立ち回るが、アルヌス協同生活組合で知らずに無銭飲食をして借金をこしらえてしまい、亜神の身でありながらメイドとして働かされる羽目になる。ハーディの神官で龍人族 = 亜神ジゼルは特地では有名だが、まさか神官姿の亜神が給仕をしているとは思われず、事情を知らない客からは話に聞く「こすぷれ」かと思われた。真面目な勤務態度から組合員には好評であったが、賄いの限度を超えて喰いまくり、自腹で高い酒も飲んだため、借金は中々減らなかった。閉門騒動時は、暴走した「門」の弊害で湧き出た蟲獣に対して配下の飛龍の群れを率いて援軍に駆けつけて状況を一気に好転させる活躍を見せ、ロゥリィに頼んで借金を帳消しにしてもらっている。閉門後はアルヌスに建立するハーディ神殿の責任者として滞在。ロゥリィから神殿用地として連合諸王国軍兵士の墓地を譲られたが、その整備費用に頭を悩ませる。テュカから自衛隊が兵士の遺体を金品含めた所持品ごと埋葬していたことを聞き、再び弔うことを条件に遺体の所持金を利用する事とする。外伝参では、テュカの父・ホドリュー捜索に赴く伊丹たちに、配下の飛龍・イフリとエフリを貸す。その際、精霊魔法で感情を抑えた伊丹を見て、寝ころび「踏んでくれ」と言って、ロゥリィたちを呆れさせた。web版では駐屯地奪還戦の最中に水龍を引き連れて現れ、「門」を力づくで破壊しようとする。だが自衛隊義勇軍に水龍を倒され、自身はロゥリィに解体される。だが、直後に伊丹が向かった基地で大爆発が起きたため、放り出されて首だけの状態で転がっていく形でフェードアウトした。

縹色(はなだいろ)

  • (はなだ)もしくは縹色花田色、はなだいろ)とは、明度が高い薄青色のこと。後漢時代の辞典によると「縹」は「漂」(薄青色)と同義であるとある。花色月草色千草色露草色などの別名があり、これら全てがツユクサを表している(ただし千草色(千種色)という別の色も存在する)。とくに露草色(月草色、千草色)および花色については後述する。
  • 本来、露草花弁から搾り取った汁を染料として染めていた色を指すが、この青は非常に褪せ易く水に遭うと消えてしまうので、普通ははるかに堅牢なで染めた色を指し、古くは青色系統一般の総括的な呼称として用いられたようだ。ただしツユクサ(ボウシバナ)の栽培種であるオオボウシバナは未だに友禅などの下絵作業に利用されている。

    古事記伝に仁徳天皇からの使者が皇后に拒絶され、使命を果たそうと地下で嘆願し続けたために、水溜りに漬かった衣服から青色が流れ出した。という逸話があるが、下級官人であった使者はこのような脆弱な染色を用いていたのであろう。時代が下ってからも宮中の儀式では、儀式に伺候する舎人に古式に則って、山藍や露草を摺り付けた衣を着せた事もあったらしい。

    一方で、冠位十二階制などの古代の服制で使われた縹は当然堅牢な藍染であった。こちらは逆に移ろいにくく、該当する官位を持つ官吏の通常の制服として使われた。

    平安時代にもなると染色素材としては衣装を染める用途にはほとんど用いられなくなったようだが、花色といえば移ろい易いことの代名詞であった。枕草子に「移ろひやすなるこそ、うたてあれ」と嘆かれている儚い色は露草の青である。

    それより後は露草での染色はわずかに下絵作業に見られるにとどまり、江戸時代に衣装の裏地に良く見られた花色木綿というのも、色あせにくい藍染の実用的な布の事を指す。

    位階において六位層は位の色が縹であったため、貴族や公家の家政機関に勤仕する(ほぼ六位層に固定)は青侍と呼ばれた。

深縹 (ふかきはなだ)
     
16進表記 #274765
   
中縹 (なかのはなだ)
     
16進表記 #3F729F
   
次縹 (つぎのはなだ)
     
16進表記 #618BAD
   
浅縹 (あさきはなだ)
     
16進表記 #67A7CC
   
白縹 (しろきはなだ)
     
16進表記 #A3D8F6
   
  • 平安時代中期に編纂された、宮中の格式を記した法典『延喜式』の中に縹色についての記述がある。そこでは縹色を4段階に、すなわち濃いものから薄いものへ深縹、ふかきはなだ、こきはなだ)・中縹(なかのはなだ、なかはなだ)・次縹(つぎのはなだ、つぐはなだ)・浅縹(あさきはなだ、あさはなだ)に分けたものが示されている。深縹は黒味を帯びるほど濃く染め上げた藍染である。ふつう縹色といわれるものは、これらのうち中縹に該当する。さらに、同じく『延喜式』に、浅縹よりも淡く染めたものとして白縹(しろきはなだ、しろはなだ)が挙げられている。 

 

 

 

 

トライバル

  • トライバル(Tribal)とは英語で、『種族の、部族の』と言った意味

LAM

 
パンツァーファウスト3、後部グリップが折りたたまれた状態

鉄火肌(てっかはだ)

  • 〘名〙 (形動) 威勢がよく侠気に富んだ気質。無法で荒々しい気質。伝法
    ※洒落本・一事千金(1778)目録「第三 探穴品〈略〉よし光のてっく(ハダ)

黒霧・・・アポクリフ

アポクリフ

  • 数万、数千万、数億ともいえる年月の先に、神々が去り人もいなくなって世界はゆっくりと虚無の霧に包まれて原初の混沌に帰っていくと言われている。その虚無の霧の名がアポクリフ

 余剰次元

  • 余剰次元(よじょうじげん、extra dimensions)とは、4次元よりも高次(5次元以上)の時空を表す理論物理学の概念である。

    物理学では、3次元の空間的な次元と 1次元の時間的な次元が、許容されている次元であるが、さらに次元を導入することで、4つの基本的な力を統一しようという理論がある。最も有名な理論として弦理論は、10次元の時空の次元を要求し、さらに基本的な 11-次元の理論は、それ以前の 5つの超弦理論をその中に含むM-理論と呼ばれる理論に基づいている。現在、これらの余剰次元の存在を検証するにたる実験結果や観測結果は得られていない。余剰次元の存在を仮定すると、何らかの物理的メカニズムにより背後に隠れている必要がある。良く研究されている可能性として、余剰次元は現在の実験では見ることのできないくらい小さなスケールに「巻き上げ」られているかも知れないというものである。サイズに関する極限や余剰次元のほかの性質は、Large Hadron Colliderのような素粒子実験により決められる

    場の量子論のレベルで、カルツァ=クライン理論は、小さなコンパクトな余剰次元を伝播する重力は、大きな距離ではゲージ相互作用と等価であることが実現されるということを基礎として、ゲージ作用と重力を統一する。特に、余剰次元幾何学が自明なとき、電磁気学を再現する。しかし、充分に高いエネルギーで短い距離では、この設定は量子重力を記述しようとすることの直接的な障害となっていることと同じ障害で完成していない。従って、これらのモデルは、いまだに弦理論の提供しようとしていることのひとつである紫外完備化英語版(UV completion)を求められている。このように、カルツァ・クライン理論はそれ自体が不完全な理論であるか、もしくは構築中の弦理論のモデルのある一部であるかのどちらかではないかと考えられている。

    小さな、巻き上げられた余剰次元に加えて、現実の宇宙に存在する物質は (3 + 1)-次元の部分空間上へ局所化されているので、代わって現れない余剰次元が存在するかもしれない。このように、余剰次元は小さくコンパクトである必要はなく、大きな余剰次元英語版(large extra dimensions)であるかも知れない。D-ブレーンは、この役割を果たす弦理論により予言される様々な次元を持つ拡張された力学的対象である。D-ブレーンは、終点がブレーンに固定されたゲージ相互作用に付帯した開弦の励起と、一方、重力相互作用を媒介する閉弦は全時空(バルク)上を自由に伝播するという弦の性質を持つ。これにより、重力相互作用が高次元の体積の中へ伝播するほど、自分自身を充分に希釈することになるため、重力が他の相互作用よりも指数的に弱い理由を説明できる可能性がある。

    ブレーン物理学のいくつかの側面は、ブレーン宇宙論(brane cosmology)へ応用されている。たとえば、ブレーンガス宇宙論 は、トポロジー的で熱力学的な思考により、何故、空間次元は 3次元であるのかを説明しようとしている。このアイデアに従うと、弦が一般的に交差しうる空間的次元の最大数が 3 であるからである。もし、最初に大きなコンパクト次元の回りの弦の巻きつき数が大きいとすると、空間はマクロスコピックなサイズへ膨張するだけであり、反対に、これらの巻き数がなくなると仮定することは、弦は互いに相手を見つけて打ち消しあう。しかし、3次元では、弦はあいてを見つけ打ち消しあうに充分な率ではないので、空間の次元が 3であることが、宇宙の初期構成の一部により与えられた大きさとして許容されることとなる。

    いくつかの理論物理学理論では、空間余剰次元を何らかの理由で導入している。

なぜ余剰次元を見ることができないのか - YouTube

https://youtu.be/PbErY7IuKgE

エテル(レレイの説明)

  • 三次元の外側(厳密には三次元と重なり合って)に存在している
  • エテル、セテル、ケテル、フェイテル・・・・という方向軸が存在
  • 私達んはそれを感知する器官がない
  • 重力の法則が支配する三次元で、物を魔法で浮かすことが可能な理由は、三次元の『原理』を切り離し、虚理の支配するセテル側に働きかけることで起こす。

ナゥルテルの認識

  • スーパーストリンクス(超弦理論)理論のこと

スーパーストリンクス

  • 超弦理論(ちょうげんりろん、superstring theory)は、物理学理論仮説の1つ。物質の基本的単位を、大きさが無限に小さな0次元の点粒子ではなく、1次元の拡がりをもつ[要曖昧さ回避]であると考える弦理論に、超対称性という考えを加え、拡張したもの。超ひも理論スーパーストリング理論とも呼ばれる。

    宇宙の姿やその誕生のメカニズムを解き明かし、同時に原子素粒子クォークといった微小な物のさらにその先の世界を説明する理論の候補として、世界の先端物理学で活発に研究されている理論である。この理論の中ではほぼ矛盾なく高度に完成している、しかし実験による裏付けがほぼ無い状態であるため理論としては優れていても2020年時点では「優れた理論」止まりである。またこの理論を実証するための実験に必要なエネルギー量はおおよそ人類に扱える範囲を大幅に上回っていると想定されるため、そもそも「実証不可能」「永久に仮説」ともいわれる。

テルタ

  • 帝国第二の都市
  • ゾルザルは帝都を放棄して、皇太子府を移した
  • ゾルザルは廃嫡された

イタリカ

  • ピニャ・コ・ラーダ皇太女と元元老院講話派
  • モルト皇帝が治療中

ゾルザル

  • ゾルザル・エル・カエサル
  • 皇帝の第1子で、ピニャの腹違いの兄。物事は自分の思い通りになるのが当然と考え、そうならないことを理不尽と感じる傲慢かつ幼稚な性格。日本との主戦論者。皇帝になる自分に仕えるより自分の店を持つことを望む古田を気に入り、古田が用意したデスクワーク中に済ませられる手軽な食事・ハンバーガーを評価する。あくまで一面的な見方ではあるが、官僚機構の欠点にも気付くなど、欠点を補い悪い部分をフォローする腹心がいれば「権力志向が薄いピニャ」や「考え過ぎて思惑が丸解かりになるディアボ」よりもよっぽど権力者に向いている。性嗜好に関しては周囲が眉を顰めるほど酷く、女性をさまざまなな手段で精神的・肉体的にいたぶる事で興奮するサディスト。彼の奴隷にされた女は皆酷い扱いを受ける。日本人女性(紀子)を奴隷にしていたため、伊丹の命令を受けた栗林から半殺しの目に遭わされる。騙して愛玩奴隷にしたテューレが何も知らぬまま自分に仕えていると思っているが、実際は全てを知って復讐を企てたテューレの傀儡となっている。ディアボ曰く「以前はただのバカだったが、本当の大バカになった」。元来、劣等感が強く臆病な性格で、他人と正面から向き合うことが出来ず、それを隠す意味で暴君を装っている。さらに「自分は英雄だ」と思い込むが故に「(自分が考える)英雄ならこのように振舞うはずだ」という観念に振り回されているが、周囲にイエスマンしかいなかったため、それらを修正する機会に恵まれなかった面もある。そのため、純粋に冷酷という訳ではなく、配下に対しては配慮を見せる時もある。ただし、普段が普段なだけに、本人は冗談のつもりでも周囲をドン引きさせる発言になることも多い。性嗜好と我儘な部分をのぞけば本来は悪人というわけではないらしく、部下が卑劣な提案をすれば(小心者なため)良心に呵責を感じ諫言をしたり、自分の兄弟姉妹が責任を追及されれば相手を宥めるなど(自分の責任とならなければ)人間らしい感情がないわけではない。次代の皇帝の座を狙い、父が手綱を取りやすい暗愚な皇子を演じて(本人は演じているつもりで)いたが、モルトが日本との戦争を避ける形に路線変更したことに納得できず、クーデターを実行。講和派を投獄・処刑し元老院を掌握する。本人は何者にも媚びる事のない「強い帝国」を望んでいたが、非常時を言い訳に司法を蔑ろにし、強権を用いた指導を行う。身の安全が保障され精神が安定さえしていれば時間を惜しんで仕事に取り組もうという姿勢もあったが、基本的に己が理想とする方針に追随するように官僚達に強要しているだけなため、基本的には只の恐怖政治における暗愚な専制君主として君臨した。投獄していた講和派を圧倒的寡兵で救出され帝都をほぼ制圧されかけたことで自分の命はいつでも簡単に奪われかねない状態だと自覚。伊丹とレレイの脅迫で帝都そのものが自分の命を狙っていると被害妄想を繰り広げ、遷都の名目で逃亡する。帝都から離れても狙撃の恐怖に怯え続ける日々となり、敵に勝利して精神の安定を図らざる得ない状況に追い込まれてしまう。イタリカでの最終決戦に敗北し、逃亡前から行方を眩ませていたテューレに再び出会うが、ゾルザルに対しての憎悪を表したテューレの手に因って殺された。web版では帝都に辿り着き、無人の皇宮で待ち構えていたテューレに刺し殺されるが、本人は「望んでいた玉座で皇帝として死ぬことができた」と満足げな最期だった。

テューレ

  • テューレ
  • ヴォーリアバニーで、もとはヴォーリアバニーの国の女王。国を滅ぼさない代償としてゾルザルの奴隷となるが、彼女の知らぬ所で約束は反故にされて国は滅亡し、部族は離散。そのためデリラなど同族の仲間からは国を売った裏切り者と言われ、命を狙われている。その事実を知ってからは言葉巧みにゾルザルを操り、自身をエサに従わせた密偵による裏工作を行い、帝国のみならずヒト種に対しての復讐を目論んでいる。自分の目の前で自分と似た境遇の紀子が自衛隊に救出されたことに嫉妬し、帝国や日本を含めて人間を恨み、全員を不幸にしようと画策し、ゾルダルを利用して帝国を陥れるも、何も満たされる事のない虚しさを得てしまい、虚無感を覚える。その最中に出会った古田に惹かれる。唯一自分の不遇を黙って聞いてくれる古田に対し、古田の将来の夢と自分の幸せを重ねて古田に同行する選択肢があることに満足し、その想いを叶えることなく、自らがそれまでに犯した過ちの清算と復讐の為に最終決戦に敗れたゾルザルと刺し違える。web版ではゾルザルを仕留めた後、ボウロに襲われた所を助けた古田と共にアルヌスに移る。潜入中とは打って変わった古田の厳しい指導に泣きが入りつつも組合食堂で働く。だが、ディアボと中国工作員の計画に気付いたことで捕らえられて凌辱を受けた後、脱出するも自身を見張っていたデリラに危機を伝え、力尽きて死亡する。

エルベ藩主国の国王デュラン

デュラン

  • デュラン
  • エルベ藩王国国王。左目を失っており眼帯を付けている。獅子と称された武人。連合諸王国軍の一員としてアルヌスの丘に夜襲を仕掛けるが、自衛隊の火力の前に一方的に壊滅させられ、自らも一時錯乱し、左腕左脚を失う重傷を負った。生き残った部下を先に帰国させて、自身は修道院で治療を受けていた。漫画版では黒髪、アニメ版では濃い茶髪だったが、敗れたショックで白髪になった。モルトが連合諸王国軍を自衛隊にけしかけた理由が、諸王国の戦力を削ぐためであったことを悟り、自衛隊に関する情報を聞き出そうとするピニャに帝国への恨み言をもって応じる。後に負傷者や避難民などが居ないか捜索にあたっていた第4偵察隊に半死半生のところを発見され、アルヌスの診療所へ搬送される。このとき付いていた者は(国へ)帰したとあるが、これらの者が貴族や王族と話せないような立場の者か、口止めをしたのかは不明だが、国として国王は戦闘中行方不明(実質戦死)扱い。アルヌスで治療を受けた後、義手・義足のリハビリを行いながら、度々診療所を抜け出しては駐屯地を見て回るが、出自を問われると「元は農民で、ただの一兵卒」だと言い続けて己の身分と名を隠していた。ある日、精神異常をきたすテュカと炎龍退治に行くか否か悩む伊丹と出会い、テュカの精神を助けるヒントを与え、医官に上官を呼ぶように伝えて自分の身分を明かす。同時に消息不明となった際に王太子に奪われた国政を取り戻すため、柳田二尉との交渉の結果、炎龍討伐時の国内通過の権利と、新規開発鉱山の金銀銅の貨幣に使う鉱物以外の地下資源の調査と採掘の権利と関税特権の交換条件で自衛隊に協力を要請した。ゾルザルのクーデター後は事態を静観していたが、帝国正統政府と日本の和平・講和が成ると正統政府側として参戦。義手・義足の身で前線に出て健軍と共に戦った。

属州カルポ総督

  • ゾルザルは怪異をこの地方からおくらせている

アブサン

  • アブサン帝権擁護委員部「オプリーチニナ」。自身が責任者に任じた者を失敗すれば処分し、兵には策もなく突撃を命じるため、周囲からはあまり快く思われていない。最後はボウロと共にゾルザルの責任転嫁で殺された。

ヘルム将軍

  • ヘルム・フレ・マイオ
  • 帝国の将軍。子爵。23歳。
  • 元・薔薇騎士団、第三部隊隊長。騎士団に入団したのは出世のためのコネ作りが目的だったらしく、騎士としての心構えよりも処世術を重視している。特に演習などでは、家格の上の者に綺麗に勝たせることを考えるが、能力評価は高く、騎士団卒業前に軍に(士官候補生として)入隊が決まった。銀座での戦いに出兵した際に捕虜となり、そのことで屈辱を感じている。帰国後も屈辱を憎悪と変えて復讐を狙っていたらしく、ゾルザルでさえも驚愕し良心に呵責を感じるほどの卑劣な作戦を提案、正統政府軍が補給に苦労するよう怪異や亜人を使って村々を焼き払う焦土作戦自衛隊に偽装した兵による撹乱工作を行った。焦土作戦自体はモルトも命じているが、責任を他者や敵側に擦り付けるような行為はピニャや講和派に批判された。最終決戦でピニャと直接戦い、ピニャに自分の采配や武勇を示せることを本懐と思う程ピニャに敬意を持っていたが、アニメ版では強い敵に誇りを持った戦いなど意味が無いとピニャを馬鹿にしたような目つきをした。web版では「緑の人」の噂話を広める元コダ村住民や、自衛隊から依頼を受けた吟遊詩人の暗殺を行った。揚句の果てに、アルヌス周辺の村住民から人質を取り「返して欲しければ自衛官(日本人)を殺せ」と強制した。最終決戦では自軍の勝利を確信していたが、粘り続けたピニャに戦局をひっくり返されて敗北。正統政府軍に協力した亜人部族部隊に捕らえられた。

ネイ

古田(ふるた)

  • 古田 均(ふるた ひとし)
  • 第3偵察隊所属。陸士長。元板前
  • 自分の店を持つのが夢で、開店資金を稼ぐために自衛官になった、という異色の経歴の持ち主。有名な料亭の料理長の元で修行していたという経歴を持ち、その料理の腕は一級品。特地においてはその技量を発揮して多くの人を喜ばせてきた。漫画版にて、本人としては自身の日本料理が特地で通用するか試したがっているが、取り寄せた新鮮な生魚などは特戦群を始めとした同僚や協力者として事務所に出入りしている悪所の娼婦たちに嗅ぎ付けられて集られ、特地人相手でも肉料理ばかり注文されるので残念がっている。ただし自衛官や料理人としては有能だが、男としてはテューレに惚れられていることに気付かないなど、かなりの朴念仁。帝国での潜入活動中、彼が自衛官とは知らないゾルザルに気に入られて皇太子付きの料理人として雇われることになり、その立場を利用して諜報活動を行う。そこで巡り合ったテューレと心を通わせるも、その想いはテューレのあまりに重すぎる宿命のために叶うことはなかった。閉門騒動ではシェリーを連れた柳田やデリラと共にヘリごと門に突入して日本に帰還。4年後は自衛官を退官して念願の小料理店(Web版での屋号は「兎屋」)を開店、元特地派遣部隊を中心として自衛官の溜まり場となっている。外伝では、彼の料理法を受け継いだ帝国やアルヌスの料理人による「料理革命」が起きている。

食事

  • 古田がゾルザルのためにつくったポリッジ

ポリッジ

  • porridge
  • オートミールなどを水や牛乳で煮て粥(かゆ)のようにしたもの。

メルダ

  • ゾルザルのもとで厨房周りで下働きをしているヒト種の奴隷

ネッティ

  • ゾルザルのもとで厨房周りで下働きをしているヒト種の奴隷

ボウロ

  • ボウロ
  • テューレに従う密偵組織の元締め。ハリョを自称し、「豚犬」とも評される醜悪な容姿の男。ゾルザルのハーレムにハリョの女を送り込んで一族から皇帝を出すことを目論んでいたが、ゾルザルは奴隷しか相手にしなかったため、思惑は外れる。最後は追い詰められたゾルザルがテューレに対して「自分を唆したのはこいつだ」と洗いざらいぶちまけてしまい、アブサンともども責任転嫁で殺された。

マツイフユキ

  • 松居 冬樹(まつい ふゆき)
  • 帝国による日本人拉致被害者のひとり。紀子の恋人の裕樹と共に鉱山奴隷として売り飛ばされていた。かろうじて生き残っていた所を主戦派によって自衛隊をおびき出すための囮にされるが、特戦群によって救出される。Web版ではゾルザルに殺され(ゾルザルは事故で死んだと強弁し)た上、首を交渉使節団に突き付けられた。

拉致被害者救出作戦

  • タンスカという地域

ゴダセン閣下

  • ゴダセン
  • 元老院議員。
  • 遠征軍に参加し、日本からの反撃による帝国軍敗退を報告した。自衛隊の持つ戦力について最初の報告を行ったが、当時はさして重要視はされず、撤退時の負傷から議員を退いていた。ゾルザルのクーデター後にタンスカの長官として再登場するが、オブリーチニキが自衛隊を誘き寄せる囮として持ち込んだ拉致犠牲者を救出しに来た特戦群に人質にされる。この時の作戦は特戦群で行われた演習で伊丹が使った策を少々手直ししたもの。魔導師でもあるが、レレイが発表した爆轟の魔法に必要な魔法式を2つまでしか展開できない(攻撃魔法として効果を発揮するには最低5つは展開しなければ威力が出ない。レレイは30個ほどの式を展開していた)。本人は古代龍などが相手ならともかく、人間同士の戦争で使うような魔法ではないと考えている。

ダーレス

  • 帝権擁護委員部「オプリーチニナ」
  • コボルトの兜をかぶっている
  • 対物狙撃銃でヘッドショットされ死ぬ

剣崎(けんざき)

  • 剣崎 (けんざき)
  • セイバー特殊作戦群隊員。三等陸尉
  • フランクだが職務には忠実。漫画版ではベッサーラの襲撃に対して屋敷を爆破する報復行動を指揮している。

的射(まとい)

  • 特殊作戦群隊員

兵卒テリー

  • ボルホスの部下
  • 鳴子のたわみにきがつく

ボルホス

  • ボルホス帝国の将軍。
  • 近衛軍団主席百人隊長。部下からの信頼が厚く真面目で愚直。叛意が発覚し捕らえられていたテューレが古田に惚れていることに気付き、密かに逃がす。最終決戦後はシーミストで警備隊長として身を立てている。

忍野(おしの)

  • セイバー特殊作戦群隊員

出雲(いずも)

  • 出雲 (いずも)
  • キャスター特殊作戦群隊長。二等陸佐。三佐
  • 色々あり伊丹を少し恨んでいるが、いくつかの作戦で伊丹が使った策を実行している。家族持ちで息子もいるが、外伝四では帝都悪所に住む子供・リニエを引き取る発言をしている。

槍田(うつた)

  • 特殊作戦群隊員

忌埜(いまわの)

  • 特殊作戦群隊員

カクシ

  • ダーレスの仲間

対物狙撃銃12.7ミリ

  • 対物ライフル(たいぶつライフル、anti-materiel rifle)は、かつての対戦車ライフルに相当する、主に狙撃に使われる、大口径の弾薬を使用するの総称、もしくは通称である。

バレットM82 対物スナイパーライフル(12.7mm弾) - YouTube

 M4カービン

M4 PEO Soldier.jpg

M4A1カービン
ポル・ポト
ប៉ុល ពត
PolPot.jpg

ブログ

  • 作者のハンドルネームは、メガネ娘
  • 紀子

紀子

  • 望月 紀子(もちづき のりこ)
  • 帝国による日本人拉致被害者のひとり。銀座事件以前に帝国から秘密裏に派遣されていた偵察員に拉致され、ゾルザルの奴隷にされていたところを伊丹によって救出される。家族は拉致された娘を捜し続けて銀座事件で死亡、同時に拉致された恋人の裕樹(姓は「のがみ」)は奴隷として売られた鉱山の落盤事故で死亡、さらに実家は火事で焼失と天涯孤独になったことを知り、生きる希望を失う。テューレの策略によりデリラに命を狙われるが、柳田に助けられる。奴隷という身の上から必死に覚えた特地の言葉に堪能で、外国語も複数習得している。そのため自衛官や外務官僚ではない「民間人の通訳」として、海外のマスコミから特に重宝される。その際、常に否定的な報道を行う古村崎に出会い、彼に対する反感から正しい情報を発信していこうと決意する。日本に帰国後は、特地で保護されていた間に起こった楽しい思い出や、特地で友人になった亜人達との記念写真を掲載したブログを細々と開設し、特地の「本当の」状況や情報を発信していたが、いかんせん個人のブログレベルではマスコミの偏向報道に押されて人気も出ず、誰に知られるわけでもない状況であった。しかし古村崎に反発した(かつ助言を受けた)菜々美の協力で、大規模に特地の事実情報、特に菜々美が局に握り潰された特地のスクープを発信していく機会を得る。閉門より4年後は、特地に関するコメンテーターとしてネット放送などで活躍している。

内閣総理大臣の森田(もりた)

  • 森田(もりた)
  • 辞任した本位の後を継いだ内閣総理大臣。事なかれ主義で物事を深く考えていないため、周囲から不安視されている。自分自身を客観的に見る事ができると称している。自衛隊派遣当初の目的「帝国の撃破、銀座事件責任者の処罰と賠償」から「『門』の確保、特地側戦力に対しての防御」と方針を縮小する。最終的には中国の術中にはまり、「門」の管理を国連安全保障理事会に託し、自分が責任を負わずに済むようにしようと目論むが、木檜以外の全閣僚の辞職願と与党内各派閥幹部の同意を得た嘉納の手によって失脚する。小説並びに漫画版では、自由民主党福田康夫に似た容姿と口調の描写で表現されている。

官房長官の小𡑭(こぐれ)

  • 木檜(こぐれ)
  • 森田内閣官房長官。他人から聞いた話を、自分の考えのように言う癖がある。そのためシェリーに誘導され、自衛隊が全面攻勢に打って出てゾルザル派を討伐するように仕向けられてしまう。嘉納が森田を失脚させるため、森田に突きつけた各閣僚の辞職願の束の中には木檜のものだけがなかった。

防衛大臣の夏目(なつめ)

  • 夏目(なつめ)
  • 森田内閣防衛大臣。嘉納が引退した後、保守党の党首となる。嘉納の盟友。帝国の日本人拉致及び奴隷化の報復として、狭間から航空自衛隊へ要請された帝国元老院爆撃に対しては森田への事後報告を引き受け、「大いにやってよろしい」と許可した。閉門騒動後は門の再開通に備えて、銀座駐屯地のドームの強化と接点となるダイヤモンドの設置を進めていたが、銀座とは全く違う場所に門が開いてしまい、4年かけた準備と予算が無駄になったと頭を抱えて嘆いている。小説並びに漫画版では、自由民主党石破茂に似た口調や容姿の描写で表現されている。

中華自民共和国

北京・中南海

董(とう)主席

劉(りゅう)

  • 劉(りゅう)
  • 薹の命令で活動するエージェント。デモ隊を隠れ蓑にした工作員部隊を用いて「門」の独占及び破壊を目論んだが、偶然別世界に繋がった「門」を興味本位で覗き込んでしまい、蟲獣に食い殺される。web版では「共産党国家戦略企画局・局長」。日本国内のいわゆる「プロ市民」や、メディア放送局内の「同調者」を使った情報戦略を指示している。ディアボと共にガス兵器を使用して駐屯地を一時占拠するが、鹵獲した自衛隊の武器の使用に苦労している。

『銀座紅旗計画』

バラノフ

  • ロシア大統領府から来た

ルクレー

  • フランス

ブラジス

  • イギリス

黄(ファン)

  • 朝鮮

金(キム)

  • 韓国

ブレトミー

茨城県霞ケ浦

  • スカイダイビング

死神博士

駒門(こまかど)

  • 駒門 英世(こまかど ひでよ)
  • 防衛省情報本部所属。警視庁公安部から防衛省自衛隊に出向しており、後に公安部に復帰(警察関係者と自衛隊防衛省との出向人事交流は現実でも普通に行われている)。「門」を狙う勢力の排除や、それら勢力のマスコミを利用したプロパガンダ工作の対処・摘発など、伊丹ら自衛官の活動を影で援護。縁の下の力持ちのような活躍をする。ロゥリィ、テュカ、レレイの初来日時に護衛を務める。その最中に超重量のロゥリィのハルバードを迂闊にも持ち上げようとして腰を痛めてしまい、それ以降は杖が手放せなくなっている。「働きアリの中で怠け者を演じられる」伊丹を尊敬し、日本滞在中の伊丹たちのためにいろいろ便宜を図る。洞察力に優れ、不審人物の見極めには公安警察官らしい年季の入った能力を発揮する。また、日米の密約を盾にするCIA局員に対して「中国とロシアとアメリカの工作員の見分け方を知らない」との名目でまとめて拘束するなど、非常にしたたか。

科学技術研究所・茨城県

茨城県の科学技術/茨城県

 ミュイ

  • ミュイ・フォルマルフォルマル
  • 伯爵家の当主で、イタリカの街とその周辺を統べる。11歳。3人姉妹の末娘だが、父(コルト)と母が事故死し、姉2人は既に嫁いでいたことから、当主となる。父の後を突然継ぐ事になったばかりか、姉2人が後見を巡って争った事もあってイタリカに不正がはびこり、自身では制御できなくなっていた。イタリカが盗賊団に襲われた際にイタリカに立ち寄ったピニャに軍の指揮権を委ね、自衛隊の協力で盗賊を退けた後は、荒廃したイタリカ復興のためにピニャに後見を頼んでいる。年の近いシェリーと仲良くなるが、シェリーと比べると良くも悪くも普通の子供。物ごとを素直な観点から見極められるが、今はまだ他者に上手く説明できない。外伝四ではレディに対して「ミュイ・ロゥ・フォルマル」と自己紹介している。レディの策謀で、代官を廃止させられたうえ、婚約者と姉二人に町を無茶苦茶にさせられ、さらにお仕置きと称して投獄される。牢獄でこれも投獄されていたアルペジオと会い、戦う意思を持つ。彼女をフォルマル家の雇用賢者として雇い、時を見計らってメイドたちと共にイタリカを脱出してアルヌスへ向かう

マルクス伯爵

  • マルクス
  • 帝国の内務相である伯爵。モルトの腹心。帝国とモルトのためならば、ゾルザルなどの皇族すら道具として扱う冷徹な男。モルトの意向の下、独自の判断で行動するように命じられるほど信頼されている。ゾルザルのことを内心見下していた節を見せた一方で、当のゾルザルからも本心を見抜かれていたらしく、彼が実権を握った後は遠まわしに隠居を強いられてしまう。アニメではゾルザルから早い段階で若干の疑いを向けられており、内心では彼を恐れている節も見せている。モルト、ピニャと共に伊丹たちの手で帝都を脱出し、イタリカにて正統政府を立ち上げている。

フォルマル家のメイド長

パナッシュ

  • パナシュ・フレ・カルギー
  • カルギー男爵家令嬢。19歳。白薔薇隊隊長。正式な騎士団結成前は第二部隊隊長。
  • 見た目が男装の麗人。イタリカでピニャが孤軍であるとボーゼスが暴走気味に単騎で駆けようとするのを抑えていたが、実はスピード狂の気があり倉田の高機動車に便乗してはしゃいだり、「飛行機は音より速く飛ぶ」と聞いて、空自組にF-4に乗せてくれるよう頼んでいた。アルヌスへの語学研修の際、ピニャからは伊丹を籠絡するよう命じられていたが、アルヌスに潜入したディアボと関係を持つ。ピニャの義姉(兄の配偶者)になれることを密かに喜んでいたが、ディアボにはピニャの補佐をして欲しいと願っていた。以後は彼の補佐的活動をしているはずであるが、ディアボが組合員に問い詰められた時には描写が無い(所在不明)。

自衛隊中央病院感染症病棟

<曲>銀河鉄道999 

  • 『別れも愛の一つ』というセリフ

ディアボ

  • ディアボ
  • ゾルザルの弟・ピニャの異母兄に当たる、帝国の第二皇子で元老院議員。ゾルザルと違い知性派を自認している。実際に人並み以上の知性は持っており、モルト皇帝の意図が「ゾルザルを自衛隊と敵対させ、ピニャと自分が自衛隊と友好を結ぶ。」という事を読んでのける。そこでピニャにどうする(一番自衛隊に近しいピニャが皇帝位を望むように動く)か尋ねるが、ピニャにその気はないし意図も読み取れず「芸術の擁護者になる」と答え、まさしく後のピニャ曰く「ゾルザル兄は考えなしだが、ディアボ兄は考えが過ぎる」であった。また、直面した問題に対して優先順位を決めて計画を立てることはできても、周囲の人間のモチベーションに対する配慮に欠けるなど、組織のトップに立つよりは補佐役向き。ゾルザルのような嗜虐性や暴力性はないが、ゾルザルを追い落とすほどの人望にも恵まれていなかったため取り巻きの貴族はいない。後継者争いにおいても皇帝である父にゾルザルよりも賢いことをアピールする以外には効果的な手を打てなかったことが災いしゾルザルが皇太子となってしまう。「自分が皇帝になれないなら、国も世界もどうでもいい」と言い放つなど人としての器量は小さく、考えがすぐに顔や態度に出る。ゾルザルが政変を起こした際には自分は確実に殺される側と判断して帝都から逃げ出す。その際にピニャに引き止められるが、「帝都に残るなら命懸けになる。それなら対価を払え」と、ピニャに貞操を要求する。ピニャは兄妹間でと躊躇したが、最終的に決心して身ぎれいにしてくると待たせている間にディアボ自身は帝都を脱出してしまった。(元より妹と男女の関係になる意図はなく、諦めさせるために言っただけである。この仕打ちはピニャに「自分は男一人引きとめる魅力もないのか」と落ち込ませた。)ゾルザルのクーデター後、メトメスと逃走し庇護者を探していた際に各国が地図購入で争奪戦を繰り広げている現場に遭遇する。現金ではなくキャッシュカードしかもっていなかったことで地図を購入できなかった中国武官を見つけ、何かしらで敗者となった者であれば自分達を高く売り込めると判断し中国に接触することを決意する。アルヌスに潜伏している際はパナシュと関係を持つ。パナシュとしては皇太女になったピニャの補佐をして欲しいと思っていたが、皇帝の地位への執着を捨てきれず中国の工作員接触のうえレレイを拉致して、彼女と交換に中国兵1万を要求する。第三勢力として日本と帝国との間に立とうと考えるが、自衛隊のいるアルヌスの門に、敵性兵1万を入れた段階でどうするか考えていないうえ、レレイを奪われただけで約束を反故にされる事を考えてレレイ自身ではなく杖を送るなど小物ぶりを示す。レレイ保護の名目で料理長やメイアにレレイ誘拐の手伝いをさせていたが、単に取引材料にしていた事がばれ、アルヌスの人々から白眼視される。閉門騒動後はロゥリィが課したレレイ拉致の罪の清算の試練として、「民意の代弁者(別の言い方では民意の傀儡)」という立場でアルヌスの人々のために働く事になる。外伝弐では皇位継承権を放棄してアルヌス州民自治会代表に就任しているが、富田とボーゼスの結婚式の際に空回りを起こして顰蹙を買うなど、小物ぶりに改善は見られない。自身の空回りが原因で危うく中止になりかけた富田とボーゼスの結婚式がより巨大な催しとなったことでさすがに反省し、今度は確実に成功させるべく多くの国からすぐれた人材を集めるが今度は予算枯渇という事態に発展し、危うく国家の枠を超えた深刻な大問題になりかねない事態を招いてしまう。ロウリィに反省を促され解決策を模索する中、亜神が率いるチーム対抗棒倒しが盛り上がったことで賭博の胴元に名乗り出ることに成功、これにより得た資金で予算枯渇を乗り切った。「門」の再開通後、日本国アルヌス州の知事となる。将来的には正式な日本国籍を得て、代議士選挙へ出馬することも視野に入れている。web版では、中国工作員と自身が集めた傭兵を使い駐屯地を一時占拠するも、自衛隊とピニャの募った義勇兵に追い詰められ、処刑されることを恐れた工作員とともに爆発に巻き込まれ死亡している。

メトメス

  • メトメスディアボの忠実な従者で、ディアボが怪我等するよりは他の者がひどい目にあった方が良いのが当然と考える。アルヌスではディアボの影武者にされる。が、レレイの隠し場所を鈴芳華に尋問されて白状してしまい、ディアボ曰く「保護していた」物置でレレイの代わりに縛られていた。

船本(ふなもと)みたま

デュレル大統領

  • ディレル
  • アメリカ合衆国大統領
  • 国内の支持率が低迷しており、国民に成果を示す為に特地から得られる利益と資源を狙ってさまざまなな工作を仕掛ける。公式な場以外では「自衛隊」を「日本軍」と呼称し、特地での面倒事は日本に丸投げするなど実にアメリカらしい傲慢な性格。閣僚のスキャンダルをネタに本位に圧力を掛け、特地からの「来賓」を引き渡すように脅迫するが、宿泊施設に差し向けた特殊工作員も全滅。その後、本位内閣の総辞職でそれ以降の協力を無効にされ、銀座で「来賓」を拉致するために差し向けたCIA局員も駒門に抑えられて失敗。さらに栗林姉妹がテレビカメラの前で「どこかの国」が「特地の来賓」を狙っていることを生中継でしゃべってしまったために全てがご破算になり、癇癪を起こしていた。

白百合(しらゆり)

  • 白百合 玲子(しらゆり れいこ)
  • 本位内閣首相補佐官→森田内閣特地問題対策副大臣お忍びで日本を訪れたピニャ、ボーゼスと最初の交渉を行い、後に講和交渉団代表として特地に派遣される。この際、とある事情で貴族女性の間でコスプレじみた服装が流行していたことに驚愕している(本人は中世ローマ風を予想していた)。

キケロ

  • 帝国正統政府の議員
  • 講話派の有力貴族
  • 外交分野で実力がある
  • シェリー伯爵夫人とともに交渉

プルコニウス

  • 帝国正統政府の議員
  • 講話派の有力貴族
  • 外交分野で実力がある
  • シェリー伯爵夫人とともに交渉

ボーゼス

  • ボーゼス・コ・パレスティー
  • パレスティー侯爵家の次女。18歳。黄薔薇隊隊長→団長代行。
  • 正式な騎士団結成前は第一部隊隊長。金髪縦巻きロールの髪型が特徴のお嬢様然とした女性。ピニャに対して忠誠は篤いが、正しいと思えばそのピニャにも反論し、イタリカでピニャが孤軍であるとすれば、部隊を置いて行っても駆けつけようとする熱血嬢。イタリカ防衛戦へ薔薇騎士団本隊とともに駆けつける途中、イタリカ防衛を果たしてアルヌスに帰還する途中の第3偵察隊を発見し、パナシュとともにこれを臨検。自衛隊とピニャの間で結ばれた協定のことを知る由もなく、伊丹らがアルヌスへ帰ると知ると伊丹を捕らえて暴行を加え、イタリカへ連行し、顛末を知ったピニャを激怒させる。さらにその件の隠蔽のためにピニャから伊丹を懐柔するよう命じられるが、歓談して盛り上がっている面々には気付かれず、無視されたと伊丹に平手打ちを放ち爪でひっかく。その後、日本政府との仲介交渉のためにお忍びで来日したピニャのお供をした際に、護衛として同伴した富田を異性として意識するようになり、交際へと発展。騎士団が翡翠宮(帝国の迎賓館)に滞在中の日本の交渉使節団を護衛する任務において、帝権擁護委員部(と無理矢理連れてこられた帝都駐留部隊)との戦闘になってしまった。帝都を脱出する際に、皇宮に軟禁状態のピニャを助けようと単騎敵地に乗り込もうとした。ゾルザル軍との最終決戦時には富田との子を身籠った状態で戦いに身を投じている。閉門騒動後、栗林の襲撃や他の嫉妬した貴族女性や新人亜神の妨害工作などの万難を乗り越え、無事に富田と結婚。一人娘の舞を授かる。web版では富田の殉職に衝撃を受けるも、富田の子を産んで「いつか彼の両親に紹介したい」と伊丹に伝えていた。アルヌスが日本国アルヌス州になった後、富田のそばで生活するために騎士団を退官し、「ピニャの信任を受けたアルヌス駐在武官」という肩書でアルヌスの自衛隊管理区域境界線近くに住居を構え、アルヌスの住人からは「坂の上の黄薔薇屋敷」と呼ばれている。その後、富田より助言を受けてパレスティー家の総力を挙げ、特地には無かった画期的な通信手段である「伝書鳩」通信網のインフラ整備に尽力している。皇帝・皇族でも類をみない最大規模の結婚式を挙げる。

ヴィフィータ

  • ヴィフィータ・エ・カティ
  • 18歳。正式な騎士団結成前は親衛隊隊長。
  • 父親は侯爵だが、庶子と少々複雑な立場。男勝りで情に厚く、地位・家格の上下など気にせずハミルトンと共にピニャの家(皇城)に最初に泊まり、それを簡単に口にしてしまうなど処世術などとは縁がない性格。体力バカで地味な訓練や座学を嫌う実践派。特殊な芸術に興味が無いため、パナシュの後任の白薔薇隊隊長になった。とある騒動で遠慮もなく自分を肩に担ぐ健軍に漢を感じてしまい、一方的に惚れてしまう。親子と言っても差支えない年齢差ながらもともと同年代の男性に興味がなかった事もあって、日本と帝国の和平締結の式典中に告白。健軍もその気になり、交際に至る。外伝弐では健軍を「シュンヤ」と呼び、交際を続けていることが明らかとなるが、デートの際に行うイベントは、どういうわけか自衛隊式の兵棋演習であるなど、騎士団の仲間をヤキモキさせていたが、やることはやっていると漏らしてしまい、ピニャに自分一人が未経験だと自覚させてしまう。

健軍(けんぐん)

  • 健軍 俊也(けんぐん しゅんや)
  • 第4戦闘団団長。一等陸佐
  • ピニャに盗賊撃退の依頼を受けた伊丹からの支援要請を受け、第4戦闘団のヘリ部隊を率いてイタリカに出撃。なかなか出撃の機会がなかったことの鬱憤を晴らすかのように、「地獄の黙示録」よろしくヘリに搭載したスピーカーからワーグナーの『ワルキューレの騎行』を大音量で鳴らしながら、盗賊に対し容赦ない攻撃を行い、これを殲滅している。その後、盗賊殲滅戦の対価の交渉の際は、特地の常識としては異常に少ない要求と、捕虜を人道的に扱うよう求めてピニャたちを困惑させている。前職は第一空挺団大隊長であり、日本側外交団の救出を目的とした帝都への空挺降下作戦では、現地に精通した現場指揮官として空挺団の鯖江陸将補から現場指揮一切を委ねられ、見事に作戦を成功させた。この作戦の後に薔薇騎士団のヴィフィータに一方的に気に入られ、娘ほども歳の離れたヴィフィータに押し切られるような形で交際するようになる。漫画版の番外編では、駐屯地で始まったラジオ放送番組にラジオネーム「キルゴアたん」でリクエストを入れている様子も描かれている。この時にリクエストしたのは映画作品「遠すぎた橋のテーマ曲」で、炎龍討伐時の行軍中、まさに戦車で川を渡っている最中だった柘植がこれを聴いて噴き出している。炎龍編では、炎龍退治を断られたヤオが食堂で泣いているのを目の当たりにしながら何もできない自分たちに憤っていた。閉門騒動後も特地に残り、ヴィフィータに戦術を教えている。 門再開通後は帝国への駐在武官就任を打診されているが、現場から離されると不満を漏らしている。単行本では名前は不明だったが、外伝にてヴィフィータが「シュンヤ」と呼んだことで名が判明。その後、文庫版のキャラ紹介欄にて漢字を含む本名が判明した。

アルヌス州

  • 日本国土

野本(のもと)

  • 特地開発庁長官 候補

帝国歴

  • 1年は389日

ゾルザルが築かせた城塞軍

  • マレ
  • フィエ
  • レッキ

ファントム

アメリカ空軍のF-4D-28-MC 66-0710号機

アメリカ空軍のF-4D-28-MC 66-0710号機

七四式戦車

74式戦車
74式戦車 (8465384154).jpg

 オーガー

  • オーガogre)、あるいはオグルogre)、オーグルとは、伝承神話に登場する人型の怪物種族である。女性はオーグリスogress)またはオグレスogresse)と呼ばれる。

    北ヨーロッパでは凶暴で残忍な性格であり、人の生肉を食べるとされる。一方で、引っ込み思案で臆病という面もある。知性や賢さといったものはほとんどなく、人間が彼らを倒すことは難しくない。また、自由に動物や物に姿を変えることができると言われている。住処は大きな宮殿や城、または地下である。

    絵画などでは豊かな髪の毛とぼうぼうのあごひげをはやした大きな頭とふくらんだ腹と強靭な肉体をもつ大男として描かれている。

    児童文学にはオーガに誘拐されたお姫様を救出する勇敢な騎士の話がたくさんある。また、ファンタジーゲームや映画の中にもよく登場する。

    スカンジナビア半島の国々ではオーガはトロールと関連付けられている。彼らは山の中に建てられた城の主人であり、莫大な財宝をもっていると考えられている。

    元々は人食い怪物のことで明確な名前があったわけではなかったが、オーガ(オグル)という名前がシャルル・ペローの小説『長靴をはいた猫』で初めて与えられた。

    日本では「」と訳されることが多い。

翼竜騎兵
  • 翼龍
  • いわゆるワイバーンで、前脚が翼になっている。ヒト種によって飼い慣らされて竜騎兵として使役されているが、漫画版でピニャが「ヒナのころから育てたものしか操れない」と語っている。龍種の中では知能は低いが、その鱗は高い防御力を持つ。柔らかい腹部ならば12.7mmの徹甲弾でどうにか貫通できるが、7.62mm小銃弾は寄せ付けない。鱗や爪、牙は武具の材料として用いられ、傷のない充分な大きさの鱗が一枚銀貨30-70枚となる。レレイの言によると、強さの等級は「古代龍>新生龍=成長した亜龍>飛龍」の下になる。アルヌス攻防戦で撃ち落とされた翼龍はそのまま放置され、特地での価値を知らない自衛官たちからは射撃練習用の的扱いされていた。そのため鱗や牙は難民に無償で譲渡され、生活組合の基盤となった。

トーチカ

 
アルバニアのトーチカ
 用賀(ようが)二佐
  • 健軍(けんぐん)の配下

マイモール閣下

  • イタリカを出発した健軍率いる合同軍
  • マレ城塞の事後処理をする

デュラン陛下の第二梯団

  • ファレ城塞へ侵攻
  • エルベ藩王国の兵士たち

梯団

  • 〘名〙 軍隊区分の一つ。大兵団が輸送または行軍を行なう場合、輸送または作戦の便宜上、数個の部隊に分けたときの各部隊をいう。〔作戦要務令(1939)〕

UH-1ヘリ

多用途ヘリコプターUH−1J

ハリョ

  • ハリョ
  • 異種族間に生まれた混血児で構成される集団。混血児という出自ゆえ、どちらの親の種族にも受け入れられなかった者たちが身を寄せ合って作り上げた。怪異扱いされている種族との混血も存在し、知能も低くないなど、偏見を抜きにすれば侮れない能力を持つ。ヴォーリアバニーやキャットピープルのようにヒト種との混血が進んでも特に混血児を迫害するなど起こっていない種族も存在するほか、ヒト種の中でもルルドの民にはごく普通に受け入れられている者たちもいる。悪所に至っては「使えるかどうか」が重要で種族にはこだわらない。他の種族が「門」によって異世界からやってきたのに対し、自分たちは特地で生まれた種族であるという理由から、「自分たちこそ世界を支配する正統な権利を持つ」という劣等感からの優生思想を持つに至ったが、前述のとおりすべての混血児が迫害されるとは限らず、作中に登場したのは少数派。
  • ボウロは情報収集の人材として、ハリョという部族をよく利用していた。

諦念(ていねん)

  • 〘名〙 道理をわきまえてさとる心。また、あきらめの気持。断念。
    ※ギヨオテ伝(1913)〈森鴎外〉四三「遊歴時代の精神は労作(Arbeit)と念(Entsagung)とである」

ウッディ伯爵

外患誘致(がいかんゆうち)

クレイトン男爵

アブサン

  • アブサン帝権擁護委員部「オプリーチニナ」。自身が責任者に任じた者を失敗すれば処分し、兵には策もなく突撃を命じるため、周囲からはあまり快く思われていない。最後はボウロと共にゾルザルの責任転嫁で殺された。
  • ゾルザル派・次期法務官

ヘルム

  • ゾルザル派三将軍
  • ヘルム・フレ・マイオ
  • 帝国の将軍。子爵。23歳。元・薔薇騎士団、第三部隊隊長。
  • 騎士団に入団したのは出世のためのコネ作りが目的だったらしく、騎士としての心構えよりも処世術を重視している。特に演習などでは、家格の上の者に綺麗に勝たせることを考えるが、能力評価は高く、騎士団卒業前に軍に(士官候補生として)入隊が決まった。銀座での戦いに出兵した際に捕虜となり、そのことで屈辱を感じている。帰国後も屈辱を憎悪と変えて復讐を狙っていたらしく、ゾルザルでさえも驚愕し良心に呵責を感じるほどの卑劣な作戦を提案、正統政府軍が補給に苦労するよう怪異や亜人を使って村々を焼き払う焦土作戦自衛隊に偽装した兵による撹乱工作を行った。焦土作戦自体はモルトも命じているが、責任を他者や敵側に擦り付けるような行為はピニャや講和派に批判された。最終決戦でピニャと直接戦い、ピニャに自分の采配や武勇を示せることを本懐と思う程ピニャに敬意を持っていたが、アニメ版では強い敵に誇りを持った戦いなど意味が無いとピニャを馬鹿にしたような目つきをした。web版では「緑の人」の噂話を広める元コダ村住民や、自衛隊から依頼を受けた吟遊詩人の暗殺を行った。揚句の果てに、アルヌス周辺の村住民から人質を取り「返して欲しければ自衛官(日本人)を殺せ」と強制した。最終決戦では自軍の勝利を確信していたが、粘り続けたピニャに戦局をひっくり返されて敗北。正統政府軍に協力した亜人部族部隊に捕らえられた。

ミュドラ

  • ゾルザル派三将軍
  • ミュドラ帝国の将軍。勲爵士。
  • 元は商家の3男。兵站幕僚としては非常に優秀。癒着や裏取引の噂が絶えないが、実際に問題を起こしたことはない。

カラスタ

  • ゾルザル派三将軍
  • カラスタ
  • 帝国の将軍。侯爵公子。
  • 門閥ゆえに必死に手柄を立てる必要もなく出世してきた。立てた手柄を他人に譲ってしまうなど帝国貴族としてはかなりお人好しな部類。だが、それゆえに部下や同僚のまとめ役となっている。

テルタ→マーレス

  • マーレスはゾルザル派の絶対防衛戦
  • マーレスは山岳地域・森林

亜人

ケンタウロス

  • ケンタウロス
  • 人間の上半身に馬の胴体をもつ種族。典型的な狩猟民族であり、欲しい物は「奪ってでも手に入れる」意見を通すには「戦って勝つ」を前提としている。メスは子が出来ると出産から子育ての数年間、オスを寄せ付けないため、オスは他種族の女性や少年を性欲発散の奴隷としていることが多い。

久瀬(くぜ)一等陸佐

  • 第一戦闘団
  • マーレス

眼鏡犬(スコープドク)

  • 眼鏡犬(スコープドッグ
  • 自衛隊の機動化装甲兵器や、重火器に対抗するため、ゾルザルが用意した重装甲化ジャイアントオーガーの自衛隊内でのコードネーム。名称は、その容姿からきている。ジャイアントオーガーに分厚い鉄板でできた箱型の鎧を着せ、分厚い超大型の盾と、神殿の大理石柱のような特大の棍棒を持ち、スリットの開いたフェイスガード付きのお椀形の兜を被らせたその姿はアーマードトルーパーに酷似しており、自衛隊では日本語読みにしたものをコードネームとして使用している。帝国の歴史上でも既に試された手法であり、いかに知能が低いとはいえ怪異が「自分の方が強い」と気付けばすぐに逆らうようになるとピニャはダメ出ししていた。

キャリバー(重機関銃)

M2E2 Quick Change Barrel (QCB).jpg

ブローニングM2E2重機関銃
 擲弾(てきだん)
  • 榴弾 (りゅうだん) 化学弾などのうち、擲弾筒や小銃などに取り付けた擲弾発射筒(ランチャー)によって発射するものの総称。グレネード弾。

    [補説]もとは手で投擲する榴弾を呼んだが、これは手榴弾(ハングレネード)と称されるようになり。擲弾は投射器で発射するものを指すようになった。
  • 擲弾(てきだん、英語Grenade)は、比較的近距離の人員・資材・装甲車両などを攻撃するため、弾頭に炸薬または化学剤を充填した飛翔体。投擲方法の差異によって、で投擲する手榴弾と、小銃または擲弾発射器で投射する擲弾に区分される

75式自走155mmりゅう弾砲

  • 75式自走155mmりゅう弾砲(ななごしきじそう155ミリりゅうだんぽう)は、日本陸上自衛隊が運用していた自走榴弾砲である。

    略称は75HSP(Type 75 155mm Self-propelled Howitzer)配備部隊内では自走15榴とも呼ばれる。

JGSDF Type75 15HSP.jpg
 

ベッサの丘

  • ゾルザル派が自衛隊と連合軍を引き寄せようとした場所
  • マーレスより南に1日の距離にある、敵が難所のマーレスを迂回するなら必ず通らなければならない交通上の要所
  • 地形をいかした塹壕

ポワダン

  • ポダワン
  • 帝国の将軍。伯爵。元老院議員でもあり、当初から主戦論を奉じていた。ピニャの騎士団(初期)の教授を務めたことがあり、イケイケタイプの将軍ではあるが、論理的な事を教える事が出来る知性は有している。帝国が敗退した開戦直後に「隣国から兵をかき集めればよい」と提案。これが連合諸王国軍設立のきっかけとなり、後から噂でそのことを聞いたデュランに恨まれる。正統政府軍が攻勢に出た際にデュランと戦い、殺される。
  • ベッサの丘にて竜騎士団の指揮官

ミュドラ将軍

  • ミュドラ帝国の将軍。勲爵士。元は商家の3男。兵站幕僚としては非常に優秀。癒着や裏取引の噂が絶えないが、実際に問題を起こしたことはない。

ゾルザル本体

  • マーレスではなくフォルマル伯爵領イタリカへ
  • ゾルザルの必勝の策

ボウロのテューレへの裏切り

ゾルザル本体1万とイタリカ6千の野戦

ドワーフ

  • ドワーフ髭を生やした短躯の種族。豪腕で大酒と大食を好む。鍛冶や大工などモノ造りで名を成しており名匠の中にはモーターのように亜神となったものもいる。本編ではほとんど活躍しなかったが外伝では名前付きの者が何人か登場する。ゲートの閉門で日本から輸入ができなくなった蒸留酒の製造に乗り出しウィスキーの製造にも挑戦している。
  • 正面からの肉弾戦に強い