月光映画館へようこそ。
*本と映像の切れない関係
関係者 監督 武本康弘, 石原立也 出演 平野綾, 杉田智和, 茅原実里
- 涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫) 文庫 – 2004/7/30 谷川 流 (著), いとう のいぢ (イラスト)
- 『ハイペリオン』Hyperion (1989年) ダン・シモンズ(Dan Simmons)
- 『ハイペリオンの没落』The Fall of Hyperion (1990年) ダン・シモンズ(Dan Simmons)
- 『エンディミオン』 Endymion (1996年) ダン・シモンズ(Dan Simmons)
- 『エンディミオンの覚醒』The Rise of Endymion (1997年) ダン・シモンズ(Dan Simmons)
- アメリカのSF作家、ダン・シモンズ(Dan Simmons)が1989年に発表したSF小説である。長篇小説のシリーズをなし、以下の4作で構成される。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。
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ハイペリオン4部作の導入部となり、7人の巡礼が「時間の墓標」へ向かう旅の中でそれぞれが自らの物語を語り、巡礼行に参加するまでの経緯や意図を語る構成となっている。各編がホラー、恋愛、ハードボイルド、戦記、ファンタジー等の独立した短編でもあり、個々の物語を読み進むことで全体の設定が明かされ、同時に謎も深まっていく。
タイトルの『ハイペリオン』『ハイペリオンの没落』からも解るように、ジョン・キーツの物語詩を元に再構築した物語で、物語の中に物語を入れ込み、巻と巻を対にし、さらに執筆者が全体の物語を語るキーツの役割を担っている。多重の入れ子構造を持った小説となっている。
また、巡礼がそれぞれ1つの物語を語る形式は『カンタベリー物語』(ジェフリー・チョーサー)のオマージュであり、枠物語の構成となっている。