ダニエル デフォー (著), Daniel Defoe (原著), 増田 義郎 (翻訳)
ロビンソン・クルーソー (光文社古典新訳文庫) (日本語) 文庫 – 2018/8/6
Daniel Defoe (原著), ダニエル デフォー (著), 唐戸 信嘉 (翻訳)
ロビンソン・クルーソー (福音館古典童話シリーズ) (日本語) 単行本 – 1975/3/20
D.デフォー (著), ベルナール・ピカール (イラスト), 坂井 晴彦 (翻訳)
ロビンソン・クルーソー (河出文庫) (日本語) 文庫 – 2011/9/3
デフォー (著), 武田 将明 (翻訳)
ロビンソン・クルーソー〈上〉 (岩波文庫) (日本語) 文庫 – 1967/10/16
デフォー (著), Daniel Defoe (原著), 平井 正穂 (翻訳)
ロビンソン・クルーソー〈下〉 (岩波文庫 赤 208-2) (日本語) 文庫 – 1971/9/16
デフォー (著), Daniel Defoe (原著), 平井 正穂 (翻訳)
- スイスのロビンソン
スイスのロビンソン〈上〉 (1950年) (岩波文庫) 文庫 – 1950/3/25
ヨハン・ダヴィッド・ウイース (著), 宇多 五郎 (翻訳)
スイスのロビンソン 下 (岩波文庫 赤 762-2) (日本語) 文庫 – 1951/3/25
ウィース (著), 宇多 五郎 (翻訳)
スイスのロビンソン (学研世界名作シリーズ) (日本語) 単行本 – 1976/12/1
ヨハン=ダビット=ウィース (著), W=クーネルト (イラスト), 小川 超 (翻訳)
神秘の島(上) (福音館古典童話シリーズ) (日本語) 単行本 – 1978/8/31
ジュール ヴェルヌ (著), J・フェラ (イラスト), Jules Verne (原著), 清水 正和 (翻訳)
神秘の島(下) (福音館古典童話シリーズ) (日本語) 単行本 – 1978/9/15
ジュール ヴェルヌ (著), J・フェラ (イラスト), Jules Verne (原著), 清水 正和 (翻訳)
ミステリアス・アイランド〈上〉―ジュール・ヴェルヌ・コレクション (集英社文庫) (日本語) 文庫 – 1996/6/1
ジュール ヴェルヌ (著), Jules Verne (原著), 手塚 伸一 (翻訳)
ミステリアス・アイランド〈下〉―ジュール・ヴェルヌ・コレクション (集英社文庫) (日本語) 文庫 – 1996/6/1
ジュール ヴェルヌ (著), Jules Verne (原著), 手塚 伸一 (翻訳)
海底二万里(上) (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2012/8/27
ジュール ヴェルヌ (著), Jules Verne (原著), 村松 潔 (翻訳)
海底二万里(下) (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 2012/8/27
ジュール ヴェルヌ (著), Jules Verne (原著), 村松 潔 (翻訳)
- 「十五少年漂流記」オマージュ作品
蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫) (日本語) 文庫 – 2017/4/20
ウィリアム ゴールディング (著), William Golding (著), 黒原 敏行 (翻訳)
漂流教室 (1) (小学館文庫) (日本語) 文庫 – 1998/7/17
楳図 かずお
漂流教室 (2) (小学館文庫) (日本語) 文庫 – 1998/7/17
楳図 かずお
漂流教室 (3) (小学館文庫) (日本語) 文庫 – 1998/9/17
楳図 かずお
漂流教室 (4) (小学館文庫) (日本語) 文庫 – 1998/9/17
楳図 かずお
漂流教室 (5) (小学館文庫) (日本語) 文庫 – 1998/11/17
楳図 かずお
漂流教室 (6) (小学館文庫) (日本語) 文庫 – 1998/11/17
楳図 かずお
十五少年漂流記 01 (MFコミックス ジーンシリーズ) (日本語) コミック – 2012/3/27
しわすだ (著)
十五少年漂流記 2 (ジーンコミックス) (日本語) コミック – 2013/3/27
しわすだ (著), ジュール (著), ヴェルヌ (著)
二年間の休暇(上) (岩波少年文庫) (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2012/2/17
ジュール・ヴェルヌ (著), 私市 保彦 (翻訳)
二年間の休暇(下) (岩波少年文庫) 単行本(ソフトカバー) – 2012/2/17
ジュール・ヴェルヌ (著), 私市 保彦 (翻訳)
二年間の休暇〈上〉 (偕成社文庫) (日本語) 単行本 – 1994/12/1
ジュール ヴェルヌ (著), 大友 徳明 (翻訳)
二年間の休暇〈下〉―十五少年漂流記 (偕成社文庫) (日本語) 単行本 – 1994/12/1
ジュール ヴェルヌ (著), Jules Verne (原著), 大友 徳明 (翻訳)
二年間の休暇 (福音館古典童話シリーズ) (日本語) 単行本 – 1968/4/1
ジュール ヴェルヌ (著), 太田 大八 (イラスト), Jules Verne (原著), 朝倉 剛 (翻訳)
- 15章-17章にチャタム島が登場しているジュール・ヴェルヌの作品
征服者ロビュール (集英社文庫―ジュール・ヴェルヌ・コレクション) (日本語) 文庫 – 1993/7/1
ジュール ヴェルヌ (著), Jules Verne (原著), 手塚 伸一 (翻訳)
森鴎外 * 即興詩人
彼方のアストラ
第1章
<時>1860年3月9日夜
1860年3月 の出来事
- サルデーニャ王国が、フランスへのサヴォイア・ニース割譲と引き換えに、中部イタリア諸国(パルマ・モデナ・トスカーナ・ロマーニャ)を併合。
- 3月24日(安政7年3月3日) 桜田門外の変で、大老井伊直弼が暗殺される。
<場>太平洋
- 嵐
《スルギ号》
- 100トンほどのスクーナーと呼ぶ帆船
- 2日前に、メーンマストは吹き飛ばされてしまった
- 少年達が頑張っても、船を正しい進路にもどせない
- フォアマスト(船首の帆柱)は壊れていないが、子供の力では巻き上げられない
<時>夜11時 3月
<人>4人の少甲板に少年
- 14歳1人
- 13歳2人
- 12歳1人 黒人の少年
<人>ブリアン
- どこかフランス人らしい訛り
- フランス生まれ
- 父に連れられ、ヨーロッパからニュージーランドへ渡ってきた少年なので船旅の経験がある
- グループのリーダー的存在
<人>ゴードン
- 14歳 一番年上
<人>ドノバン
<人>モーコー
- 12歳 黒人の少年
- 船員 ボーイ
<人・犬>甲板の下の船室へ通じるドアがあいて、やっと8か9歳の2人の少年と犬が1匹
<犬>
- 茶色の毛をした犬
<人>アイスバーン
ブリアンはバクスターに、クロッス、ウェッブ、サービス、ウィルコックスで小さい子面倒を頼んでいる
<人>バクスター
<人>クロッス
<人>ウェッブ
<人>サービス
<人>ウィルコックス
<人>船員は、黒人のボーイ一人だけ・・モーコーのこと
<時>午前1時ごろ
- 物音
- 帆がちぎれた音
<人>ジャック
- 8歳
- ブリアンの弟
- 部屋が浸水したと知らせた
浸水心配なし
<時>午前2時に近い
- 1時間後、マストが真っ二つにさけた
<時>南半球の3月
- 北半球の9月にあたる
- 夜と昼の長さがほぼ等しい季節
- 午前4時にもなれば、明るくなるだろう
風は《スルギ号》を東へ追いやる
<時>午前4時半頃
- 東方の水平線上にほのかな白み
- 海上は厚い霧が降り、前方100mほどしか見えない
- 陸発見 モーコーが見つけるが他の3人は信じない
<陸>
- 水平線上に長さ5、6マイル(約8㎞)の海岸線が薄くかすんでる
- スピードは落ちているが、1時間後に陸につく
- 岩壁 高さ5、60m
- 岩壁の手前は、黄色い砂浜
- 右手には、大きな林が陸の奥深く続く
- 湾も入江もなく、岩ばかり
<時>午前6時少し前
《スルギ号》は、岩の多い海岸に到着
- 浅瀬の真ん中に左舷を下にして動かなくなる
- 波打ち際まで、400mのかなた
第2章
<人>ドノバンと3人の少年
- 今すぐ上陸派
- ドノバン、ウィルコックス、ウェッブ、クロッス
- ブリアンに反対してきたグループ
<人>ドノバン
- ブリアンより学校の成績がいい
- 本もよく読む
- 自惚れやさん
- ブリアンがフランス人で、自分がイギリス人であること
- 国の違いで友人を嫌っている
<人>ブリアンとゴードンの考え
- 干潮を待って島へ上陸
- 僕たちはどんなことがあっても、一緒にかたまっていなければだめ
- 自分勝手にふるまえば、みんなが助からないから
- 幼い少年たちの信頼
<時>夜はすっかり明けている
<場>島か大陸か?
- 緑の林から、温帯地方のように地味にこえている
- 海岸に人家無し
- 舟無し
<時>午前7時ごろ
- 引き潮
- 上陸の用意
- 食糧 ビスケット、干した果物、コンビーフのかんづめ
バクスターがボートを一隻みつけた
- ブリアン派とドノバン派の争い
- ドノバンのグループがボートを下ろそうとしていた
ボートをめぐるいざこざでグループが再編成
<食>上陸前、甲板での昼食
- ビスケットにジャム
<人>幼い少年たち
- ジェンキンス、アイバースン、ドール、コスター
ブリアンの船と海岸を綱で結ぶ冒険は失敗
<時>正午過ぎ
- 満潮の時間
<時>午後2時少し前
- 傾いていた左舷がもどり、大波のあおりで舟は前に押し出された
- 海岸の林から60mほどの堅い砂の上にのりあげる
第三章
<場>チェアマン学校
- 評判の高い小学校
- 原住民の子供の入学を許さなかった
- 100人余りの生徒は、島に渡ってきた白人たち(イギリス人、フランス人、アメリカ人、ドイツ人)の子供
- 寄宿制度
- すべてイギリス本国に倣って生徒を教育…自分のことは自分で
- 1年生から最上級生の5年生まで
<場>本書でのニュージーランド
- ニュージーランドは、イギリスが南太平洋に持っている重要な植民地の一つである
- 首府オークランド市
- 南緯34度から47度の間にまたがる大きい島
- 狭いクック海峡により、北と南に分けられている
- 南半球のコリントと言われる…その位置の状態が、ギリシャのコリント市ににているから
- ニュージーランド(英語: New Zealand、マオリ語: Aotearoa)
- 南西太平洋のオセアニアのポリネシアに位置する立憲君主制国家
- 首都はウェリントン
- 最大の都市はオークランド
- 島国であり、二つの主要な島と、多くの小さな島々からなる
- 北西に2,000km離れたオーストラリア大陸(オーストラリア連邦)と対する。南方の南極大陸とは2,600km離れている。北はトンガ、ニューカレドニア、フィジーがある。
- イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国の一国となっている。また、ニュージーランド王国を構成する最大の主体地域
ギリシャのコリント市
- コリントス(希: Κόρινθος [ˈkorinθos] ギリシア語ラテン翻字: Korinthos)
- ギリシア共和国ペロポネソス地方にある都市であり、その周辺地域を含む基礎自治体(ディモス)
- コリントス地峡に位置する港湾都市で、コリンティア県の県都である
- コリントなどの表記も用いられる
- 古代ギリシアにおいてコリントスは、アテナイやスパルタと並ぶ主要な都市国家(ポリス)のひとつであり、アクロポリス(アクロコリントス)には遺跡が残る
- 古代ローマ時代には属州アカエアの州都として繁栄し、キリスト教文化においてはパウロ書簡の宛先としても知られている
- コリントスは戦乱や災害によって幾度もの破壊と再建を経ており、現在のコリントスの市街地は19世紀半ばに新たに建設されたものである。
<場>オークランド市
- 東西に港がある
- 東のハウラキ湾の港は海が遠浅なため、海中に長く突き出す桟橋に横づけし、小さい船は女王通りのはずれにある荷揚げ桟橋に着く
- 女王通りは、オークランドの目抜き大通りで、チェアマン学校もこの通りに面している
- オークランド(英: Auckland, 英語発音: [ˈɔːklənd], マオリ語: Tāmaki-makau-rau)
- ニュージーランド北島北部に位置するニュージーランド最大の都市
- オセアニア有数の世界都市でありポリネシア地域最大の都市でもある
- 都会でありながら周辺に変化に富む自然環境を持っている
- 1350年ごろ、肥沃なこの一帯の地峡に先住民のマオリが住み始めた。マオリは主に火山の頂上付近に要塞化された村を建設していった。当時のマオリの人口は2万人ほどであったと推計されている。
- やがてニュージーランド北島では火器が戦闘で用いられるようになり、種族間の均衡が崩れ、こうした新兵器を所持できなかった部族は海岸部から山間部へと逃れた。ヨーロッパからの入植が始まった19世紀の時点で、今日のオークランドの地には比較的少数の先住民が残っていただけであった。
- 1820年、オークランドの地に初めて足を踏み入れたのは、ニュージーランドで初めてキリスト教布教をしたイギリスの宣教師サミュエル・マーズデンである1769年にイギリスの探検家ジェームズ・クックがエンデバー号でワイテマタ湾を通過したものの、オークランド周辺には上陸しなかったためである。
- 1832年、オタゴ地方のジョセフ・ブルックス・ウェラーがオークランド周辺の土地を購入、1839年9月からはヨーロッパ人の入植が始まり、翌年1840年2月6日にはマオリ族とイギリス政府が「ワイタンギ条約」を締結して、正式にニュージーランドがイギリスの植民地となった。
- この時、イギリス海軍のウィリアム・ホブソンがニュージーランドの初代総督となった。
- オークランドの町が建設された土地はマオリから総督のホブソンへ友好の証として寄贈された。ホブソンはワイテマタ湾の南岸に大型船が停泊できることを見つけ、そこを1841年にニュージーランドの首都と定めてオークランドと名づけた。この名前は、当時インド総督を務めていた政治家の初代オークランド伯爵ジョージ・イーデンに由来している。
- 1842年にはラッセルから政府機関の移転も行われたが、ポート・ニコルソン(現在のウェリントン)のほうが地理的に首都に適している、という意見は当時でも多かった。
- 1865年に首都はウェリントンへと移された。第二次世界大戦がおわった1945年以降、太平洋諸島の数多くの人々が移住し、1996年にはオークランドの人口が100万人を突破した。
<時>1860年2月15日 午後
- 南半球の2月は、北半球の8月
- 2ヶ月間の夏休みが始まる
- 親たちは、持主ガーネット氏から《スルギ号》を借りうけた、楽しい船旅プラン
- 6週間の船旅
15少年 登場人物像
<人>ブリアン
- フランス人 13歳
- 2年前に、北島の中央の沼沢地の排水工事の指導のために招かれた父親とともに、ニュージーランドに渡ってきた
- あまり勉強には精を出さないが、心の豊かな少年
- クラスで一位をしめるより、ビリでいた方が気楽でいいとおもっている
- 記憶力がいい
- 明るく、素直
- クラスの人気者
- スポーツが好きで上手い
- 身なりは構わない
- 下級生の信頼も厚い
- フランス人 8歳 3年生
- ブリアンの弟
- 2年前に、北島の中央の沼沢地の排水工事の指導のために招かれた父親とともに、ニュージーランドに渡ってきた
- 学校一のいたずらっ子
- 《スルギ号》が港を離れてからは性質は一変し、沈みがちな、無口な少年になってしまった
- アメリカ人 14歳 5年生
- 優等生
- ドノバンのように才ばしったところはない
- 常識に富み、慎重に物事にあたる
- たくさんの知識
- 生まれたのは、アメリカのボストン
- 幼い時両親を失い、オークランドの郊外、セント・ジョン山のふもとの美しい別荘に住む、ある紳士に育てられた
- イギリス人 13歳 5年生
- クロッスと従兄弟
- 父親はニュージーランドの大地主
- 勉強家で優等生
- いつもきちんとした身なり
- 「お殿様」というあだ名
- クラスの人気者のフランス人、ブリアンを妬ましくおもっている
- イギリス人 13歳 5年生
- ドノバンと従兄弟
- 父親はニュージーランドの大地主
- 平凡な少年
- 従兄弟のドノバンに心から敬服している
<人>バクスター
- イギリス人 ?歳 5年生
- おとなしい、手先の器用な少年
- 父親は手広く商売をしてる
<人>ウェッブ
- イギリス人 12歳 4年生
- 成績はクラスの中
- わがままで喧嘩が絶えない
<人>ウィルコックス
- イギリス人 13歳 4年生
- 成績はクラスの中
- わがままで喧嘩が絶えない
<人>ガーネット
- イギリス人 12歳 3年生
- 父親は退役海軍士官
- 親たちが親しくしているので、サービスと仲がいい
- アコーディオンをひくのが好き
<人>サービス
- イギリス人 12歳 3年生
- 父親はオークランドに近いウェイマラに大きな農園を持っている
- 親たちが親しくしているので、と仲がいい
- いつも冒険を夢見てる明朗型
- 読む本は「ロビンソン・クルーソー」や「スイスのロビンソン」など冒険小説ばかり
<人>ジェンキンス
- イギリス人 9歳 2年生
- 父親は王立科学協会の会長
- 下級生の中では一番将来が期待されている
<人>アイバースン
- イギリス人 9歳 3年生
- 父親は牧師
- 下級生の中では一番将来が期待されている
<人>ドール
- イギリス人 8歳 1年生
- オークランドから6マイル(訳10㎞)離れた、ウチョンガの町に住む海軍士官の子供
- 意地っ張りと学校で評判
<人>コスター
- イギリス人 9歳
- オークランドから6マイル(訳10㎞)離れた、ウチョンガの町に住む海軍士官の子供
- 大喰らいと学校で評判
<人>モーコー
- 《スルギ号》の黒人のボーイ
- 両親は、オークランドの近くの農園で働いている
<動物・犬>ファン
- 猟犬
- アメリカ産
- ゴードンの飼い犬
《スルギ号》遭難の顛末
- 《スルギ号》の船長は、ガーネット氏
- 乗組員は、運転士1人、水夫6人、コック1人、黒人のボーイのモーコー
- 出帆は2月16日の早朝の予定だった
- 待ちきれなかった子供たちは15日の夜から、船に押し掛けた
- 迎えに出たのは、運転士とモーコーの2人だけ
- 夜子供たちが寝てしまってから、運転士は酒場へ出かけてしまう
- 《スルギ号》を岩壁につないでいた艫綱が解けてしまった(原因不明)
- モーコーが気づいた
- コルビイユ岬を回り、湾外へ出てしまう
- 行きかう船に気づいてもらえない
- 汽船にぶつかるが、無視されて助けてもらえなかった
- ブリアンが昼夜、甲板で見張り続け、遭難を知らせる紙片を入れた瓶を何本も流した
- 数日後、大嵐で2週間
- ガーネット船長、家族は消えた《スルギ号》に驚き、2隻の汽船が救助に出発した
- 闇の中でペルー行きの汽船《キット》にすれ違った時振り落とされた、船尾の名板の切れ端を見つけるだけだった
- 《スルギ号》は沈没したと思われる
- ブリアンとゴードン
- 住居にする洞穴をさがしたい
- 岩壁の手前に茂る林へ
- 10分ほどで林はつき、高さ60mもある岩壁、南に30分で川にでる
- 右岸は木がうっそうと茂っている
- 対岸には緑色はまったく見られない、荒れ果てた平な土地
- 《スルギ号》にもどる
しばらくは、浜辺の《スルギ号》が住居
- 15人が移れる洞窟が見つかるまで
- 船の炊事場が無事
- 右舷から縄梯子をたらし、出入りしやすいようにする
- 仕事の受け持ちが自然と決まる
- コックはモーコー、サービスが手伝う
<時>夕方、夕食後
- 20日間の疲れがでて、眠ってしまう
- ブリアン、ゴードン、ドノバンの3人は甲板で見張り
<食>船の食糧、その他
- ビスケット、干した果物、ハム、ソーセージ、コンビーフ、塩魚など2ヶ月分が積み込まれていた
- 節約
ゴードンの手帳
- ゴードンは全体をさしずして記録をつける
- 銃、弾薬、衣服、工具など品物の数を書き留める
- 日記もつけていた
- 帆布、鎖、錨、ローブ
- 釣り道具、釣糸、手網、引綱
- 銃、弾薬、ライフル8、鴨銃1、ピストル1ダース、弾薬300包み、火薬25ポンド(11㎏あまり)入り2箱、鉛玉、小鳥用散弾
- ロケット弾、船にすえつけの二門の大砲の砲弾30
- 炊事用品のうち皿はほとんどかけてそまっているが、炊事やテーブルでつかうものにはこまらない
- 衣服、毛の服地、木綿、フランネル、麻
- 藁布団、敷布、枕
- 気象観測用の気圧計2、温度計2、精密時計1、通信用ラッパ1、望遠鏡3、羅針盤大小2、嵐を知らせる暴風鏡1、イギリス国旗、信号用の手旗、ゴムで作ったボート
- 工具は、大工道具一式、釘一樽
- 縫い針、糸、ボタン、マッチ、火打石
- 大きな海図数枚、ただしニュージーランド近海のもの
- 世界地図1枚・・・スチラーの地図で、新旧両大陸(ヨーロッパと北アメリカ大陸)も載っている
- 図書室にはぎっちり本
- ガーネットのアコーディオン
- ペン、インク、鉛筆、紙など文房具
- 1860年のカレンダー・・・バクスターがカレンダーに簡単な日記をつけると決定(海岸についた3月10日からつける)
- 金庫には、500ポンド
- 酒類 ビール・葡萄酒の樽はおおかた中身がこぼれていた、シェリー100ガロン(1ガロンは約2升)、ジン・ブランデー・ウイスキーが・それぞれ50ガロン、ビール25ガロン入りの樽が40
<時>正午に近い
<食>モーコーの作った昼食
- 幼年組の拾ってきた貝、コンビーフ、ブランデーをたらした水
- あまり上手でない
第五章
<場>島か大陸か?
- ブリアン、ゴードン、ドノバンたちの疑問
- 林(樫、ぶな、松、もみ・・・赤道近くでは」みられない)があるから熱帯地方ではない
- ニュージーランドよりずっと南極に寄っている
- 寒さが思いやられる
<時>《スギル号》 が仮の住まいと決められてから2,3日めの夜
- 3月(北半球の9月)の半ば
今後、冬にそなえて
- ブリアンは、はやまらないでとどまる派
- ドノバンは、冬にそなえて人家を探す派
ドノバンの意見
- 初めに北に向かう、人家にであわなければ南、さらに東へ
ブリアンの意見
- 大陸なら人家はみつかるかもだが、無人島なら無駄
ゴードンの意見
- どこに出発するにせよ、付近の地理を把握しよう、見晴らしのきく高い所へ登ろう
➡ブリアンは反対したが、湾の北のはずれに見える岬(90mはある)に行く案
- 出発は少し延びた
- 天候変更、霧深くぬか雨が終日降り続いたため
霧深くぬか雨が終日降り続いた間にしたこと
- 大きな水夫服を縮めて、15人分の冬服を作った・・・ブリアン、モーコー
- 干潮の時間に川へ魚釣り・・・ガーネット、バクスター
- ファンをつれて猟へ・・・ドノバンたち4人組
- 霧の日は獲物が多いので料理が忙しい・・・モーコー
ファン 海の中でも撃ち落された獲物を目がけて勇ましく飛び込む猟犬
獲物
- 鵜、かもめ、かいつぶり・・・どう料理していいかわからない
- あかあししぎ(別名カキトラエ)・・・貝を常食にしている鳥
- 鳩、がちょう、野鴨・・・一番多い獲物、油がのっておいしい
<時>3月15日
- 雨がやんだ
- 秋晴れ
- 夜、気圧計が当分快晴が続くことを示す
<時>3月16日 明け方
- ブリアンは《スルギ号》をでて、探検に出発
- みんながまだ眠っている
- 1日で帰る予定
ブリアンの装備
<時>1時間後
- 全コースの半分くらい歩いた
- あざらしが生息してる(思っているよりも、ずっと南極に近いかも)→《スルギ号》は東へ流されたのではなく、実は南東へ向かったのだろう
- ペンギンが生息している(何百羽)
<時>10時近い太陽
- やっとのことで岬のふもとについた
- 空腹、食事
- 1時間休憩
ブリアンの気がかり
- ドノバン達の態度・・・自分の役目はみんなが一つになるように努めること
- 弟ジャックのこと・・・どうやらジャックは自分にも言えないことがあるようだ
<場>岬
- 花崗岩のかたまり
- 噴火によってできた
- 東・・・奥まで平地が広がっている、平地のつきるところに大きな森林があり、一筋の川が海へ向かって流れている、森林の先に地平線(ここから30マイル)そこが海か陸かわからない→海か
- 北・・・岬から7、8マイルの間は、一直線に海岸、その向こうに岬がある、その先も海岸で、砂浜が砂漠のように続く
- 南・・・ブリアンの立っている岬と湾をはさんで、もう一つの岬が突き出てる、海岸線に沿って沼地
- 西・・・《スルギ号》が20日間戦った西の大洋に15マイルほど沖合に3つの黒い点のようなものを認めた(島)
<時>2時
- 引き潮
- この間にかえらなくては
- 東の水平線が海ならば、東西南北全て海ということ・・・島だ
<時>5時過ぎ
- ブリアンが《スルギ号》に到着
第六章
<時>その夜、夕食後
ブリアンの報告
- 孤島
- 東方の海岸まで再探検案・・・メンバー4名(ブリアン、サービス、ドノバン、ウィルコックス)
- 夜、遠征の準備
<時>翌日
- 悪天候
- 遠征延期
- 雨と強風で、船の横腹に穴があき、寝室に雨漏りし、タールを塗った防水布を甲板にはる
仕事
- 狩り・・・ドノバンたち4人組
- 魚釣り・・・幼年組をつれてガーネット、サービス
獲物
- 海で鱈、河口では川鱚
<時>3月27日
- 愉快な事件
<時>午後
- 雨が止む
- 川へ釣り・・・幼年組
- 甲板の修繕・・・ゴードン、ブリアン、サービス、モーコー
愉快な事件
- 大きな海亀の背にコースターとドールを乗せて、浜辺をにげていく。ジェンキンス、アイバースンが亀の首に巻き付けた綱を引っ張るが、亀はびくともしないで海に帰ろうとする
- コースターとドールが怖がっている
- 亀を捕まえようとしていた
- 亀をひっくりかえして、ブリアンが斧を振り下ろして殺した
<食>夕食
- 亀の料理・・・スープ、黒く焦げた焼き肉
- おいしかった
<時>雨の多い3月は終わった
- 少年達が島でくらすようになり3週間が過ぎた
- 冬にそなえなければ
- 大陸か島か見極めることが必要
<時>4月1日
- 雨も風もやむ
- 気圧もきゅうに上昇、当分は好天気が続きそう
- 東方の遠征へ
東方の遠征の目的
- 東方が海かどうか見極める
- 住めるような洞穴を見つけること
遠征の装備
- 4日分の食糧と弾薬を袋に
- めいめい、鉄砲とピストルを持つ
- 二挺の手斧、ポケット用磁石、望遠鏡、毛布、マッチ、火打石
ゴードンの心配
- 遠征中、ブリアンとドノバンが争いをはじめないか
- ブリアンに注意しておく
第七章
<時>翌朝7時
東方の遠征に出発
- ブリアン、ドノバン、ウィルコックス、サービスの4人とファン(猟犬)
- 北半球の10月のような気持ちのいい日より
<時>10分歩く
- 樺の林
- 岩壁のふもとまで行き、ブリアンが東方に海を見たという岬へ
- 岬の頂上をきわめてから、東方をめざして進むコース・・・かなりの道のりだが、安全で確実そう
ブリアンがサービスがいないのに気付く
- サービスは、岩壁の深い裂け目の前で読んでいた
- 45度か50度の傾斜の崖を登ると頂上に達せた・・・危険
岬の頂上
- 望遠鏡で東をみても海が見ない・・・ドノバンたち
- ここは岬よりも30mも低いから見えない・・・とブリアン
- 岬にいくことになる前に食事
<食>昼食
- 30分ほどですませる
東方へ
<時>正午
- やっと3、4マイルすすんだだけ
- 森に人の住む気配なし
<時>午後2時ごろ
- 北アメリカではクリークと呼ぶ小さな川にぶつかった
- 川に飛び石のようなものが・・・自然のものかもしれない←人かも
- クリークは、北東に向かって流れていた
<時>5時半近く
- 川は北方に向かって流れていることがわかる
- このまま河に沿って行っては回り道
- 再び、林の中の道なき道へもどる
- 離れ離れにならないように、名前を呼びあう
<時>夕方7時近く
- 森は続く
- 闇がこくなり進めないので野宿
<食>夕食
- コンビーフとクラッカーで簡単にすます
<時>翌朝7時近く
- やっと起床
- 自分たちが野宿したのは茂みではなく、小屋(アジュパ)と呼ぶ、木の枝であんだインディアンの住居だった・・・永い年月がたっていた
- 無人島ではなかったとドノバン
- はたしてサービスのいう通り、ありがたい土人か?
- この土地が新世界(アメリカ大陸)に属するなら、かつてこの小屋を作ったのはアメリカンインディアンであるが、オセアニア(大洋州)の島の一つであるとしたら、ポリネシア(豪州東部の群島)人か恐ろしい人食い人種かも
<時>10時少し前
- 森の外れに出た
- たちじょこう草、ヒースが一面に生えている草原
- その東、半マイルほど先には、砂浜が続き、ブリアンが見た青い波がしずかに打ち寄せていた
- この地は孤島だ
- ファンが水を飲んだ・・・真水だった➡海だと思ったのは湖水だった
第八章
<時>すでに4月の初め(探検中)
- 南極地方の冬は早い
- もしこの地が大陸だとしても、東方を目ざして出発するのは、春を待たなければならない
- 《スギル号》は日に日に傷んでいくので、この月の終わりまでに別の場所にいかなくてはいけない
- 住居となる洞穴を見つけるのも探検の目的
- 湖水の岸辺に住居になる場所をみつけること
- 探検の食糧は2日分ある、天気もかわりそうにない
探検を続けることに決定
- コースは南へ(湖水の岸を南へ)
- 《スギル号》が近くなるから
- その日、10マイル歩く
- この土地に人間の住んでいた跡はなし
<時>午後
- サービスが駝鳥を発見
<時>夜7時ごろ
- 川に行く手をさえぎられる
- 湖から流れ出ている川
- 雷がそばに落ちても、疲れて眠る
<時>翌朝
- 川の向こうは沼
- 野鴨としぎがいる
- この辺りで住居がみつかれば、狩りの獲物にこまらない
- 出発、川について下る
- 右手に高い岩壁(右岸は20m)・・・スルギ湾から見える
- 左岸は狭く、南にひろがる沼地と見分けがつかない
- ウィルコックスが、石を積んだ船着き場の跡を発見・・・ボートの名残りの木片、苔のはえた丸太はボートの竜骨(キール)で端に鉄の輪がついていた
- ファン(犬)が何かを見つけた→壁に姓名の頭文字と数字が刻みこまれていた
しぎ
- しぎ【鴫・鷸】
- 英語: snipe, (イソシギ)sandpiper
- チドリ目シギ科に属する渉禽類
- 水辺に多く生息し、長いくちばしと脚を有する
- 世界中に生息し、日本においては渡り鳥と認識される。秋の季語
壁に姓名の頭文字と数字が刻みこまれていた
- F.B.
- 1807
- アメリカ人かヨーロッパ人の手のさびついた鋤を発見
- 岩壁のふもとに、畑の跡・・・わずかに畝が残っていた
- ジャガイモが野生になって伸び放題になってる
- 岩壁の前の野ばらの茂みを通おして、岩壁に狭い口が開いている・・・洞穴発見
<場>洞穴のなか
- 洞穴の入り口は、高さ1m、幅60㎝、奥は、高さ3mから4m、幅6m
- 床は乾いた砂が敷き詰めてある
- 椅子、テーブル、土で作った水差し、大きな貝殻(皿の代用品)、刃のこぼれたさびついたナイフ、釣り針が2,3本、錫のコップが1つ
- 壁には大きな木の箱が据えてある・・・古びた衣装が入っていた
- 部屋の奥には中身のはみ出した藁布団と地の薄くなった毛布
- ベッドのすぐ横の腰掛には、コップと木でつくった蠟燭たてがのっていた
<場>大きなぶなの、こぶだらけの根の間の土
- 人間の骨が散らばっていた
- 洞穴に数年住んでいた人
第九章
遺骨は何者か?
- 難破船の乗組員か?
- なぜこの人は、人里離れた洞穴で生涯を終えなければならなかったか?
<場>再び洞穴d・・・調査
- 右の壁の戸棚の蠟燭に火をともす
- 洞穴には湿気がない
- 西側の壁で海からの風をふさいでいた
- 窓がないので薄暗い
- 広さはないが、冬の5,6ヶ月の住居に申し分ない
- 洞穴の主人は、物資枯渇でしんでいったと判明
- 折れたマストを工夫して色んなものを作っていた
- 鋤、斧、2,3本の炊事道具、ブランデーが入っていたらしい小さな樽、金槌2本、鑿、鋸・・・川岸の船着き場跡のボート跡に乗せて、難破船から運んだんだろう
- 欠けたポケットナイフ、湯わかし、鉄瓶、船の綱通し(マーリング・スパイク)
- 投げ弾丸(南アメリカのインディアンたちが猟で使う道具だと、ブリアン)・・・ボーラのことか?
- 投げ縄(インディアンが、動物を生け捕りにするときに使う)
- 高級な銀時計・・・こんな上等の時計は、高級船員しか持てないとサービス
- ベッドの床の帳面
銀時計
- 針は、3時27分をさして止まっていた
- Delpleuch Saint Malo.(ドルプリユシユ・サン・マロー)と蓋の内側の刻み込まれていた
- フランス人の名前
ベッドの床の帳面
- Francoin Baudoin(フランソワ・ボードイン)という文字
- ぶなの木の幹に刻み付けてあった頭文字F.B.と一致・・・洞穴の主人の名前
- 彼の遭難日記だろう
- Dugay Trouin(ヂューゲー・トルーアン)という文字・・・遭難船の名前
- 手帳の1ページには、1807年の文字・・・難破の年
- 遭難して53年の記録
- 手帳に挟まれた、1枚の地図
手帳に挟まれた、1枚の地図
- Francoin Baudoin(フランソワ・ボードイン)の手書き
- ここは、孤島だと判明
- 島は、大きな蝶のような形をしている
- 北を除く東、西、南の海岸は、深くいりくんだ湾
- 島の真ん中は、森林にかこまれた湖水
- 湖水・・・長さ18マイル、幅5マイル
- 湖水から数本の川
- 島で高い所は、スルギ湾の北に見える岬だけ
- 島の北部は、砂地
- 島の南部は、沼地
- 島の大きさは、南北50マイル、東西25マイル
- 地図では位置関係がわからなかった
<時>遠征に出て、すでに3日目
Francoin Baudoin(フランソワ・ボードイン)の墓をつくる
- ブナの木の根元
- 木の枝で作った粗末な十字架をたてる
<場>岐路につく
- 東から西へ横断している川沿いで、スルギ湾までもどる計画
- 7マイルもない、3,4時間の道のり
- 野獣が侵入しないように、洞穴の入り口をふさいで集発
<時>1時間ほど
- 川が岩壁から離れるところまででた
- この川を利用して、スルギ湾と湖水の間を往復できる
- 沼が行くてをさえぎる
<時>7時近く
- 食糧がない、空腹
- 西にむかって歩くしかない
<時>8時近く
- 迷子
- 《スギル号》で打ち上げロケット・・・場所がわかる
- 《スギル号》の位置を知らせるために、ゴードンが打った
<時>1時間後
- 《スギル号》に到着
第十章
<時>次の朝
遠征報告
- 手書きの地図をスチラーの地図にのっていないか調べるがない
- 一刻も早く洞穴に移ること
- 洞穴に移る前に、船を解体して資材を確保しよう(鉄、鉛板、帆柱の残り、甲板の木材)
- それまでは、テント暮らし→その日中にはり、物資を移し替える
<時>翌日
- 《スルギ号》を解体スタート(2ヶ月過ごした船)
めっきり寒くなる
明け方には、寒暖計の目盛りは、氷点下の日もでてきた
<時>4月25日夜
- 暴風、稲妻
<時>翌朝
- 風はぴたりとおさまった
- 《スルギ号》は、強風で一夜で壊滅
- この日から3日間、仕事は浜辺から川岸までの材木運び
- 船体をほどきおわると、道具類(巻轆轤、鉄の竈、大きな用水桶、重い機械や道具)を移す
<時>4月28日の夕方
- 《スルギ号》の解体終了
- 筏を作ろう・・・バクスター案
<時>翌日
<場>川岸に、満潮時だけ水をかぶる地点
- 筏づくりの工事
- 筏・・・長さ9m、幅4.5m
- 床板をはるのに3日間
毎朝、川岸はひどい霜
テントでは、夜にはストーブをたきつづけたが、寒い
<時>5月2日
- 筏、出来上がる
- 4日のうちに出発しよう・・・とブリアン(理由・・・明後日は満月で、それから2,3日が潮が一番高くなるから)
<時>翌日 5月3日の朝
- 荷物の積み込み
<時>5月5日の午後
- 筏の上に荷物の山ができた
- 岩壁の頂上に目印の旗を立てる・・・ゴードン案(船が沖を通った時気づいてもらえるように)
- イギリス国旗
<時>翌朝早く
- テントの帆布は、筏の荷物にかけた
<時>七時
- 出発準備終わり
- 炊事係のモーコーは、4日分の食糧を用意した
<時>8時半
- 全員、筏にうつる
<時>9時近く
- 満潮に
- 筏は右岸にそって進んだ(潮の勢いが一番強かったから)
<時>11時近く
- 潮が引きだしたので、筏を岸につなぎとめた
- 次の満潮は夜
- ゴードンは夜の川を上るのは危険だから、翌朝の満潮を筏で待つことに決めた
- ドノバンと3人の仲間は猟へ・・・七面鳥2羽と小鳥を1羽とってきた
<時>翌日、午前10時15分
- 満潮すたーと
<時>午後1時ごろ
- 岸に沿って沼が見え始めた
- ドノバンとウィルコックスはモーコーに頼んで、広い沼にボートをだした
<時>その夜
- 筏の上で過ごした
- 寒さは一層きびしい
- 沼に薄氷がはりはった
<時>翌日、午後3時半
- まもなく岩壁のふもとに着く
第十一章
- とりあえず必要なベッド、炊事道具、テーブルなどを洞穴に運ぶ
- モーコーは夕食の支度
<食>七面鳥の焼き串を回すのは、ドールとコースター
<時>夜7時少し前
<時>翌朝から3日間
- 筏からの荷下ろし
- 荷下ろし後、筏を解体
- 手狭なので将来、洞穴を広げるか、戸外に物置小屋をたてなくては
<時>それから2,3日後
- バクスター、ブリアン、モーコーで洞穴の戸口に近い壁際に、竈をすえつけた
<時>次の週
<場>洞穴の近くの林
- ドノバンたち4人組が狩りの途中、落とし穴を発見
- フランソワ・ボードアンが掘った落とし穴
- 四つ足の大型獣の白骨死体
- 林の奥で狩りをするのは危険
- 落とし穴に蓋をしてふさぎなおして、4人は洞穴に帰る
寒さはきびしくなったが、湖水に氷は張っていない
川では魚がよくつれた・・・鮭
<時>5月17日
- 落とし穴に駝鳥がかかる・・・アメリカ駝鳥
- アメリカ駝鳥は、アフリカ駝鳥より小さい、鴨に似た顔で、からだじゅうに灰色の羽根がはえている
- サービスは「スイスのロビンソン」の主人公ジャックのように駝鳥を乗り回すつもり
第十二章
岩壁に新しい洞穴は見つからない
今住んでいる洞穴を広げるほかない
<場>洞穴工事
- 激しい風が、1週間にわたって吹いた
- 洞穴を広げる仕事に専念
<時>5月27日
- 洞穴工事スタート
- 岩が柔らかいので、天井が落ちてくる心配・・・柱でささえる
<時>30日後の午後
<時>夜9時ごろ
- 奇妙な物音
- ファンがうなり、おびえている
<時>翌朝
- バクスター、ドノバンがトンネルの中へ入っていったが、音はしない
- 岩壁の頂上に風穴がないか確かめるがない
- 工事再開する夕方まで
- 鶴橋を振り下ろすと、岩はうつろな音をたてた・・・空洞かも
<時>夕食の時間、夜の9時
- ゴードンがファンの姿がないのに気づく
- 突然、奇妙な物音が聞こえる…トンネルの岩の先に別な洞穴があり、動物のねぐらになっているかも
- 犬の鳴き声もした
- ブリアンが何度壁に耳を押し当てても物音がしない
<時>翌朝
- ブリアンとバクスターはすぐに工事をはじめる
- 小さい子たちは、外に避難
- ドノバン組は、トンネルの口に鉄砲を構えて立つ
- 午前中はなにもなかった
<時>午後2時ごろ
- 壁が貫通
- ファンが飛び込んできた
- 新しい洞穴の中へ
新しい洞穴の中
- ブリアン、ゴードン、ドノバン、ウィルコックス、バクスター
- 今までの住居とほぼ同じくらいある
- 洞穴の中は真っ暗
- 山犬の死体・・・ファンがたおした
- 湖水に小さい出口
- 住居の一部に
- 第二の洞穴は、「広間(ホール)」となずけた
- 2週間かかって、ととのえる
第一の洞穴・・・食堂、台所、物置
第二ぼ洞穴・・・寝室、勉強部屋・・・ストーブ
<時>6月10日の夕食後
- 島の大切な場所に名前を付ける
- スルギ湾・・・打ち上げられた湾
- フランス人の洞穴・・・住居
- ニュージーランド川・・・洞穴の前の川
- ファミリー湖・・・湖水
- オークランドの丘・・・岩壁
- まちがい海岬・・・ブリアンが東方に海があると思い誤った高い岬
- 落とし穴の林・・・落とし穴が発見された林
- 沼の林・・・岩壁とスルギ湾の間の林
- 南沼・・・島の南部の沼地
- 堤防川(ダイク・クリーク)・・・飛び石橋のあった小川(クリーク)
- 北岬・・・北端の岬
- 南岬・・・南端の岬
- フランス岬
- イギリス岬
- アメリカ岬
- チェアマン島・・・島の名前(コースター案)
- 大統領・・・ゴードン
第十三章
<時>5月の末
島での精神
- 一、一度行おうと決めたことは、必ずやりぬくこと
- 一、機会を失ってはならない
- 一、疲れることを恐れるな、疲れることなしには、値打ちのある仕事は成し遂げられない
決まった日課
- 午前午後2時間ずつ、広間で勉強
- 先生はブリアン、ドノバン、クロッス、バクスターたち5年生が交代でやる
- 課目は、数学、地理、歴史・・・《スルギ号》の図書室の書物の助けを借りて学ぶ
- 週に2回、日曜日と水曜日には、自然科学、歴史、その他毎日の生活で起きる問題について討論する
- ゴードンの役目は、大統領として、これらの日課が行われているか見守る
仕事の受け持ち
- 日付と時刻の管理・・・《スルギ号》から持ってきたカレンダーの日付を毎日消す。腕時計と柱時計のねじを巻く仕事・・・ウィルコックス、バクスター
- 毎日寒暖計と気圧計の目盛りを読んで記録する仕事・・・ウェップ
- 島の生活を日記につける仕事・・・バクスター
- 洗濯・・・モーコーと年上の少年達
- 日曜日は仕事を休む
日曜日
- 湖水をあるきまわる
- 読書
- 1日を自由に過ごす日
- 夕食が終わると、広間で音楽会・・・ガーネットが、アコーディオンを弾いてくれ歌う・・・学校で歌の得意なジャックは黙っていた
<時>6月
- 寒さは増々厳しくなる
- 寒暖計は、氷点下10度から12度
<時>ある日
- 風向きがかわり、寒気がやわらいだ日
- 外にでて、雪合戦
- ドノバンとブリアンのいざこざに発展
- ゴードンが間に入っておさめる
- ドノバンとブリアンの亀裂は深くなる
<時>6月の終わり
- 雪は1mほど積もった
- 少年たちは、7月中頃まで洞穴から出られない
- 勉強ははかどる
水問題
- 川に厚く氷が張り、水がくめなくなった
- ドノバンは、バクスター(5年生、手先が器用、技師と呼ばれてる)に相談する
- 洞穴から川まで地面の下に1本管を通して、台所や物置に水をひく
食糧問題
- 猟も釣りにも出られない
- 船から持ってきた食糧を節約する
- モーコーが冬に備えて作っておいた、あひるや七面鳥の樽漬け、鱈や鮭の塩漬があったが心もとない・・・ゴードンの悩み
その他の問題
- 物置で、駝鳥を飼っていたが餌が大変・・・サービスが雪をかきわけ、木の根や草をあつめてた
- 燃料問題・・・ストーブ、竈の薪不足
<時>その日
- みんなで林へ薪を取りにいく
- テーブルを逆さにして車がわりに滑らせる・・・モーコー案
- この日から1週間、薪取り
<時>7月15日
カレンダーによると7月15日は、セント・スイシン祭
- ヨーロッパでは、もし今日が雨が降れば、40日間降り続くといわれてる
- 北半球の人々にとって夏の聖者、セント・スイシンの力を恐れる必要はない
- 寒さはきびしくなる
スイシン
- パフィオペディラム セントスイシン・・・蘭
<時>8月半ば
- 寒暖計は、氷点下27度
- 運動不足
- 風邪、のどを痛めた者・・・わずかにでただけ、すぐ回復
<時>8月16日
- 風邪も和らぎ寒気も薄れる
- 天気は綴陽にみえた
<時>8月19日
- スギル湾へ
- 目的・・・極地地方にだけ住む動物が海岸に見られるのではないか、岩壁の頂上の国旗をあたらしくする
<時>午前9時
- スギル湾につく
- ペンギンがむれていた
- ペンギンを狩る
- あざらし
- 昼食後、調査
- 新しい旗と取り換え、フランス人の洞穴の位置を記した板きれも打ち付けた
<時>午後4時
- 洞穴に着く
<時>9月第一週
- 風向きがかわり、気温が急に上がった
- 冬終わり
<時>ある日
- 幼いゴードンを罰する必要に迫られる・・・ゴードン
- それまで何度も怠けてきた
- 丸一日パンと水の食事しか与えないことにした
- さらに、鞭打ち・・・ウィルコックス(ブリアンは反対)
- ドールは二度と注意を受けることがなくなる
<時>9月10日
- スルギ号がチェアマン島の海岸についてから、丁度6ヶ月たった
- 島の東は太平洋で小島すら見えないが、北、南、東の海岸に希望
- フランソワ・ボードアンが肉眼で見ても見えなかった、オークランド丘の頂上から望遠鏡で臨む・・・島影を発見できるかも
- 東海岸にある広い湾に、遠征隊を繰り出して島影をさがす
- 洞穴に近い、オークランド丘、ファミリー湖、落とし穴の林辺りを生活に必要な動物や植物を発見する目的で探検・・・まずすること
計画延期
- 激しい風が、全島を昼も夜も襲ったから
- 氷点下30度の寒い冬より苦しい
- 雪が消えてテーブルの車は役立たずになったので、車をつくることに・・・バクスター
- 車を引かせる動物が必要・・・駝鳥はならせない
<動物>はやて号
- サービスが名付けた駝鳥の名前
- 「スイスのロビンソン」の主人公ジャックをまねて名付けた
<時>9月26日の朝
<場>湖水のほとりの広場
- サービスがみんなの前で、駝鳥に乗るが振り落とされる
<時>11月はじめ
- 天気がよくなる
- ファミリー湖岸探検
<時>11月5日の朝
- ファミリー湖岸探検出発
- メンバー・・・ゴードン、ドノバン、バクスター、ウィルコックス、ウェッブ、クロッス、サービスの7名と犬のファン
- 留守はブリアンとガーネットにまかせる・・・ブリアンはこの探検の跡で、東海岸の遠征に出かける予定だったから
- サービス・・・コックの役目、また駝鳥を捕らえる目的
- 鉄砲を持つ者・・・ゴードン、ドノバン、ウィルコックスの3人
- 投げ弾丸と投げ縄・・・バクスター 上手い
- ゴム製ボート・・・ゴードン
- 湖水の西岸は、18マイル(約29㎞)、往復には3日かかる
- 兎の巣を発見・・・収穫12羽
<時>9時近く
- 堤防河(ダイク・クリーク)の岸に出た・・・洞窟から6マイル
- 朝食休憩
<食>兎の蒸し焼き
- サービスがつくった
- 上出来
<場>堤防河(ダイク・クリーク)を渡たり、大きな森の外れ
- 洞穴の周りの様子に似ている
- 啄木鳥や小鳥の鳴き声
<時>午後5時ごろ
- 行くてをまた川でさえぎられた
- 川幅12m
- 湖水から流れ出てオークランド丘の北のはずれを回り、太平洋に注いでいる
- 朝から12マイル歩いた
- この川岸で野宿する
- 少年たちの歩みをストップさせられたので、この川の名前をストップ・リバー(停止川)とした
- 深い川
<時>翌朝、空が白みかけると跳ね起きた
- 1時間かけてゴム製ボートで渡る
- ファンは泳ぎ渡る
<時>10時少し前に
- 湖水の岸に着く
<時>正午近く
- 望遠鏡・・・ドノバン
- 向こう岸の林が見える
<場>湖水の北岸
- 砂の平野が見渡す限り広がる
- 所々に、灯心草と葦
- 北砂漠と名付けた
- 時折、湖水に舞い立つ水鳥のほかに、生物はいなそう
灯心草
- イグサ(藺草、イ草、Juncus effusus L. var. decipens Buchen.)
- 単子葉植物イグサ科の植物である
- 標準和名はイ(藺。「イグサ」を使うこともある)
- 最も短い標準和名としても知られている
- 別名:トウシンソウ(燈芯草)
- 畳表を作るのに使われる
- 俳句では夏の季語とされる
- 湿地や浅い水中に生える植物で、泥に根を下ろす
<時>午後3時ごろ
- 対岸がみえだす
- 対岸まで2マイル
<場>湖水の北端の入江
- 1本の木も草もなかった
- 砂漠で野宿(砂漠での1夜目)
<夕食>ビスケット
第十五章
<時>一夜あけて
<場>砂丘
- 野宿の場所から200mほど先
- 高さ15mの砂丘
- 砂丘へ
- 北には12マイル、東には7マイルの道のり・・・どちらの海岸に出ても、帰りの距離が遠くなる
- 帰り道のコースでゴードンとドノバンの意見が割れるが、ともかくスットプ・リバーまで出ることに決定
<場>また、野宿の場所にもどり朝食
- もどる用意
<場>スットプ・リバー
- ここまでの9マイルを3時間で歩いた
- ドノバンが大きな七面鳥をしとめた
- 前日同様にゴム製ボートで渡る
<食>昼食
- 30ポンド(13㎏あまり)の七面鳥を全部
<場>落とし穴の林へ
- オークランドの丘目指して、西へ一直線
- トルルカの木を発見・・・ゴードン
- アルガロッペの木を発見
トルルカの木
- とげのある木
- 木の枝には、豆のような赤い実がぎっしりついていた
- インディアンたちは、この実をよく使う
- すっぱくて、口がしびれる味・・・サービスの食レポ
- インディアンはこの実で酒を作る
アルガロッペの木
- 南アメリカでは、酒の原料
<場>オークランドの丘のふもと近くへ着く
- 茶の木を発見・・・ゴードン
<場>オークランドの丘の北のはずれにたどり着いた
<時>4時近かった
- 2マイル先で急流の音・・・洞穴を発見した時の小川の上流=飛び石のあった川(堤防河)
<時>5時近かった
- 川岸の大木で野宿
- サービスは夕食の用意
- ゴードン、バクスタは、植物採取
- 山羊親子発見・・・バクスターがボーラで捕まえる(山羊=ビクーニヤ)
ビクーニヤ
<時>明け方3時ごろ
- 野獣の唸り声で目が覚める
- 銃を撃って撃退する
<時>翌朝6時
- 出発する
<時>7時
- 朝食
<時>午後3時近く
- ドノバン、ウェッブ、クロッスたち先行から銃声
- 牛に似た動物が走り出してきた・・・バクスターの投げ縄で生け捕り(=ラマ)
<時>6時近く
- 洞窟に到着
- 収穫したもの・・・ラマ、ビクーニヤ、茶の木、トルルカ、アルガロッペ
第十六章
ブリアンの心配
- 弟のジャックが元気のない秘密
食糧が足りなくなってきた
- 林にしかけた罠や落とし穴には、小動物しかかからない
- 火薬や弾丸は節約しなければならない
- ペッカリー(アメリカいのしし)やビクーニヤのような大型動物を獲るための落とし穴をほることに・・・11月いっぱいかかる
- 連れ帰ったラマとビクーニヤの小屋作り・・オークランドの丘のふもと(広間の戸口から近い)
動物小屋の世話係・・・ガーネット、サービス
新しい動物
- 落とし穴に落ちた2頭のビクーニヤ(雄雌)・・・バクスター、サービス
- ファンが追い立てた駝鳥
新しい食材
- ビクーニヤの乳
- ホロホロ鳥の卵
- モーコーの料理が楽になった
- 砂糖・・・日曜日だけ・・・ゴードンが管理
<場>落とし穴の林
- 砂糖かえでの木を発見
砂糖かえで
- カエデ糖(楓糖) maple sugar
- サトウカエデの樹液から作られる砂糖
- 別名メープルシュガー
- サトウカエデはカナダ、北アメリカの北東部に植林されている高木
- 初春のころ、樹幹に直径1cm,深さ4cmくらいの穴を数ヵ所あけて、管をさし込み、その先端にブリキ缶をつるす
- 1本の木から3週間くらいの間で、3~5%の砂糖を含む樹液が50~100l得られる
- これを濃縮してメープルシロップ、さらに蒸発濃縮してメープルシュガーを得る
- メープルシュガーははちみつのような良い風味をもつのでテーブルシュガーおよび菓子原料用に珍重されるが高価なために、最近は普通の砂糖にメープリンなどの人工香料を加えたものが市販のほとんど
- 砂糖・・・↑
- 酒作り・・・トルルカとアルガロッペの実を発酵させ甘い酒を作る
- お茶の葉
野菜がない
- フランソワ・ボードアンが植えたじゃがいも・・・野生にもどってどうにもならない
- 缶詰の野菜と果物に頼るほかなかった
弾丸の節約
- トネリコの枝で弓をつくる・・・ばくすたー
- 矢は、葦の先に釘をつけた
<時>12月の初めのある日
- 狐と山犬が、夜に罠にかかった獲物を盗む問題
- ドノバンがゴードンに相談
- 山犬・・・落とし穴を増やす
- 狐・・・鉄砲の許可
狐狩り
<時>その夜
<場>落とし穴の林
<時>12時近く
- 12匹の狐を獲る
狐狩りは、3日間続いた・・・その後、狐は全く出なくなった
- 上等の毛皮が50枚
<時>12月15日
<場>スルギ湾遠征へ
- 天気がいいので、15名全員で
- 目的は、あざらしを取ること・・・明かり用の油
- 車は2頭のラマに引かせた・・・食糧、弾薬、大きな鉄鍋、油を入れる空き樽
<時>朝早く出発したので、8時ごろには沼地に着く
<動物>沼の水面に河馬を発見
<時>10時くらい
<場>スルギ湾に到着
- 川岸にテントをはる
- 昼食
<時>正午
- アザラシは浜に集まった
- 20頭倒す
- 油を獲る作業・・・翌日の夕方には大きな樽6つ分の油
<時>次に日の朝
- 出発して、夕方6時に洞穴へ戻る
クリスマスの準備
<時>12月25日 クリスマス
<時>午前中
- 湖水の岸を散歩
- 学校で習った競技をして遊ぶ
- 大砲の音・・・宴会の合図
<場>食堂へ
- テーブルに白い布
- 花と草をかざった鉢にクリスマスツリーが植えてある、枝に英、米、仏の小さい国旗
<食>モーコーがサービスを助手に腕をふるったクリスマス料理
- アグーチの詰め物
- 小鳥のぶどう酒煮
- 兎の照り焼き
- 七面鳥の、嘴と翼をぴんと張ったまま焼いたもの
- 缶詰野菜3種
- プディング・・・ピラミッドの形に盛り上げ、その中に1週間以上もブランデーにつけておいたアルガロッペの実と干しぶどうを混ぜ合わせたものが、ぎっしり詰まっていた
- ぶどう酒
- シェリー酒
- 茶
- コーヒー
第十七章
<時>クリスマスから1週間後
島の過酷な冬までにすること
- 寒さにそなえて薪を蓄える
- 動物たちのための小屋と暖炉を備える・・・バクスター、ブリアン、サービス、モーコーの4人で1月中かかって完成
- 冬の間の食糧を備える・・・ドノバンたちが毎日狩りへ
- 余った獲物は、モーコーが塩漬けや燻製に
島の東方を遠征する計画
- ボードアンの地図には書かれていないが、東の海に、望遠鏡なら見える陸地が見えるかもしれない・・・ブリアンとゴードンが相談
- メンバー・・・ブリアン、弟のジャック、モーコーの3人
- 持っていくもの・・・修繕して小さな三角帆を張ったボート、鉄砲2、ピストル3、弾薬、毛布数枚、食糧、オール2本など
<時>2月4日 朝8時
- ニュージーランド川からボートで出発
- 湖の対岸が見えない間に風がないだ・・・オールでこいでいく
- 北東へ
<時>3時ごろ
- 望遠鏡でモーコーは、遠くに対岸を発見
- こぎつづける
<時>夕方6時近く
- かしと松の葉で埋まる丘のふもとに着くが、上陸できそうにないので、岸にそって半マイルほどこぐ
<場>湖水から流れ出す川に着く
- 東方川と名付ける・・・この島を東に横断しているから
- 上陸して野宿する
<食>夕食
- 堅パンとコンビーフ
<時>6時
- 出発
- 再びボートで東方川の河口をめざす
- 流れが急な川
- 川岸はニュージーランド川より高く、川幅は10m
- 岸は深い森がせまり、落とし穴の林に似ている
- 石松(ストーン・パイン)を発見・・・木の実を採取する(上等の油がとれる)
- 駝鳥、ラマ、兎、小鳥の生息を発見
<時>11時
- 森はだんだんまばらになり、潮の香
- 海岸に着く
<場>海岸
- スルギ湾とまったく違う
- 大きな岩が群がっていた
- 住居にいい洞穴はいたるところにある
- 帆も島影も見当たらない
- 入江を失望湾と名付ける・・・帆も島影も見当たらないで失望したから
- 海岸をくまなく探索
- 花崗岩の大きい岩
- 高いところから望んでも海しか見えない
- 北東に望遠鏡で白い点が見えた・・・全く動かない、何か?
- 日がかたむいたので河口にもどる
<時>7時
- 夕食をすませる
- ブリアンは弟のジャックをつれて、満潮になるまで海岸をぶらつきに
- モーコーは、ストーン・パインの実を拾いに
モーコーがジャックの内訳話を立ち聞きしてしまう
- 泣きながら許しをこうジャックと怒る兄
- モーコーは話を聞いてしまったことをブリアンに話す
- しばらくみんなには黙っていることにする
<時>10時ごろ
- 満潮で、ボートでもどる
<時>午前1時ごろ
- ここまで、オールは全く必要なかった
- 進まなくなったので、翌朝の満潮まで錨を下ろしてまつ
<時>翌朝6時
- ボートは再び進む
<時>9時には湖水に着く
- 帆をはった
<時>ゆうがた6時ごろ
- 洞穴に帰る
第十八章
遠征後
- ブリアンの様子がかわり、人をさけるようになった
- 危険な仕事を弟のジャックにさせるようになる、ジャックも喜んで従う
<時>2月の末
- ウィルコックスが鮭の群れが川を下るのを発見
- 刺し網を張り、多くの鮭をとる
<場>スギル湾
- 鮭をたくわえる塩を取るため、2、3度いく
- ブリアンとバクスターが、塩づくりを考え付いた
<時>3月の前半から
<時>3月17日の朝
- メンバー・・・ドノバン、ウィルコックス、ウェッブの3人とフヮン
- しぎ、鴨、プロバ(千鳥の一種)、小鴨、黒いかいつぶりの生息を発見
- 浜ひばり、白さぎ・・・食糧にむかない
- フラミンゴの群れ
かいつぶり
- カイツブリ(鳰(にお)、鸊鷉(へきてい)鸊鵜(へきてい)、学名:Tachybaptus ruficollis (Pallas, 1764))
- カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属に分類される鳥類の1種
- 全長約26cmと、日本のカイツブリ科のなかではいちばん小さい
- 沢山の獲物
聖書に出てくるあの猟の名人ニムロッドの弟子
<人>ニムロッド
- ニムロド(ニムロデとも。ヘブライ語: נמרוד、Nimrôd)
- 旧約聖書の登場人物
- 『創世記』第10章において、クシュの息子として紹介されている
- クシュの父はハム、その父はノアである
- 地上における最初の勇士で狩人であるとされる
ゴードン大統領の冬の準備
- 2週間にわたって、毎日ラマに車を引かせて、薪を集めに林と洞穴を行き来させた
- 勉強はおこたらなかった
運動にも時間をさいた
<時>4月25日の午後
- ドノバン組とブリアン、バクスター、ガーネット、サービスの組は、洞穴の前の広場で輪投げをしていた
- ドノバンのいいがかりで、ブリアンともめ、ゴードンが仲裁する
<時>5月の初め
- 寒さがひどくなる
- ストーブをつえつける
- ブリアンは燕をつままえ、チェアマン島のだいたいの位置を記した紙片を入れた小さな袋をつけた・・・暖かい地方をめざして旅立つから
<時>5月25日
- 初雪
<時>6月10日
- ゴードンの大統領の任期が切れた
- 大統領選挙
- モーコーには選挙権がなかった
- ブリアン8点、ドノバン3点、ゴードン1点、ゴードンとドノバンはどちらも棄権し、ブリアンはゴードンに投票した
- 新大統領はブリアン
第十九章
ブリアンが大統領を断らなかった理由
- 弟ジャックの罪を償うため、今まで以上にみんなのために働く
<時>6月17日
<場>スギル湾を見下ろす岩壁
- ブリアンは、英国の旗の代わりに新しい目印を立てた
- バクスターにたのんで、沼のふちに生えている弾力のある葦の茎で球をつくらせた
<時>間もなく洞穴では、昨年とおなじような冬の生活が始まる
- ブリアンは、忠実に自分の任務をはたす
- ドノバンたちも、あらわにはブリアンに反対しなかったが、グループで孤立していった
- 少年たちは、ブリアンに喜んでしたがった
- ゴードンは進んでブリアンのいいつけを守った
<場>広間
- 広間で過ごす長い時間を勉強にあてた
- ジェンキンス、アイバースン、ドール、コスターは目ざましい進歩をみせた
<時>8月のはじめ
- 4日間、非常に寒い日があった
- 寒暖計が零下30度
<時>8月6日
- 激しい西風
<時>8月終わり
- 戸外で仕事ができるようになる
- 釣りだけは、厚い氷におおわれてできなかった
- 罠や落とし穴の獲物、獲得・・・新鮮な肉
<時>ある日
- スケート遊びの計画
- みんなを元気ずけよう・・・ブリアン案
- バウスラスターがスケート靴をこしらえた
<時>8月25日昼少し前
<場>ファミリー湖
- メンバー・・・ゴードン、ドノバン、ウェッブ、クロッス、ウィルコックス、バクスター、ガーネット、サービス、ジェンキンス、ジャック、ブリアンの11人
- 湖水目指して洞穴を出発
- ブリアンは、水夫用の古いラッパを持っていく・・・まんがいち誰かが行方不明になった時は役に立つと考えたから
- スケートに適したところまでは、2,3マイル(4㎞前後)歩く必要があった
- ドノバンとクロッスは、鉄砲を持っていった
- ドノバンとクロッスが自分勝手に狩りに離れてしまった
<時>2時ごろ
- 濃霧
- ブリアンの心配どおり、クロッスとドノバンの姿がない
- ラッパを吹く3回・・・返答の鉄砲の音も聞こえない
- スケートが得意なジャックが、ドノバンたちの方向へ滑って行って、ラッパをふくことに
<時>30分ほどたつ
- 3人とも何のしらせもないまま
- ウィルコックス、バクスターが銃を撃って合図してみたが、何の答えもない
- 大砲を撃って、湖水の岸を知らせることに
- 1時間以上もの間、大砲は10分おきに火を噴いた
- ドノバン、クロッスが戻ってきた・・・ジャックのラッパをの音を聞かなかったう
<時>夕闇がせまった
- 広場に薪を山のように積み上げた
- ジャック発見・・・望遠鏡で
- ジャックの後ろから2匹の熊が追いかけていたが、ドノバンの銃声で逃亡
第二十章
<時>事件があってから約6週間後 10月10日
<場>ファミリー湖の南岸
- 4人野宿
- メンバー・・・ドノバン、クロッス、ウェッブ、ウィルコックス
- 夕食
<食>2羽の太った鴨があぶられている
冬が終わりに近づくにつれ、ドノバンとブリアンの間は、増々うまくいかなくなった
- ドノバンは、新しい大統領、ブリアンの命令に従うことが嫌でならなかった
- ブリアンは、洞穴の平和を破る者に対してははっきりした態度をとる
- ゴードンは、ドノバンの感情を和らげようと骨を折ったが無駄だった
- 食事の時をのぞいて、ドノバン達4人組は、みんなと一緒になろうとはしなかった
- ドノバン達4人組が離反する徐長をみせる
<時>10月にはいる
- 湖水や川の氷は消え去る
<時>10月9日の夕方
- ドノバンは、クロッス、ウェッブ、ウィルコックスと洞穴を出ていくと宣言
- ブリアン大統領の下にいるのは嫌だから
- ブリアンがフランス人だから
- まず、住まいを見つけるために、東海岸まで探索して、そのあとで本格的な引っ越しをする予定
- 第1日目
- 4人は、5,6マイルしかすすめなかった
<場>湖水の南端についたのは、5時近くで、野宿
<時>翌朝早くから出発
- 第2日め
<時>11時ごろ
<場>湖水の小さな入江
- 昼食
- 森へはいり北へ
- 獲物が多い・・・駝鳥、ラマ、ペッカリー発見
- クビワペッカリー (Tayassu tajacui)
- 南北アメリカ大陸に生息する、イノシシに似た草食性哺乳類である
- 鯨偶蹄目 - イノシシ亜目(猪豚亜目)- ペッカリー科に属する
- 種名はブラジル、グアラニー族の言葉より、ジャベリナ (javelina) とも呼ばれるが、各地域によりchacaro、baquiro、javaliなどという呼び名がある
<時>6時近く
- 東方川発見
- 焚火のあとあり
- 同じ場所で野宿
<時>翌朝
- 日暮れまでに海岸へ
- 途中、ストーン・パインを拾おう
<時>正午少し前
- ストーン・パインの木下で昼食
<時>午後7時過ぎ
- 森のはずれに着く
- ここからどうたどれば、海岸に出られるかわからない
- ここで野宿
第二十一章
<時>次の日
<場>失望湾到着
- ドノバンは、一つの洞穴を住居に選ぶ
- 海岸を調べて回った
- ドノバン、クロッスは、雷鳥を撃つ
- 東方川の河口の大きな熊の形をした岩があったので、ドノバンは大熊港と名付ける
<時>午後
- ドノバン、ウィルコックスは大熊岩に登る
- ブリアンが北東に見た白い点は見えなかった・・・夕方からか?
<時>夜
- 夕食
- 島の北岸を回ってもどることにする・・・フランソワ・ボードアンは、この方角については何も知らなかったらしいから
<時>翌10月14日 朝早く
- 森に向かって、海岸を北へ出発
- 昼食
<場>北クリークを渡り森へ
- 予定の進路から外れているので、東へ向かうことに
- サイに似た動物発見・・・角がなく、鼻も短い・・・バク
- この辺りの森は美しいぶなの木が多いので、ぶなの木の林と名付ける
- この日4人は9マイル歩いた
<時>翌日
- 朝早くから歩く
<時>5時ごろ
- 天候変更・・稲妻
- 風が強い
<時>9時ごろ
- 遠くで波の吠える音が聞こえた
<場>北湾へ
- 1隻のボートがうちあげられていた
- 近くに2人の人間が倒れている
- 少年達は森へ逃げた
- 一夜を雨の中、森で過ごす
<時>翌朝
<場>もう一度死体のあった海岸へ
- ボートは転がっている
- 2体の死体がなくなっていた
- 浜辺中さがしたが、足跡さえみつからなかった
ボート
- 汽船に備え付けられた9mに近いボートだった
- 永い航海には耐えられそうにない
- 右舷の底に穴があき、帆はわずかしか残ってない
- 何ものってない
- 船首に、本線の名と港の名が、ペンキでかいてあった
- 《セバーン・サンフランシスコ》
第二十二章
目印をもっと」高く上げる計画
- 凧を上げよう・・・ブリアンがバクスターに相談
<時>ドノバンたちが去っていった2日後 10月12日
<時>丸2日で出来上がる 10月14日の夕方
- 幼い少年たちがつけた名前・・・空の巨人(ジャイアンツ・オブ・ジ・エア)号
<時>10月15,16日
- 大嵐で凧あげ延期
- ドノバンたちをおそった嵐
<時>翌10月17日
- 凧あげ実行
- 不吉な金曜日
- 林の中で、フヮンの警戒するような鳴き声
不吉な金曜日
- 13日の金曜日的なことか?英語: Friday the 13th
- 英語圏の多くとドイツ、フランスなどの迷信において不吉とされる日である
- 「イエス・キリストが磔刑につけられたのが13日の金曜日とされ、クリスチャンは忌むべき日であると考えている」という俗説があるが、これは正しくない。
- 忌み数の13と関係がある
- キリスト教の影響が強い国家であっても、イタリアで不吉な日は17日の金曜日
- イタリア人は少年の中にいないのに・・・
<場>森の中
- 一度洞穴にもどり、鉄砲で武装
- 森へ点検へいくメンバー・・・ゴードン、ブリアン、サービス、ジャック
- 50m歩いて、鳴き声のする方を探す
- 人間があおむけにたおれれいる・・・女性
倒れていた女性
- 毛の服を着て、腰の回りには茶色のショールをつけていた
- 顔には、激しい苦痛の跡がのこっている
- 年は45以上とは見えない
- 疲れと飢えで気をうしなったのだろう
- 息があった
- ブランデーとビスケットでめざめさせる
<時>30分後
<場>洞穴のベッド
- 女性は、洞穴のベッドで少年たちの看護をうけていた
<人>カザリン・レディ
- アメリカ人
- 永いことアメリカ合衆国の西部地方で暮らしていた
- 友人のは、ケートと呼ばれている
- ニューヨーク州の首府オルバニーに住むウィリアム・ペンフィールドという人の家庭の女中頭を20年以上も勤めてきた
- 1ヶ月ほど前の事、ペンフィールド氏夫妻は、ケートをつれて、南米のチリにいる親戚を訪ねることになり、サンフランシスコ湾を商船《セバーン号》に乗って出帆した
<人>ウィリアム・ペンフィールド夫妻
<人>ジョン・エフ・ターナ
- 商船《セバーン号》の船長
商船《セバーン号》
- サンフランシスコ湾を商船《セバーン号》を出帆した
- 行先は、バルパライソ
- 水夫は8人しかいなかった
- バルパライソ(Valparaíso)
- チリ中部のバルパライソ州にあり、首都サンティアゴ・デ・チレの西方約120kmの太平洋に面した都市。バルパライーソとも表記される。
- 地名は日本語に訳すと「天国の谷」を意味する
- 国会が所在し、チリの立法府としての役割を果たしている
- 人口25万人(2017年時点)
- 太平洋に面した港湾都市であり、迷路のように入り組んだ歴史のある美しい街並が2003年に、UNESCOの世界遺産に「バルパライソの海港都市とその歴史的な町並み」として登録された
- 近郊に保養・観光リゾート都市であるビニャ・デル・マールがある
<人>ワルストン
- サンフランシスコを出帆して10日後、突然ワルストンという水夫が、仲間をそそのかして謀反をおかした
- 船長ターナー氏、一等航海士、ペンフィールド氏夫妻は殺される
- 《セバーン号》を奪い、そのころまだ、南アメリカのある地方では行われていた、奴隷の売買の使おうとしていた
<人>ホーブズ
- 水夫
- ホーブズのとりなしで、ケート、もう1人の二等航海士のインバスは、殺されるのをまぬがれた
<人>インバス
- 二等航海士
- 船の運転のため殺さなかった
<時>10月8日の夜
<時>事件がおこった数日後
- 商船《セバーン号》に火事がおこった
- 消火のみこみはなかった
- ワルストンとその一味は、わずかな品物と武器を身に着けると、ボートに移り、《セバーン号》が焼き落ちる直前に、ボートは本船を離れた(ケートとインバスも乗っていた)
<人>ヘンリー
- 水夫の一人
- 炎に耐えかねて、海中にとびこんで見えなくなった
<時>《セバーン号》が焼き落ちる直前に、ボートは本船を離れて2日後
- 激しい嵐にみまわれる
- 帆柱は折れ、ボートはチェアマン島の北岸に打ち上げられた
- ボートはが浜辺に打ち上げられる直前、大波で、ワルストンをはじめ6人をさらっていった
- ケートと残った水夫気を失った
<時>午前3時ごろ
- ケートとはしばらくして息を吹き返し、念のた用心深くボートの陰に身を潜めていた
- 近づいてくる足音がした・・・ワルストン、プラント、ロックだった
- ケートのそばでに倒れているホーブズとパイクを見つけ、手当をして目を覚ませた
- 二等航海士のインバスが見張られている・・・コープとブルックに
- 鉄砲は5つ残っている、弾丸もぬれていない
- ケートは波にさらわれ、死んだと思っている
<人>ホーブズとパイク
- 水夫
- 傷ついた足を引きずっている
ケートはワルストン達と反対方向に逃げた
7人の悪魔
<人>ワルストン
<人>プラント
<人>ロック
<人>ホーブ
<人>スパイク
<人>コープ
<人>ブルック
人質<人>二等航海士のインバス
サービスがケートにフライデーと呼び名をつけた
- 今日が金曜日で、ロビンソン・クルーソーが土人の男を助けたのも金曜日、それでクルーソーは男にフライデーとなまえを付けたから
<時>午後8時
- ブリアン、モーコーが危険を知らせ、ドノバンたちを連れ戻しに出発
- 夕闇にまぎれてボートで
<時>午前4時頃
- 帰宅
第二十三章
15人の団結とケート婦人
- ケートはこの島の名前も位置もしらなかった
- 燃え盛る《セバーン号》からボートに乗り移り、インバスは、南アメリカの海岸目がけて真っ直ぐにボートをこいだはず
<時>10月も終わりに近くなった
- ワルストンたちは、一向に姿を現さない
- ブリアンとドノバンは、スギル湾へ、岩壁に建てた目印を下ろしに行く
<場>スギル湾 岩壁
- 望遠鏡で調べたが、ワルストンたちの野宿の煙はたっていない
- 鉄砲を使うことを禁じた
- 罠と落とし穴の獲物と家畜でしのぐ
- たくわえもたっぷり
<時>10月25日
<場>沼の林のはずれ
- 牛の木を発見
- 乳をだす木
- 牛乳に劣らない
- 固めればチーズが作れる
- 油にもなる・・・光の強い蠟燭をつくることもできる
牛の木
- ガラクトデンドロン種の一つ
<時>11月
- ワルストンたちが洞穴の近くにくる気配なし
- いるかいないか様子がしりたい
<時>11月4日
- 夜、明かりをつけないで、凧から島じゅうを見て、ワルストン達の生存確認をする計画
第二十四章
<時>11月5日
<時>11月7日午後
- 大凧完成
<時>11月7日午後9時ごろ
- 実験
- 籠の300ポンドの重さのはいった袋を積む
- 実験成功
- 急遽、風が安定している今夜、飛ぼうと提案
- ジャックが自分の罪をうちあけて許しを請い、パイロットに志願する
ジャックの罪
- 《スギル号》の艫綱をほどいていたずらをしたのは、ジャック
- 兄ブリアンが、責任をとって籠にのりこむことに
- 空中から望遠鏡で島中を調べる
- 北、南、西の三方は、雲が多くて見えない
- 東に明かりが輝いているのをみる・・・ワルストンたちの野宿の火にしては遠すぎる距離
- ファミリー湖の東の林の中に、火が輝いている・・・東方川の河口に近い、野宿の火
- 20分のフライト
- 綱がきれた
- 湖水の岸で助かった
- 凧は北のほうに飛ばされた
第二十五章
<時>凧上げの夜
- モーコーが一人で洞穴の見張り
- 少年たちはつかれて、翌朝遅くまで眠ってしまった
<時>翌朝 11月8日
- ワルストン一味は1週間にわたり島にいる
以前、ブリアンが東海岸で白い点を見たと言った
- 島にある火山、
- 昨夜、凧の上から火山の噴き出す炎らしきものを見た
- 《セバーン号》の水夫たちは、あの島を知らないはずがない、船を直して島に着こうとしているに違いない・・・なぜ?
- 発見されないようにしなくては
発見されないための用心
- バクスターは、木の枝で動物小屋、洞穴の2つの戸口を隠した
コースターが熱をだす
- 命があぶなくなった
- ケートが看病
<時>11月はじめ
- 雨が多かった
<時>11月17日
- 気圧計が上がり、暖かくなった
- 狩りはできない
<時>ある日
- 洞穴近くの罠を見に行ったサービスが、首に小さな袋をつけた一羽のつばめを発見
- つばめは何の返事も持たなかった
4ヶ月後に3度目の冬がくる
<時>11月21日 午後2時ごろ
- 釣りをしていたドノバンが、ラマの死体に気づく
- 鉄砲のたまでやられた傷
- 3、4時間前くらいにワルストンたちに撃たれた
<時>11月24日 午後9時ごろ
- ブリアンとゴードンは、湖水から沼へ通ずる狭い道に、鉄砲を据える場所をつくことができないか調べていた
- ワルストンたちのパイプを発見、湖水の岸まできている
- すぐに洞穴のもどる
ワルストンたちに備える手立て
- 岩壁の上に見張りをたてる
- 夜は、少年の中の2人が広間と物置の戸口に銃を持って立った
- 戸に頑丈なかんぬきをかけた
- いざという時に戸口を固めるために、大きな石をそばに積み上げた
- 窓には二門の大砲の口をはめこんだ・・・ニュージーランド川と湖水にむけてる
- 小銃とピストルを手の届く場所に並べた
<時>11月27日
- 嵐
- 雷
- フヮンが吠える
- 銃声が聞こえる
- インバスが助けを求めて洞穴へ来る
第二十六章
<人>インバス
- 25から30歳ぐらいに見えた
- たのもしい青年
- 髭
大波にさらわれた後の話
- 6人さらわれ、2人の水夫は姿がみえなくなった
- ケートは、当然溺れ死んだと思っていた
- 海岸に上陸してから、海岸にうちあげられているボートを見つけた
- ドノバンたちがセバーン海岸で見た、倒れていた2人の水夫は、ホーブスとパイク。ワルストンが見つけて、息を吹き返させた。
- ボートの荷物箱はいたんでいなかったので、食糧もあった
- インバスは、ワルストンたちに連れられて、海岸を下った
- その夜は」林で野宿
- 翌日から2,3日、ワルストンたちはボートの修繕にかかったが、道具がなくどうにもできなかった
- それで、獲物の多い新鮮な水の手に入る川岸を探して、海岸から12マイル(約20㎞)ほどのところで、小さな流れを見つけた(=東方川)
- 住むのに適していたので、ワルストンたちは、ボートを引いてきたものの道具がないのでどうしようもない
- ワルストンたちは1週間ほど前、インバスをつれて島の奥を探検した時、少年たちの八角凧をみつけたので、この島は無人島ではないと考えた
- ワルストンたちは島の住人を探した
- 11月23日か24日の夜、ワルストンの一味の一人が、洞穴の隙間から明かりが漏れているを見つけた
- 翌日、ワルストンは1人で長いこと川岸の茂みに隠れて、洞穴の様子をうかがっていた・・・11月24日 午後9時ごろ、ブリアンとゴードンがパイプを発見している
- 洞穴に住むのは子供だけと知られた
- 洞穴を襲う計画をたてる
<時>今日 11月27日
- ワルストンたちは、ホーブスとロックをインバスの見張りに残して出ていったので、逃げだしてきた
- 追いかけていきたホーブスとロックに撃たれ肩をかすったが、川に飛び込み身を隠してやりすごしたので、二人は死んだと思っている様子
今度は少年たちが、インバスに《スギル号》がニュージーランドを離れてから20ヶ月の苦心を話した
<場>チェアマン島の位置
- 架空の島
- ニュージーランドのチャタム島をモデルにしている説あり
- ニュージーランド南島の東海岸沖約1,000kmにある南太平洋上の島である。チャタム諸島に属し、諸島内で最も大きい島である。
- なお、マオリ族による「Wharekauri」、モリオリ人による「Rekohu」という2つの別の名前がある(意味は「misty sunlight=霧がかった日光」)
- ジュール・ベルヌの『十五少年漂流記』で少年達が漂着した無人島は、チャタム島をモデルにしたという説があるが、『二年間の休暇』(岩波少年文庫)の訳者解説で私市保彦はこの可能性を否定している。なお、同じ作者による『征服者ロビュール』15章-17章にこの島はすでに登場している
第二十七章
1520年にポルトガルの有名な航海家マゼランによって発見された、マゼラン海峡
マゼラン
- フェルディナンド・マゼラン(1480年 - 1521年4月27日)
- 大航海時代のポルトガルの航海者、探検家である
- 1519年に始まる航海でスペインの艦隊を率いた
- マゼラン自身は航海半ばの1521年に亡くなったものの、部下のスペイン人フアン・セバスティアン・エルカーノが艦隊の指揮を引き継ぎ、1522年に史上初となる世界周航を達成した
<時>翌11月28日の朝
- インバスが、少年達にスチラーの地図をさしながら、島の説明をする
- 南緯51度に位置するハノーバー島=チェアマン島
- チリの近く
- もし南アメリカ本土に渡っても、都会に出るには、何百マイルの大旅行の上、平原に恐ろしいインディアンが住んでいるので、この島を出ていかなくてよかった
- ブリアンが東海岸で見た海上はるかな白い点は、南アメリカ大陸にそびえるアンデス山脈の白雪だった
- 凧の籠から見つけた赤い火は、火山の噴火だった
- もし《セバーン号》のボートを手に入れたら、南に向かえば安全にチリの港に着く
- スミス海峡を下れば、もうマゼラン海峡の西口でたくさんの港がある・・・タマー港、ガラント港、ファミン港、プンタアレナ港
- プンタアレナ港はにぎやかな港町でチリ政府の支配下・・・ここからオーストラリア、またはニュージーランド行きの船にのる
- 15人の少年のうち、戦えるのは6人だけという不安…相手は手練れの水夫7人
<時>2,3日過ぎた
- ワルストンたちは、近づく気配なし
- ワルストンたちは、自分たちが島にいることを少年たちが知らないと思っている・・・きっと難破船の水夫になりすませて、ここに救いをもとめてやってきて、洞穴のなかに入り込む作戦かも
<時>翌日の午前中
- 何事もなかった
<時>夕方
- 見張りのウェッブとクロッスが、2人の男が川の向こうの岸に見えたと知らせる・・・ロックとホーブス
作戦
- ケートとインバスは納屋に隠れた
- ゴードン、ブリアン、ドノバン、バクスターの4人は、川岸へ向かう
- ホーブスとロックは、難破した水夫のふりをして助けを求めた
- 二人は洞穴の中で眠ってしまう・・・モーコーも近くで寝たふりをして二人を見張る
<時>12時近く
- 二人はベッドから抜け出し、戸口へむかった
- 閂を外そうとしたとき、インバスが肩をつかみ、4人の少年がホーブスを取り押さえた
- ロックはインバスを刺し、外に躍り出た。インバスは鉄砲で撃つがはずれる
- ホーブスをケートがかばったので、命をとらず縄で縛った
- そのまま朝を迎えることに
第二十八章
<時>夜が明けた
- インバスは、ブリアン、ドノバン、ゴードンの3人を連れて、戸外の様子を探りに出かけた
- 辺り一面靴の跡
- ホーブスに尋問
- インバスのさしずで偵察隊がつくられた
- 4人の幼い少年たちは、ケート、モーコー、バクスター、ジャックが洞穴で守る
- 《セバーン号》の悪人たちは、ホーブスを失い6人となる・・・鉄砲は5、弾はわずか2,3箱
<時>午後2時
- 偵察隊は洞穴を出発・・・ブリアン、ゴードン、ドノバン、ガーネット、インバス、クロッス、ウィルコックス、サービス
- オークランドの丘のふもとを注意しながら進んだ
- フランソワ・ボードアンの墓まで来たとき、フヮンが耳を立て土の匂いをかいだ
- 薪のあと、さっきまでいたようだ
- 銃声・・・ブリアンの頭をかすめる
- ドノバンがワンキル・・・パイク
- 銃声・・・体をかがめるようにいったサービスの額をかすめた
- インバスがロックに狙われ、逃げられる
- ブリアンがコープと組打ちの最中、コープが短刀を振り下ろそうとしていたので、ドノバンがとびかかる
- ドノバン負傷(左の第四肋骨辺りをさされる)、コープは逃亡
- 悪人たちは、落とし穴の林へ逃げ込んだ
- タンカを作って負傷のドノバンを洞穴へ運ぶ
- 突然、叫び声がおこる、ワルストン一味が洞穴を襲った
ワルストン一味が洞穴を襲った
- ロック、コープ、パイクが林の中の偵察を引き受け、その間にワルストン、ブラント、ブルックの3人は堤防河(ダイク・クリーク)の水の枯れた川底をさかのぼり、オークランドの丘を尾根伝いに超えて、洞穴を襲った
インバスの作戦・・・対抗処置
- クロッス、ウェッブ、ガーネットはその場所で担架を守る
- ブリアン、ゴードン、サービス、ウィルコックスは、インバスについて近道で洞窟へ急いだ
- 洞穴からワルストンがジャックをこわきにかかえて飛び出した
- ケートがあとを追いかける
- ブラントは、コスターの腕を握り引き立てていく、バクスターがブラントにとびかかるが地面にたたきつけられる
- 他の少年たちとモーコーの姿が見えない
- 川にはブルックが洞穴から持ち出したボートを浮かべて二人を待っていた
- フヮンが、ブラントの喉にかみついたので、コースターの手をはなす
- ホーブスが飛び出してきて、ワルストンに飛びかかったので、ジャックを離す
- ワルストンはホーブスを刺す
- 再びジャックを捕まえようとしたが、ワルストンはジャックに撃たれる
- 2人の仲間がボートにワルストンをのせ、にげた
- モーコーがボート目がけて大砲をうって命中させた・・3キル
- 残り2名・・・落とし穴の林へにげた
第二十九章
<場>洞穴
- 負傷のドノバン、洞穴へ
- ホーブスの腹部の傷は深く、手の尽くしようがなかった
<時>午前4時
- ホーブスは死ぬ
- フランソワ・ボードアンの墓のとなりに葬られた
<場>落とし穴の林へ
- ロックとコープの行方を探りに行く
- メンバー・・・インバス、ゴードン、ブリアン、バクスター、ウィルコックス
- コープの死体発見
- ロックは、大きな落とし穴の底で冷たくなっていた
- ロックの落ちた穴に、コープと前日にドノバンに撃たれたパイクの死体を投げ込み埋めた
- ドノバンの危険はとおりこした
<場>《セバーン号》のボートを手に入れるために、大熊湾へ
- メンバー・・・インバス、ブリアン、バクスターの3人
- 一番安全な道・・・湖水を横断し東方川を下る道・・・あれ、ゴムボートはモーコーが打った大砲が命中したのでは?予備か?
- 《セバーン号》のボートは、大熊岩の近くの砂場にあった
- 満潮を利用して、ボートを洞穴まで運ぶ
<場>洞穴にもどる
- ドノバンは快方にむかっていた・・・ケートの練り薬湿布
- 《セバーン号》のボートの修繕スタート
《セバーン号》のボートの修繕
スループ船
- (英語表記)sloop
- 1本マストの縦帆船
- 17世紀から 19世紀にかけて使用された小型の軍艦で、帆装には3檣 (しょう) のシップと2檣のブリッグとがあった
- 蒸気船時代になってからの軽快な哨戒用の補助艦船の名称
- このように時代によって船の実態は大きく変っているが、同一名称で呼ばれている点に特色がある
- 日本でも嘉永2 (1849) 年、江戸幕府が浦賀奉行所に命じて新造した2本マストの和洋折衷式の帆船を同じ名で呼んでいる
<時>1862年 1月8日
- 船の修繕がすっかり終わった
- 約1ヶ月かかった
- 修繕の間に、クリスマス、新年をむかえた
- ドノバンは足取りはしっかりしないが、あるけるようになる
- 出帆は、ドノバンが数週間の船旅が耐えられるようになってからと決めた
<時>1月の終わり
- 船に積み込む荷物を選り分ける仕事
- 金・・・故郷までの旅費
- 食糧・・・モーコーは、17人分の3週間の食糧を積み込んだ(多め)
- 大砲・・・ドノバン
- 弾薬、鉄砲、ピストルを荷物箱に・・・ブリアン
- 衣服、本、炊事道具、ゴムのボート、望遠鏡、カンテラ、綱、時計
- 魚釣り道具・・・ウィルコックス
- 新鮮な水・・・ゴードン
<時>2月3日
- 積荷が終了
- 出帆は2月5日に決定
<時>その前日 2月4日
- ゴードンは、動物小屋を壊した・・・動物たちを逃がす
<時>2月5日朝
- 乗船し、ニュージーランド川を下る
<場>沼の林
- 潮が引き始め、先に進めない
- 次の満潮まで、6時間待つことに
- ドノバン・・・鴨を2羽仕留める
<場>ニュージーランド川 河口
<時>もう夜がふけていた
- 慎重なインバスは、海へ乗り出すのは、翌朝魔で待とうと言った
<時>翌日 2月6日 空が白みかけると
第三十章
<場>マゼラン海峡
- ここにくるまで、天候は穏やかで、ついにインディアンの姿は見えなかった
- この辺りに住むインディアンは、極めて残忍な性質と聞いていた
<時>2月11日
<場>スミス海峡を過ぎ、マゼラン海峡に入った
<時>2月12日
<場>タマー島が見えた
- このころ、タマー島の港は閉ざされていたので、インバスはボートを海峡の南東進めた
- 一方には、デソレーション島の一本の木もない荒れた平野、片方は、クルッカー半島の鋸の歯のような海岸が続いていた
- ボートは、フロワード岬を回り、ブルンスウィック半島の海岸沿いに、プンタアレナの港を目指していた
<時>2月13日の朝
- 汽船発見・・・8、9百トンばかりの小さな汽船
- 声を振り絞り、鉄砲を撃って、汽船に気づいてもらった
<時>10分後
- 17人は、オーストラリア行きの汽船、《グラフトン号》の客となった
<人>船長ロング氏
- 《スギル号》の遭難を知っていた
- 帆船《スギル号》がオークランドの港から行方不明になった事件は、大きく報道されていたから
- 親切にされ、メルボルン行きの航路に変え、少年達の故郷オークランド港へ、直行してくれることになった
<時>2月25日
<場>オークランド港到着
その後
- ドノバンは、何度も講演会に引き出された
- バクスターが毎日丹念に書き綴った日記は、出版された
- オークランドの市民たちは、金を出し合って、インバスに1隻の商船《チェアマン号》を贈った・・・インバスが、オークランドを母港にする条件がついていた
- ケートは、ブリアン、ガーネット、ウィルコックスの両親たちが、争って自分の家に来てほしいと申しでたが、彼女はドノバンの家に住むことになった
モーコーはどうなったんだ、責任者デテコイ、
- 1828念フランスで生まれる
- フランスには大きな川が4つあるが、ヴェルヌはそのうちの一つ、ロアーヌ川の河口にある『フェイドー島』で少年時代をおくる
- 父親は、ピエール・ヴェンヌ、弁護士でしたが、芸術にも理解深く「詩人の心を持つ法律家」と呼ばれていた
- ジュール・ヴェルヌ10歳の時、本当に海に乗り出そうと思って家出をした、この時彼は母親に「これからは頭の中だけで空想の冒険をします」という
- 生涯に約60冊ほどの小説を書くが、そのほとんどが冒険の旅行の話
- ジュール・ヴェルヌは「空想科学小説」の祖といわれ、「宇宙旅行物語」の父と呼ばれる
- ジュール・ヴェルヌが若い時、アフリカ旅行の可能性を論じた本を出版社に送るが、出版を断られた。彼は腹を立て原稿をストーブの中になげこみました。それを拾いあげたのは、ジュール・ヴェルヌと結婚したばかりの若い妻、オノリーヌ・アンでした。他の出版社に送るようにすすめ、最後の出版社主がエッフェル。その後のジュール・ヴェルヌの本を全て出版し巨万の富を作った人。
- エッフェルは、すぐに出版せず、小説に書き換えさせた。・・・「飛行船五週旅行」1863年、ジュール・ヴェルヌが34歳の作品。
- ジュール・ヴェルヌは、株式仲買人だった
- 1864年「地底探検」
- 1865年「月世界旅行」
- 1896年イタリアの作家エドモンド・デ・アミチスがジュール・ヴェルヌに会見を申し込む
- 作家エドモンド・デ・アミチス・・・「クオレ」を書いた人
- 作家エドモンド・デ・アミチスとの会見記で、ジュール・ヴェルヌのゴースト作家疑惑は晴れる