BIOMEGA 6 (ヤングジャンプコミックス) (日本語) コミック – 2009/3/19
弐瓶 勉 (著)
シドニアの騎士 ⋆ 弐瓶 勉 (著)
<人>ブーツ
- 造一(ぞういち)に2度、命を助けてもらった
<人>ヤー
- ブーツの妹
- おなかに子供がいる
<人>造一(ぞういち)
- 地球から来た
<場>村
- 機齢200年の村
<場>地球
- 元始の海の地球
- 古代宗教
LMF系
<場>三鉄樹管帯
- 縞重機が出る場所
<>フユ
- 観測機(軌道上に乗せてあった小型の自立機械)の蒸発を探知
- 対隕石防衛機構に破壊された
対隕石防衛機構
- ブーツたちは、《発狂レンズ》とよんでいる
<場>LMF供給癌
<>縞重機
- 雄と雌がいる
- 雌は縞がある
- 雌は食べられるみたい
- 造一(ぞういち)が一撃で殺す
- 技術文化遺産復興財団
- 長は、ニアルディ
<場>常害工都
- ブーツとヤーが、切掘員をしていた
- DRF(技術文化遺産復興財団)の技術者が、重機の侵入を防いでいたが、毎日犠牲者がでた
- ある日、ヤー(妹)だけに転属命令がでて、どこかに連れ去られた
- 4サイクル後、人工授精を受けたヤーが研究室から抜け出してきた
- 研究室には、人工授精された子が何人もいたらしい
- ヤーは、妊娠してから見えないはずの映像を断片的に見るようになった
- 研究室で子供を出産したら、自分は殺されてしまうと言った
切掘員
- 樹管帯の奥から天然の設備機械を掘り出す仕事
<>巡回査察員
- 額のマーク
- 白い前垂れ
- 村人を皆殺しにして、ヤーを捜しにきた
- 造一(ぞういち)と戦うが、ヤーを連れて逃げる
<場>常害工都
- 巡回査察員がヤーをつれかえった
CEU
- 強制執行部隊
- 先にブーツとヤーの逃亡を追っていた部隊
- 造一(ぞういち)にやられる
<場>第一区画の辺境
- 常害工都の場所
- 最厳重警備隔離施設
- 胎児を密送する場所・・・ヤーの子宮だけ
あの胎児
- 人工授精した子供のこと
- <復物主(ふくぶつしゅ)の子>
- その器を使い、二ルディアが復物主の真の主になる
- 二ルディアが復物主の真の主になれば、人類は災害や重機に脅えずに生きられる
<人>ヤーの子宮から生まれてきた子
- 悲しむ造一(ぞういち)を、生まれてすぐ、慰める
- 復物主(ふくぶつしゅ)の子>
- ポケットに入るくらい小さい
<場>第十二区画
- 復物主のもう1つの端末
- DRF(技術文化遺産復興財団)本部
- ニアルディの脳は、復物主の全神経と癒着していたが、完全な支配には失敗
- 切り離すこともできないまま、反対に復物主へゆっくりと自我を吸収されていた
<>ニアルディ
思念束
ニアルディの示現講成体の肉に触れた一般市民
ニアルディの示現講成体が、ヤーの子宮から生まれてきた小さいニアルディを発見して、襲いに来が、造一(ぞういち)にやられる
- 総主御本体、昏睡状態にはいる
- ニアルディの示現講成体は、造一(ぞういち)により消滅
- 全力で、復物主(ふくぶつしゅ)の子>の奪還命令
造一(ぞういち)は復物主(ふくぶつしゅ)の子>を守ると決意
<人>ヒグイデ(タンノ)
- 落ちてくる
- イヤークえの進入
- イルンゴルヌルカが勝手に呼んでいる
- タンノとは、異人そして外という言葉
- イヤークに来てから、時々左腕が見えなくなる
<場>イヤーク
- 変な文字の言葉
- 国境を囲む《発狂レンズ》の造成は、イヤークではない
- 現状は、無慈悲な不可侵入装置が、イヤークを孤立させている
- 出入り不可能な国
- 曾祖父の時代より、イヤークは占師チャイドドリンの支配下
- 我々は、遺伝子に呪いをかけられ、領土はいびつに隆起させられた
- 過去、討伐はすべて失敗、反対に占師の報復が発動し、残虐な方法で民が殺害された
- イヤークに救世主が現れた
<人>イルンゴルヌルカ
- 姫
- イヤークの支配者
<>占師チャイドドリン
- 復物主と交信し、重機を操る不死の怪人
イヤークの救世主伝説
- その星は、人に姿を変え、イヤークを通り過ぎない
- イヤークの民は皆、この伝説を信じてる
チャイドドリンが来た
- 不意をつかれたが、イルンゴルヌルカ姫が交渉して、タンノ(ヒグイデ)は生命は奪われずに済んだ
- イルンゴルヌルカ姫はチャイドドリンの塔に連れ去られた
タンノ(ヒグイデ)は、先代の王の装備をもらい、イルンゴルヌルカ姫を救い、チャイドドリンをたおし、消える
<人>フニペーロ
- <復物主(ふくぶつしゅ)の子>
- 生まれて3日め
- 村に行きたがるが、造一(ぞういち)に反対されたので、思念束(?)で消えてしまう
<場>村
- すごい瘤(コブ)
- 掘削機とか設備具が、全部肉腫にくるまれて、地下から飛び出してきた
- 嫌な臭いの煙が吹き出し、工夫も村人も全員死んだ
- 復物主の拒否反応・・・最後に来たDRF(技術文化遺産復興財団)の人がそう言った
- ボボギルだけが生き残った
<人>ボボギル
- 復物主の拒否反応により、毒煙で主眼を塞がれたが、ただ一人生き残った
フニペーロのボボギルへの説明
DRF(技術文化遺産復興財団)の総主ニアルディが、復物主への支配度を高める為に、源流動管を繋ぎ変えている
- 人為的な開発が、いたるところで、1000年前から続けられてきたから当然の報い
- このあと気絶するが、何も覚えていない
<人>ゲロルゼロの大男
東亜重工の庚造一(かのえ ぞういち)が助けにくるが、ボボギルが死ぬ
フニペーロ、無理して、なんか力をつかう?って、ニアルディの弟子のゲロルゼロの大男にダメージを与えるが、拡散思念粒子を使ってゲロルゼロが、化物化。危ういところを、庚造一(かのえ ぞういち)が救う。
そして旅は続く・・・
<人>庚造一(かのえ ぞういち)
- 驚異的な身体能力を持つ本編の主人公。
- 一連の東亜重工製合成人間としては最初に完成した男性型エージェント。
- パートナーであるカノエ・フユと「庚班(かのえはん)」を組み、「安全保障部特務員」としてDRFの野望を止める使命を持つ。
- わずか1年間ほどで製造されているが、識臣と呼ばれる体感時間を加速させる仮想空間環境において育成され、その精神は20年程度の成長過程を経験している。
- 口数が少なく冷静沈着に任務を実行するが、内面的には直情的な面があり、しばしば強硬手段による問題解決をはかろうとする。また、他者に対する深い情も持ち合わせており、自分の母親に当たる黒川の娘がN5SVに感染させられた際や、「復物主の世界」で一般民の虐殺を止められなかった時など、自分の無力さに憤ることも多い。
- N5SVにより汚染された人工島9JOへ都市浄化の支援と称して潜入するが、本来の目的はN5SV適応者・イオン・グリーンの保護であった。しかし、巡回査察員の妨害によってイオンの確保には失敗。彼女を追ってDRFの重要施設である第3MSCFに向かう。復物主の誕生の最終局面では、ナレインを取り込んだニアルディを足止めするため最後まで戦闘に参加する。発芽した復物主による時空の混乱によって、突如として誕生より数千年が経過した「復物主の世界」の第1区画へと転送される。
- 復物主の世界では地球と大きく掛け離れた様相に戸惑っていたものの、「復物主の子」であるフニペーロを守ることを決意。
- 以来、400年に渡ってDRFとの戦いを続け、第1区画から第11区画までのDRFを壊滅させる。第12区画においてフユとフニペーロと共にニアルディとの直接対決に臨む
- 庚造一のパートナーである女性型のAI(人工知能)。
- 実体を持たない電子的な存在であるが、造一らと共に識臣で仮想的な成長過程を経験している。
- 造一の重二輪「HDC-08B-3」に搭載され、優れたハッキング能力によってDRFの情報を収集するなど、造一のサポートを行う他、重二輪を操作しての援護も行っている。
- 第三者に対してコミュニケーションを取るときには自身の立体映像を映写する他、相手の脳に直接同調し、会話する「脳同調接続」を行う。
- 人工知能とはいえ、その精神は人間と何ら変わりなく、造一と同様に力を持たない人々に対する深い情を持つ。また、直情的傾向に走る造一を諌めることも多いが、実際に間に合うことはあまりない。
- DRF総主。
- 年若い外見の女性に見えるが、世界第2位の高齢者であるとされている。
- 生物の思考や物体の残留思念を感じ取るなど、「触った物を理解する力」を持つ。
- 更に思念束と呼ばれる能力により、他者の意識に介入したり、それを乗っ取ることさえ可能。
- DRF創設時にレーフが打ち立てた人類総改換計画を、自身の信念(リルオードの残した花粉から読み取った思念)に基づいて改変した。
- かつてナレインとは親しい間柄であったが、人類総改換計画への見解の相違から道を違えており、敵対している。
- 「復物主の世界」でもDRFの総主に君臨しており、造一達が転送された場所とは反対側の末端に本部を設置している。自らの望んだものとは異なる世界を作った復物主を支配するために融合を試みたが失敗し、ゆっくりとその自我を吸収されている。
- 現状を打開する新たな肉体として、フニペーロを奪取しようとする。
公衆衛生局 (PHS)
- 巡回査察員。
- 男性。右手に鉈、左手に分銅鎖のような武器を持つ。
- また、通常時には他の巡回査察員と違い前掛けをしておらず、唯一対盤時に着用が確認できる。
- 「復物主の世界」においてマスクの下の素顔が明らかになり、彼もカーダルと同様普通の人間と変わらない容姿であることが判明した。
- 「BIOMEGA interlink」にて、東亜重工のエージェント・五宇を惨殺。その後、五宇が逃がしたヒノト・タイラを追跡、彼女を救出したコズロフの前に現れ、直後に駆けつけた壬班と交戦している。至近距離で撃たれた最大出力の弾体加速装置の弾丸を回避し、本部から派遣されてきた巡回査察員を相手と同じ片腕のまま倒すなど、その戦闘力は巡回査察員の中でもトップクラス。
- DRF侵攻時には公衆衛生局の兵士らと共に本部部隊と真正面からぶつかり合い、ニアルディと行動を共にしていた右断吏官に勝負を挑み、激闘の末に勝利したが、変容していく地球に飲み込まれてしまう。
- その後、復物主の世界に存在するイヤークに転送され、異世界から来た救世主と見なされることになる。
- 造一達と異なり、脳同調接続による言語基体の学習を行っていないため、イヤークの翻訳機がないと言葉が通じない。
- また、イヤークに転送された後も肉体が透明になるなどの怪現象が発生していた。
- イルンゴルヌルカを救う為チャイドドリンを倒した後に再度転送されてしまい、その後の消息は不明。
- なお、漫画『シドニアの騎士』の世界では『バイオメガ』の物語が映像ソフト化されており、作中で長道たちがヒグイデとイルンゴルヌルカのエピソードを鑑賞するシーンがある。更に、作者によればヒグイデという操縦士も存在するとのことだが、『バイオメガ』と同一人物であるかは現在のところ不明。
復物主世界の人々
- フニペーロ
- ヤーの子宮から誕生した「復物主の子供」。
- 当初は造一の掌ほどのサイズだったが、後に成長して一般的な若い女性と同じ姿になった。また、肉体の成長に伴って、子供っぽい性格も成熟したものに変わっていったようだ。ニアルディとほぼ同じ能力を持ち、思念束や示現構成体を操り、テレポートなども可能。
- 適性を認められたヤーの子宮に人工授精で生まれたため、厳密には彼女の娘ではないが、フニペーロ自身はヤーを母親と認識していた。
- ヤーの子宮にいた頃からある程度外界を認識することもできていたらしく、ヤー達を救えなかった自分に憤る造一を慰めた。以来、一貫して造一たちと行動をともにする。誕生直後から会話をして歩行するなどの特性を見せ、また常に何かを食べている大食漢の描写もなされている。
- 造一達と共にDRFと戦い続け、第11区画までのDRFを壊滅させた400年後、転送されたコズロフ達との接触しに成功し、第6区画でニアルディを倒す切り札を探すように依頼。造一達の最後のMSCFに侵攻した際に、ともにニアルディとの最終決戦に挑む。
- 造一が最初に接触した「復物主の世界」の住人。
- 彼女達との接触により、復物主世界の言語や常識など、様々なことを知ることが出来た。
- 「常害工都」で切堀員として働いていたが、復物主の子を宿す適性を認められ、人工授精の被験者となる。受精は成功し、フニペーロを宿したが、それによってDRFに狙われることになる。妊娠後、未来の映像が見えるようになっていた。
- 村を救うために巡回査察員に拉致されたが、村人は虐殺され、ヤー自身もフニペーロを宿した子宮を摘出されて死亡する。
- ヤーの兄。
- ヤーと同じく、常害工都で切堀員として働いていた。子供を出産したら死んでしまうという妹の言葉を信じて脱走するが、DRFのCEUに銃撃される。逃走中に造一達と遭遇し命を助けられた。恩義を感じて、彼らに燃料を分けてやろうとするなど、義理堅い性格の持ち主。
- 村が襲撃された際、自分を犠牲にするヤーを止めようとしたが、巡回査察員の放った火炎放射に焼かれて死亡する。
- ヒグイデが転送されたイヤークを収める女王。
- 頭部から胴体にかけては比較的普通の人間と同様だが、右腕が杖のように延長され、代わりに右足を失っている(どこまでがチャイドドリンの呪いによるものかは不明)。
- ヒグイデを「伝説の救世主」と呼び、心を通わせる。チャイドドリンの襲撃に際してヒグイデの助命と引き換えに攫われ、救出に向かったヒグイデによって助け出される。その後、透明化現象の進行で転送されてしまったヒグイデと離別。
- 占師とも呼ばれる、復物主と交信して重機を操る不死の怪人。
- イルンゴルヌルカの曾祖父の時代からイヤークを支配し、住民達の遺伝子に呪いをかけたとされる。
- イヤークの人々によって幾度となく行われた討伐の試みは失敗し、報復として国民を虐殺した。
- 巨大な重機の内部に小型の重機を置いてその口吻内に寄生しているが、正体は醜悪。
- 不意打ちでヒグイデを殺そうとするが、イルンゴルヌルカと引き換えに助命する。その後、イルンゴルヌルカの奪還に現れたヒグイデに倒された。
- フニペーロが生まれて3日後に接触した盲目の一般民。
- 背が低く、左手が義手になっている。
- 復物主の拒絶反応によって崩壊した村で主眼を塞がれながらも1人生き残り、そのまま避難することもなく居住していた。ゲロルゼロの大男にフニペーロを渡すようにいわれるが拒否したため、殺される。
- 彼の死により、フニペーロは示現構成体を作る能力を覚醒する
復物主世界のDRF
- 常害工都を管理していたDRF幹部。
- 復物主に関する研究を行っていたと思われる。
- ヤーの拉致を指示し、フニペーロの宿った子宮を摘出してヤーを殺した。
- 自分の行ったことを正しいと信じたまま、造一に投げられて死亡する。
- ヤー達の村を襲撃した巡回査察員。
- レーザーやミサイル、火炎放射器などの火器を内蔵したサイボーグで、弾体加速装置の弾丸も通用しない。一度は造一とフユを行動不能にし、ヤーの村を全滅させている。
- ヤーを拉致して常害工都に帰還し、フユに切り離された右腕を修復する手術の最中、造一に襲撃されて死亡。