四人の署名 (創元推理文庫 101-6) (日本語) 文庫 – 1960/10/21
コナン・ドイル (著), 阿部 知二 (翻訳)
四つの署名 (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 1953/12/28
コナン・ドイル (著), 延原 謙 (翻訳)
四つの署名 新訳版 シャーロック・ホームズ (角川文庫) Kindle版
アーサー・コナン・ドイル (著), 駒月 雅子 (著)
四つの署名 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) (日本語) 文庫 – 2007/1/11
アーサー・コナン・ドイル (著), 日暮 雅通 (翻訳)
シャーロック・ホームズの冒険[完全版] DVD-SET3
ジェレミー・ブレット (出演), エドワード・ハードウィック (出演)
<人>ジョン・ワトソン
- 女性が大好き
<人>シャーロック・ホームズ
<人>メアリー・モースタン
<人>セシル・フォレスター夫人
- ホームズが、2ヶ月前に受けた依頼主
- 事件後、夕食の招待にワトソンだけ訪れ、メアリー・モースタンと知り合った
<人>ハドソン
- 本書のハドソンさんは、若くて可愛い
メアリー・モースタンの依頼
- 6年前から贈られる差出人不明の真珠の謎
- 父親の失踪
<人>メアリー・モースタンの父親
- 将校としてインドに赴任
<人>メアリー・モースタンの母親
- 早くに他界
- メアリー・モースタン自身は、全寮制の女学校に預けられ17歳まで過ごす
<時>10年前
- 父親が休暇を貰い帰国し、ロンドンのランガムホテルに来てほしいと電報
- 父親は宿泊しているが、前の晩に外出して戻っていない・・失踪
- アンダマン諸島の珍しい品物など残していた
- 父親は、アンダマン諸島の囚人警備隊だった
<場>ロンドンのランガムホテル
- ザ ランガム ロンドン(The Langham London)
- シティ・オブ・ウェストミンスター, ロンドン, W1B 1JA, イギリス
- ヨーロッパ初のグランドホテルとして1865年にオープン以来、150年以上にわたり王族、外国の要人、著名人も利用する、独特の魅力を持つ個性的なロンドンの有名ホテル
<場>アンダマン諸島
- インド東部のベンガル湾に浮かぶ、インドに属する島々
- 南の方にあるニコバル諸島と共に、インドの連邦直轄地域アンダマン・ニコバル諸島を成している・・感嘆符「!」みたいな形に見えるよ
- 17-18世紀にかけて、ヨーロッパの勢力、特にイギリスがアンダマン諸島を訪れるようになった
- 1789年、英海軍のコール・ブルックとアーチバルド・ブレアがアンダマン諸島に居留地を建設できないか調査を行った
- 1857年にインドで第一次インド独立戦争(インド大反乱)が起きると、イギリスはアンダマン諸島を反乱に加わった政治犯の流刑地に選んだ。翌1858年5月に最初の流刑者200人がポートブレアに上陸し、3か月経たないうちに流刑者数は773人に増えた
- イギリスは、1896年から十数年かけて、今も建物の残る大監獄・セルラー刑務所を建設した。またポート・ブレア沖合のロス島 (アンダマン諸島)(英語版)に教会、病院、郵便局等の施設を建設し、支配拠点を築いた
- 1942年(昭和17年)3月下旬の日本軍によるアンダマン諸島の占領に始まり[1]、1945年8月に大日本帝国が連合軍に無条件降伏し、同年9月にイギリスが両諸島を再占領するまで続いた
<人>ショルトー少佐
- 父親と同じ連隊
- 父親が戻る少し前に退役して、アッパー・ノーウィッドに在住
- 父親の帰国自体を知らなかった
<場>アッパー・ノーウィッド
- ロンドン南部ではロウワーは北部、アッパーは南部を指す言葉として使われていて、アッパー・ノーウッドはランベス区のロウアー・ノーウッドからさらに南のサリー州に入ったところにある高級住宅地
<時>6年前5月4日 タイムズ紙の広告
- メアリー・モースタン嬢の現在の住所をたずねる広告
- 当時メアリー・モースタンは、フォレスター夫人宅に住み込み始めたばかりで、奥様に勧められて住所を広告欄に掲載したら、真珠が届くようになった
<時>1ヶ月前の手紙
- 差出人名無し
- 消印はロンドン南西局
- 日付は9月7日
- 隅に男の親指の指紋・・・おそらく配達人のもの
- 紙は高級品、一束6ペンス
- 手紙の内容→不当なめにあっている埋め合わせをしたい。毎晩19時にライアシム劇場入口の左から3番目の柱で待っている。不安なら2人までなら、友人連れできていい。警察はダメ。
- 手紙の筆跡は真珠の小包と同じもの
ペンス
- ペニー(Penny、複数: Pence(ペンス)、硬貨の場合: pennies)
- 1971年2月15日以降は、通貨もその記数法も十進法で、100ペンス=1ポンド
- 略号はp
- 1971年2月15日以前は、12ペンスで1シリングであり、240ペンス(20シリング)で1ポンドだった
- 当時の略号はd.で、これはラテン語の「デナリウス」に由来する
- ユーロ導入以前のアイルランドでアイルランド・ポンドや、自国通貨導入前のオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカでも同様に使われていた
<場>ライシアム劇場
- ライシアム劇場(Lyceum Theatre)
- ロンドンのコヴェントガーデン地区(Covent Garden)にあり、トラファルガースクエア(Trafalgar Square)とシティー(City)を東西に結ぶストランド通り(Strand)と、北に行くと「ロイヤル・オペラハウス(Royal Opera House)」に至るボウウェリントンストリート(Bow Wellington Street)が交差した角に位置
- 1756年コンサート・ホールとして建設
- 初めのうちは劇場ライセンスが得られず、サーカスなどを興行
- 1830年焼失し、34年 Royal Lyceum and English Opera Houseと改称して再開
- 1871年から約 30年、H.アービングが E.テリーらを相手役に出演,有名になった
- 1902年アービングとテリーが去ってからはミュージック・ホールやメロドラマの劇場として残り、その後ダンス・ホールとなった
- ニューヨークに現在ある同名の劇場は、03年 D.フローマンによって開場された。数々のヒット作を上演、75年には文化財に指定されている。
<場>大英博物館図書閲覧室
- 大英博物館図書室(British Museum Reading Room)
- 大英博物館の敷地の中央部、中庭(グレート・コート)内にある図書閲覧室
- 大英博物館図書館とも呼ばれる
- 1857年に建設されてから1973年までは大英博物館図書館の閲覧室として、それ以降は1997年まで大英図書館の中央閲覧室として使われていた
- 図書室は広大ドームをもつ円形の大広間
- ホームズは古い新聞記事を調べる→ショルトー少佐は6年前の4月26日に死んでいる
- ショルトー少佐の死後、1週間で真珠が送られてきたことになる
<人>犯罪卿
- 逮捕されず
- 政府は特別対策委員会を設置
- モリアーティのこと
<人>ホワイトリー議員
4つの署名のはいった地図
- 父親の手帳から発見
- インドの紙
- 四隅をピンで留めていたあとがある
- 建物の見取り図
- 1箇所赤インクで十字「左から3.37」のメモ
- 十字を4つ並べた血判に4人の署名
- ジョナサン・スモール
- マホメット・シング
- アブドゥラー・カーン
- ドスト・アクバル
<人>サディアス・ショルトー
- 1ヶ月前の手紙の差出人
- 今から実家に行き、兄に会ってほしい
- 手紙を出した理由は、1ヶ月前、兄が父の残したアグラの財宝を見つけたから
- メアリー・モースタンは以前から財宝の存在を知っていた様子
- メアリー・モースタンの地図と同様のものが、サディアス・ショルトーの父親の葬儀の時あった
<人>サディアス・ショルトーの父親
- ジョン・ソルトー少佐
- 昔インドの軍隊にいて、11年程前に退役
- 退役後、ノーウィッドのポンディシェリ荘に住んだ
- インドで成功、資産家になった
- 一人で外出するのを嫌った
- 義足の男に怯えていた
- 6年前、インドから届いた手紙に酷くうろたえた
- 翌日から寝込んでしまう
- かねてから脾臓肥大症を患っていた
- 遺言を兄弟に残す
<人>ウィリアムズ
- ライシアム劇場でホームズ達を待ち、サディアス・ショルトーの家まで連れてきた男
- もとはジョン・ソルトー少佐の護衛
- 元全英ライト級のチャンピオン
ジョン・ショルトー少佐の遺言
- 死んだモースタンとその娘に酷い仕打ちうぃしてしまったこと
- インドで部下のモースタンと思いがけないことから財宝をてにいれた=アグラの財宝
- 軍に秘密にして、モースタンより一足先に、アグラの財宝を英国に持ち込んだ
- 1年後、モースタンがポンディシェリ荘に訪ねてきた→宝の配分のため
- モースタンは隠していたが、以前より心臓が悪かった、宝の配分をめぐる口論のさなか、胸をおさえて倒れ、宝箱に頭部を打って死んでしまった
- 執事と死体を埋葬してしまう
<人>ラル・チャウダー
- 当時ジョン・ソルトーに使えていた執事
- インド人
<人>葬儀の準備中に部屋におしいった侵入者
- 部屋や戸棚があらされた
- 盗まれた物なし
- 父親の遺体に紙きれが止めてあった・・・「++++」
真珠の謎
葬儀後、兄と共に財宝を探すがみつからないし、兄も宝を分けることに反対していたのを説得して、モースタンが生活にこまらないように、父親が大切にしていた真珠の首飾りを少しずつ送った
ホームズの心理
- 依頼された父親の死の真相も、真珠が送られてくる謎も明らかになったのに、メアリー・モースタン嬢はなぜ、財宝を手に入れたがっているのかが、不可解。何か犯罪に巻き込まれている可能性がある
<人>バーソロミュー・ショルトー
- サディアス・ショルトーの兄
- 最近、ポンディシェリ荘の地図を手に入れた
- 家の高さ70フィートのはずなのに、実際は74フィートある
- 4フィートの誤差は、屋根裏部屋の中央の梁の上に宝箱を発見
<場>ポンディシェリ荘
- 庭が穴だらけ
- 兄、バーソロミュー・ショルトーの部屋の灯りがきえている
- 泣いている女の声
- バーソロミュー・ショルトーが部屋で怪死
- 死体のそばに4つの印「++++」
- 財宝が無くなっていた
- 昨晩22時ごろ、弟サディアス・ショルトーとこの部屋で別れた
- 部屋の扉には、中から閂をかけていた
<人>バーンストンばあや
- ポンディシェリ荘に住み込んでいるばあや
- バーソロミュー様の様子がおかしい
- 1日中部屋に籠っり切り
バーソロミュー・ショルトーが部屋で怪死
- 首の後ろに棘のようなもの→毒針は英国のものでない
- 殺人
ストリキニーネ
- 植物性アルカロイド
- 恐縮性の痙攣をひきおこす
二人の犯人
- 義足の男
- 足の小さな
<人>義足の男
- ジョナサン・スモール
- 4つの署名の一人
- 4人の囚人の一人
<人>グレッグソン警部補
- クレオソート(Creosote)
- 2種類の化学物質の呼称。由来は異なるが、どちらも成分としてフェノール類が多いという共通点があるために同じ名前で呼ばれている。
- 石炭クレオソート - 木材の防腐剤などとして用いられる。コールタールを蒸留して得られる。クレオソート油を参照。
- 木クレオソート - 正露丸などに含まれる、ブナなどの乾留によって得られる。日局クレオソートを参照。
ベーカー街不正規隊(ストリートイレギュラーズ)
<人>ウィギンズ
- ベーカー街不正規隊(ストリートイレギュラーズ)
- 知り合いの猟犬を連れてくるようにたのむ
- 子供
<動物・犬>トビー
- 多くの事件を解決した
- 優秀な鼻
- クレオソートの匂いを追わせる
<場>ハロッズ
<場>ロンドン テイムズ川船着き場
- オーロラ号 高速蒸気艇
- 犯人=義足の男、ジョナサン・スモールが大金を払いチャーターした
<人>レストレード警部
- オーロラ号を追走するために、市警(ヤード)の高速巡視艇を出してもらった
<人>トンガ
- 毒針の吹き矢をつかう
- 死ぬ
- ジョナサン・スモールが脱獄した時に協力した現地の猟師
<人>チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン
- 脅迫王
- メアリー・モースタンに、アグラの財宝を渡さないと結婚を破断にすると脅迫していた