本の紹介
ジェノサイド 下 * 高野和明
ストーリー紹介
研人に託された研究には、想像を絶する遠大な狙いが秘められていた。一方、戦地からの脱出に転じたイエーガーを待ち受けていたのは、人間という生き物が作り出した、この世の地獄だった。人類の命運を賭けた二人の戦いは、度重なる絶対絶命の危機を乗り越えて、いよいよクライマックスへ―日本推理作家協会賞、山田風太郎賞、そして各種ランキングの首位に輝いた、現代エンタテインメント小説の最高峰。
*memo*
第二部
スズキヨシノブ
パピー
- 研人が子供の頃に飼っていた犬に名前
- スズキヨシノブ名義の携帯電話の相手
- 機械により周波数を変えた、流暢な日本語の声
- 刑事の行動もリークできる立場の者
- 小さなパソコンの使い方を教えるといい残す
坂井友里
- 新聞記者古賀に正体をあらってもらった
- 東京都内の意思名簿に同姓同名の医師が記載されていた
- 印象の薄い化粧っけのない顔と独特の清潔感(以前会った時の研人の印象)
- 親子二代で経営していたクリニック 産婦人科 今は、医師会も脱会しクリニックも閉鎖
リディア・イエーガー
ジョン
- 韓国語の情のこと
- 日本のニュアンスと異なる
ムブディ
- ピグミー語
- 人間のこと
イトゥリ
- レベル４の地域
- コンゴ民主共和国についての海外安全情報（危険情報）の発出
アマンベレ村
- 農耕民の村落
ビラ人
- トーキング・ドラムを使用
- 民兵組織をくみ、異民族を殺害している
- ４３人
血液ガス分析
アロステリック
- 異なる部位
エレン
- メルヴィン・ガードナー博士の妻
メル
- メルヴィン・ガードナー博士
- 合衆国大統領の科学顧問
- 訴追罷免になるが、合衆国大統領の科学顧問も解雇になる
モレル特別捜査官
- FBI
ゼロ・デイ攻撃(アタック)
- Zero day
トルーマン大統領
NSA本部
- メリーランド州フォート・ミードにある
- アメリカ国家安全保障局 National Security Agency
Wグループ
- 正式名称 地球規模諸問題・兵器システム局(NSA)
ローガン
- NSA Wグループ所属
ジャーゲンズ
- NSA Wグループ 年長の職員
メルヴィン・ガードナー博士の小型コンピューター
- 昨年の夏に東京の電気店でうられていたもの
- 電磁波でハードディスクが大ダメージ
- 15メガバイトの断片的な情報を取り出せた
- 15メガバイト中3メガバイトはオペレーティングシステムのコード
- 既存のどのOSとも違う自作の強固なシステム
- 通信に特化したマシンなので通信を傍受しても解読不可能
- 15メガバイト中12メガバイトは、乱数列(暗号の解読鍵)
フィッシャー
- NSA Wグループ 眼鏡をかけた２０代の職員
- 数学者らしい
ブルージーン
- 開発成功したスーパーコンピューター
- タンパク質の三次元素構造を予想するためにつくられたが計算能力が足りないので、20年30年のスパンで取り組まなければならない
ブレイク・スルー
- breakthrough 進歩、前進、また一般にそれまで障壁となっていた事象の突破の意味
エルドリッジ
- ルーベンスの監督官
肺胞上皮細胞硬化症の推定患者数＝全世界で10万人＝バーンズ政権がイラク戦争で殺害した人間の数
- ヌースは10万人の人質をとって良心を試している
エイヴリー
- 国防情報局員
慚愧の念
コマンダへ向かうルートは放棄
- 南東のベニへ変更
エパ
- ムブディ語 父親のこと
1996年ザイール
- 父、ピアーズ、坂井友里で会っていた
坂井友里
- 平成8年(1996年)11月4日子供出産
- 女の子
- 名前 恵麻
- 婚姻暦の記載なし
ベニの飛行場へ向かうルートは破棄
- 南へ待機要員と合流→ルチェル経由→国外に変更
- ウガンダへ
- 上空の無人偵察機
アンディ・ロックウェル
チェンバレン副大統領 爆殺
- 空軍ネットワークのハッキングについて追跡したら、信号の発信源は中国の人民解放軍になっていた(サイバー戦を担当する総参謀部第四部)
- 実はヌースだが、証拠がない
デニス・シェイファー
- ネメシス計画発動後、当局の監視下になった
- ナイジェル・ピアースが「超人類の発見」をメールで報告した文化人類学者
- 老人
- 重い肝臓障害で療養中
- NSAとCIAの双方が、デニス・シェイファーは疑いなしと報告していた
ジョゼフ・ハイズマン博士
- ネメシス計画発動後、当局の監視下になった
- ３０年前に「ハイズマン・レポート」を執筆した学者
- 70代半ば
グルト・ゲーテル
ベルギー国王 レオポルド二世
神
- 人類と超人類の力関係
神の戦略
「囚人のジレンマ」
「しっぺ返し戦略」
ウォーレン・ギャレットを殺害しなければならない理由
CIA長官ホランド
- ルーベンスの見方
オネカ
- 両親
- 兄 オブヤ
- 妹 アエィエノ
- 半年前にLRAの子供兵士狩りにあう
- イェーガー達の立てこもる教会に向かってきたLRA兵士 殺害
ロカニ
- オネカと同様に拉致され兵士にされた子
- 脱走して親友オネカが命令で殺害
ミック
- ミキヒコ・カシワバラ
- コンバット・ハイになって子供達を殺し続けるミックをイエーガーが撃ち殺す
ギャレット
- 子供兵に撃たれ負傷
- ジュディ宛の遺書と思わしき封筒(ヴァージニア州北部の住所)
- ギャレットと同年配の女性の写真
サニュ
- サニュを雇ったイギリスのロジャーとはピアーズだった
第三部
安藤
- 認定NPO法人 世界救命医師団の事務局長で医学博士
- 古賀研人の父と9年前ザイールで一緒
- 1996年11月3日 文化の日にアフリカから日本に帰国 安藤証言(坂井友里の戸籍謄本では、1996年11月４日に娘「恵麻」が誕生したことになっていた矛盾)
- 父親の古賀は、安藤とも坂井友里とも別行動だった
- 新聞記者の菅井も坂井友里の話をききにきた(研人には話さなかった)
アンジャーナ
- ピグミーの妊娠中毒症の妊婦
- 古賀研人の父親からの要請で安藤と坂井友里が診察
- 病院輸送の計画が困難になり、賄賂でパスポートを作り、アンジャーナを日本へつれてきて、坂井先生のクリニックで処置をうけたが間に合わなかったらしい、母子ともに死亡した 安藤証言
パピー
- 坂井友里
- 実験室 同アパートの103号室にボイスチェンジャー
新聞記者の菅井
- CIAの現地エージェントの可能性
- 「サイエンティスト」
ケネス・ダンフォード博士
- 言語学の専門家
タック・イシダ
- 日本語及び日本問題の専門
エマ・サカイ
- アンジャーナの娘
- 超人類
- 8歳
非晶質 アモルファス
- Intelligence Community
エマ
- 日本の援軍
- ムブディ語で母親の意味
アロステリック併用薬
- アロステリック効果
- サルガッソ海 Sargasso Sea
- 魔の海
- バミューダトライアングル
F22 ラプター
エピローグ
ラモント
- メルヴィン・ガードナー博士の後任の科学技術担当大統領補佐官
性淘汰
チンギスハン
30世紀
ヒトと進化―過去、現在そして未来 (1968年) (みすず科学ライブラリー〈6〉)
- 作者: オリヴィエ,芦沢玖美
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- 発売日: 1968
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ウイルス進化論―ダーウィン進化論を超えて (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: 中原英臣,佐川峻
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エクソシストへのオマージュ
- ルーベンスが考え事をする場面に出てくるMストリートからプロスペクト通りへと続く急階段
- 暗号名「NOUS」が決定される場面で触れられるテイヤール・ド・シャルダンという神父は、「エクソシスト」のメイリン神父のモデルになった人物
- 作者: ウィリアム・ピーターブラッティ,William Peter Blatty,宇野利泰
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1999/07/23
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読みたくなった本
エクソシスト * ウィリアム・ピーター ・ブラッティ
- 作者: ウィリアム・ピーターブラッティ,William Peter Blatty,宇野利泰
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1999/07/23
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