本の紹介
BASARA 1 * 田村由美
ストーリー紹介
高度な文明が20世紀末に滅びてしまい、日本は王の一族によって支配されるようになっていた。その後、国民は、暴君の圧政に苦しみ続けてきた。そして300年の時が過ぎた。山陽地方の白虎の村に双子の兄妹が生まれた。兄の方はタタラ、そして妹は更紗(さらさ)と名付けられた。兄のタタラは暴君の圧政から人民を救う“運命の子”と予言され、村人だけではなく、王族に反感を持つみんなの希望を託されていた。ところが、赤の王の軍勢に村を襲われて、タタラは殺されてしまう。妹の更紗は、タタラの死を隠すために自らタタラとなり赤の王への復讐のため、立ち上がった。その時から、つらく長い戦いの旅が始まり…。
*memo*
BASARA
田村 由美
バサラ
預言者ナギ
- 司祭で医者でもある、更紗の先生
更紗
- タタラの双子の妹
- 8月15日誕生日
- 本当の「運命の子供」
まーくん
- 赤の王による宝刀「白虎」の召し上げを命と引き換えにとどめた
角じい
- 元、海の男
タタラ
- 更紗の双子の兄
- 「運命の少年」と呼ばれている
- 8月15日誕生日 長の長子
大いなる禍
- 20世紀の終わりにおこり、すべての文明が歩みをとめてしまった
- 砂漠化した大地は、過去には平和で美しく巨大な文明都市だった
- 高名な預言者のいうとおり、滅びた
「運命の少年」
- 砂漠化した土地を昔のような緑豊かな大地にする少年のこと
元服の儀式
- 男子12歳の誕生日に行う儀式
- 烏帽子をかぶり、村の守護刀「白虎」を使わされる
山陽地方 白虎の村
- 地下水に恵まれ、植物が少し育つ土地
- 野菜と家畜を育て機を織り、国王に税金を納める
- 砂鉄が取れるので鍛冶が盛ん 特に刀のようだ
国王
- 300年続く悪政
- 税金としてほとんどをとられる
赤の王
- 国王の末子
- 「運命の少年」と預言者に言われた
- 都より西と南を治める
- 首都は蘇芳
揚羽
- 砂漠で赤の王の兵団を横切ろうとした更紗を手打ちにしろと命令し、それを庇った角じいが斬られるのにでくわし、片目を切られて赤の王をいさめる
- 「砂漠の青い貴族」と呼ばれる遊牧民
「砂漠の青い民族」
- 扱いにくい民族
亜 相
- 赤の王に仕える
異国の船
- 近海に出没
夜刀(ヤト)
- タタラの馬
錵山 将軍
- 赤の王に仕える
- タタラの首をとった将軍
蜻蛉
- 揚羽のフクロウ
おじいちゃん
- 更紗の祖父
悪路王
- 現王の先祖で伝説の豪傑
- 300年前戦国の世を治め、京に都をおき、中央集権国家を作った人
鬱金王
- 悪路王から15代目の現王
中央集権国家
- 京を中心に四つに州分けされ、それぞれを王の実子が治める
- 京、北、東、比叡山、都より西と南
黒の王
- 現王の長兄
- 北は資源も豊富でいまだに抵抗しているので、黒の王が対峙している
- 首都は紫黒
青の王
- 現王の次兄
- かつての都で水に没した東を治める
- 首都は青藍
白の王
- 現王の三男
- 戦を嫌い、比叡山にこもっている
朱鷺(トキ)
- 朱理の馬
- 古傷があるため、温泉に湯治させる
- 朱理とは赤の王のことである
柚香
- タタラの嫁候補だった少女
落折の里
- 生き残った白虎の村の者達が逃げた場所
飛車
- 落折の村のもの
- 赤の王の錵山将軍が村に押し寄せ、老人と子供以外の全員の村人を連れていかれた
朱雀の村
- 九州 桜島
白虎の刀
- 4本のうちの一つ
- 昔、王朝に逆らってきた遠い先祖がいつか国を救うために集まろうと誓い、それぞれ刀を持って四つの地に散った
- 九州桜島の朱雀の村も一つ
- あとの2本は行方知れず
読みたくなった本
映像化