本の紹介
FLESH & BLOOD 21 * 松岡なつき
ストーリー紹介
1588年7月29日、リザード岬視認ー。敵地を目前に、作戦会議に集うビゼンテとスペイン将校達。そこでプリマス侵攻を進言するアロンソは、開戦を回避したいシドーニア公と激しく対立!!策を弄し、計画を承認させてしまう!!一方、明日の出撃を控え、不安とともにジェフリーへの想いを募らせる海斗。「もう二度と後悔したくない」ある決意を秘めた海斗の、長い夜が更けていくー。
*memo*
1
- フランシス・ドレイクのこと
東郷 海斗 17歳
ジェフリー・ロックフォード 26歳 船長
「白鹿亭」女将 リリー
「蠍の心臓(コル・スコルビィ)」作戦
- コル・スコルビィはアンタレスの意味もある
グローリア号
「俺達はここにいて、ってこと。やっぱ、港に行った方が・・・」
ブラッキー 飼い猫
ナイジェル・グラハム 25歳 航海長
和哉 未来でのカイトの親友
サム リリーの夫
ジョー ナイジェルの料理人
「この前来たとき、カイトに女王陛下から頂いたという香水を聞かせてもらったのよ。さすがは王室のスティル・ルームで作られたものね。・・・
- 女王陛下 エリザベス一世のこと。
「夕食はセロリやリーク入りのチキンスープにしやした。・・・
- リーク リーキのこと
クー ジョーの愛犬
ルーファス 迷信深い水夫
「・・・ということなら媚薬という手があるわ。例えば豆斑猫。・・・
「懐かしいテトレーには思わず涙が出たけど、生まれて初めて飲んだフォートナム&メイソンには天国を垣間見せてもらったわ。・・・
- 1588年イングランドではまだ紅茶は手に入らない。というか存在しない。
- リリーは未来からこの時代にきたので、紅茶の味を知っていて懐かしがっている。
- テトレーは庶民的なリーズナブルなブランド、 フォートナム&メイソンはイギリス王室御用達としても有名な老舗百貨店のトップブランドなのでリリーは飲んだことがなかったのかも・・・。
Tetley Tea Original - 160 Bags / 500g (テトレー ティーバッグ 160袋) 【海外直送品】【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: Tetley
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
JP ナイジェルの祖父だったけ父だったけ? 今は未来の本来の時代に戻っている
「たぶん、メリッサだよ。・・・
- メリッサ レモンバームのこと
2
キット 水夫
ユアン 水夫
・・・聖ジョンの祝日前夜に若者が森にいくという習慣ができたのも、・・・
- 聖ジョン
・・・遠い昔、ギリシアの最高神がトロイアの王子をさらいたくなったときの気持ちは、・・・
何しろ、これから赴くのは欧州最強の軍隊を擁するスペインとの戦争なのだから。
ロバート
「・・・本当に女王陛下からの援助は望めないのか?」ジェフリーは頷いた。「カイトはそうだと言っている。」
- 戦後の財政難のことをいいてるのカナ?
レイブン ウォルシンガムの拷問者
カイトが勧める退避用ボート「カラコル」
- どんなボートかな?
3
カイトの話やロバートの間諜から得た情報を総合すると、スペイン艦隊の規模は海峡を埋め尽くすほどに巨大な物らしい。
- この日は1588年7月何日か?
- 1588年5月9日にリスボン港を出発した無敵艦隊は、悪天候などで苦戦し脱落した船もある。コーンウォールのセント・マイケル山から目視できたのは、1588年7月29日。
- スペイン南部フェロル港を出発するスペイン艦隊 こんな感じだったのかも。
- フェロル港ってここ。
ビゼンテ・デ・サンティリャーナ 26歳 スペイン艦隊
4
5
「甲板「アウグスタ号」を視認しましたーっ!」
- 「アウグスタ号」 166トン 13砲数
- ポルトガル戦隊 指揮官メディナ=シドニア公アロンソ・ペレス・デ・グスマン
- メディナ=シドニア公アロンソ・ペレス・デ・グスマンの肖像
ルイス提督 「サン・マルティン号」
父のヘンリー八世や現女王のエリザベスは、芸妓に造詣が深い。メアリー女王の時代にはフランスに敗北してカレーを失ったが、・・・
- メアリー女王 メアリー一世のこと
だが、あいにく海峡の反対側は確執のあるフランスとネーデルランドだった。
「リザード岬だ」
この「サン・マルティン号」も予定していた集合地点から、・・・
- サン・マルティン号 乗員600名 大砲50門 1000トン台の船
- ぇー、サン・マルティン号に乗船してるの・・・ビゼンテ・・・。「アマルダの海戦」参照
イングラテッラ
・・・1588年7月29日。スペイン艦隊はこれを正式に「イングランド視認の日」と定め、航海日誌に記す。そして、第一発見の名誉を浴したのは、旗艦サン・マルティン号ということになった。
ヤン・グリフュス
レオ
6
アロンソが「ラ・ラタ号」から・・・
ウーゴ・デ・モンガーダ ガレアス戦隊の長
ベルテンドーナ レパント戦隊長
大量の砂糖を煮詰めて作るコンフェッティ・・・
アスコリ大公アントニオ・デ・レイバ
ディエゴ・デ・バルデス 艦隊参謀長
モンカーダ
ペドロ・デ・バルデス
フランシスコ・デ・ボバディーリャ 陸軍
「プルス・ウルトラ(常に前へ)」
ミゲル・デ・オケンド ギブスコア戦隊
ファン・ゴメス ハルク戦隊長
「レパントに続いて、スペイン海軍が華々しい勝利を収める絶好の機会だな」
リカルデ 副司令官
7
(ラ・ロシェルで買った香油が無くなったら、・・・
「Festina lente・・・ゆっくり、急げ」海斗も歴史の時間に習った。確か古代ローマの初代皇帝アウグストゥスの格言で・・・
8
フロビッシャー船長
ローリー
- ウォルター・ローリーのこと
グレンヴィル
エフィガム卿チャールズ・ハワード 総司令官
「コル・スコルビィ作戦」ー火船を艦隊にぶつけ、大混乱を招くための作戦
「万事を排してパルマ公に合流せよ」
- パルマ公とは アレッサンドロ・ファルネーゼのこと
ルーファス・ベレット 水夫長
キット
・・・不服従はビルジ送りにすると、予め忠告してある」
「狼煙が上がったのはリザード岬だ」ナイジェルは静かにジェフリーに向き直り、説明する。「実際にはシリー諸島沖までタラを獲りに行っていた漁師が、敵艦隊からはぐれたと思われる数隻を発見して、リザード岬の狼煙台に届けた」
ルーファス
マック
ウィル 操舵手
9
ラウル
・・・あいつが陛下からお預かりしている宝物を失うのは、私も惜しい。シドーニア公によれば、目録にはかの有名な「火竜の十字架」まで記載されていたそうだ」
- 「火竜の十字架」
「ミゲル・デ・オケンド殿が率いるギブスコア戦隊に、もう一人、私の手の者を忍ばせてあります」ラウルはテーブルに歩み寄り、ブランデーを酒杯に注いだ。そして、それを揚げて振り返る。「彼に働いてもらいましょう。なに、火薬の樽にぽんと火を投げ入れるだけの簡単な仕事ですからね。・・・
- 指揮官ミゲル・デ・オケンド率いるギブスコア隊の中に、サン・サルバドル号(958トン、砲数25)が所属。
- 7月29日戦闘後、スペインのガレオン船サン・サルバドル号(San Salvador)が爆発事故を起こして炎上。
- 続いてアンダルシア船隊司令ペドロ・デ・ヴァルデスの乗艦ヌエストラ・セニヨーラ・デル・ロサリオ号(Nuestra Senora del Rosario)が衝突事故を起こして行動不能。
- 救出はかなわず、メディナ=シドニア公はやむなく両船を遺棄した。
- サン・サルバドル号は主計総監と金庫を載せた会計艦であったため、その放棄はスペイン側の士気を甚だしく低下させた。
- 8月1日にサルバトル号もヌエストラ・セニヨーラ・デル・ロサリオ号も捕獲されている。
読みたくなった本
- 作者: トマスブルフィンチ,Thomas Bulfinch,大久保博
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 作者: トマスブルフィンチ,Thomas Bulfinch,大久保博
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代 * 岩根圀和
図説 スペイン無敵艦隊 エリザベス海軍とアルマダの戦い * アンガス・コンスタム
スペイン無敵艦隊の悲劇 イングランド遠征の果てに * 岩根圀和
アルマダの戦い スペイン無敵艦隊の悲劇 * マイケ・ルルイス